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  • 2017/05/01
  • オートスポーツ

「メルセデスなら当たり前」ではない、ボッタス初優勝の意味

2017技術規定の大変更で、F1の流れが変わった

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メルセデス最強時代に、フェラーリが引導を渡すのか
F1第4戦ロシアGPでは、今季メルセデスへ移籍したバルテリ・ボッタスがキャリア初勝利を挙げた。昨年までの勢力図なら、メルセデスが勝つのは順当。しかし、2017年シーズンの現状を見る限り、ボッタスが貴重なチャンスを自分のものにしたという大きな意味がある。

2017年のF1マシンは、端的に言うと「より速く、見た目もかっこいい」ものになることを狙った新規定の下に誕生した。新時代の開幕戦を制したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。2014年から選手権を連覇しているメルセデス勢が、いきなり敗北を喫する展開は、新たな流れを待ち望むファンの期待どおりだった。
 
2戦目の中国GPでは、メルセデスのルイス・ハミルトンが勝利。フェラーリのベッテルは勝てないまでも2位に入り、第3戦バーレーンでは早くも今季2勝目を記録。ロシアの予選ではポールポジションを獲得し、メルセデスから予選最速の座も奪い取る。
 
序盤からベッテルとハミルトンがチャンピオンを争う構図が浮かび上がり、バーレーンで自身初のポールポジションからスタートしたボッタスには、決勝で「ハミルトンを先行させろ」とのチームオーダーが発令されたのだ。

待望のF1初勝利を手にしたバルテリ・ボッタス

チーム内でチャンピオンを争っていたときには「ふたりのドライバーに平等にレースをさせる」方針を掲げていたメルセデスだが、フェラーリと接戦になってきたことで理想を言っている場合ではなくなった。ボッタスにしてみれば、今後ハミルトンが背後に迫ってきたら、チャンピオン争いを理由に前を譲らされる可能性がある。ロシアのように、スタートを決めて自分がトップに立ち、後ろにフェラーリの2台が続くという展開は千載一遇の好機だった。

終盤ベッテルに背後まで迫られたものの、晴れてF1出走81戦目で初優勝をつかんだボッタス。これで今季4戦を終え、ポイントリーダーはベッテルで86点、2位ハミルトン73点、3位ボッタス63点。メルセデスが、ハミルトンひとりに集中する体制とならないよう、ここでボッタスが勝ったことは大きい。

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