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  • 2017/08/22
  • GENROQ編集部

600ps“ドリフト”サルーン! 新型BMW M5の詳細

魅惑の600ps“ドリフト”サルーン、デビュー!

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New BMW M5
BMWのミドルクラスサルーンの中でも、もっとも過激な存在として知られる「M5」が新型となって正式デビューした。しかもそのパワーは実に600ps! ドリフトまで可能とするというから過去とは一線を画す。

BMWは高性能スポーツサルーン「M5」の新型車を発表した。今回、注目すべきは、4.4ℓ V8ビ・ターボエンジンに独自の全輪駆動システム“M xDrive”を組み合わせたパワートレインにある。その結果、最高速度は305km/h(オプション)、0→100km加速3.4秒を実現。これまで以上に刺激的な走りを披露すると予測させる。

M GmbHによって開発された新しいM xDriveは、高性能Eセグメントの中でも感情的に響く魅力的な全輪駆動システムだとBMWは主張する。これは多板クラッチ付きのセンタートランスファケースを介して作動し、必要に応じてフロントとリヤアクスル間で可変するシステム。あらゆる路面と天候の中で最高のパフォーマンスを発揮するよう、リヤアクスルに設けられたアクティブMディファレンシャルによって、0〜100%の間で自動的に変更される。

もちろんこのM xDriveは、走行モードによりその制御内容は異なる。DSCモード(DSCオン/MDMオフ/DSCオフ)と、M xDriveモード(4WD/4WDスポーツ/2WD)の組み合わせによって、5つの異なる構成が選択可能。 DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)をアクティブにし、4WDを搭載した基本設定では、コーナリングから加速するときにリヤホイールを若干スリップさせることができ、M5に相応しいスポーティなアジリティを体感できるうえ、Mダイナミックモード(MDM/4WD Sport)では、M xDriveを制御しながらもドリフト走行を可能にするという。また、DSCをオフにした3つのM xDriveモードは上級ドライバー向けで、主にサーキットでの使用に適した設定。純粋な後輪駆動(2WD)による走行を含めた、3つの構成から選択することが可能となり、ドライバーが望むドリフトアングルまで実現するという。

新型M5に搭載される、M TwinPowerターボ技術を搭載した4.4ℓ V8ビ・ターボ(ツインターボ)エンジンは M社によって大幅に改善された。中でもターボチャージャーは完全に改められ、より効率的な冷却を実現。燃料噴射も圧力を増加させ出力を向上、とりわけトルクアップを狙い開発された。最高出力の600 psは5600〜6700 rpmで発揮、750 Nmのトルクは1800 rpmから得ることができ、5600 rpmまでフラットに維持する。そのほか、完全制御された可変オイルポンプを搭載し、サーキットなど過激な走行時でも必要に応じてオイルを供給するようになっている。その結果、0〜100 km/hは3.4秒、0〜200 km/h においては11.1秒を実現。最高速度は250km/hに制限されているものの、オプションのMドライバーズパッケージを選択すれば305km/hを可能とする。もちろん燃料消費量も改善され、10.5ℓ/100 kmと600psクラスとしては優秀な数値を残すことにも成功している。

トランスミッションは、もちろん専用セッティングが施されたM5専用の8速M Steptronicを搭載。スポーツ走行をはじめサーキット走行などではモードに応じてM5のキャラクターに見合うべく、ステアリングに設けられたパドルを使用することによって電光石火の如く素早しシフトを可能とする。

サスペンションは、日常での使用からサーキットまで対応するようフレキシブルだ。M独自のチューニングが施された可変ダンパーコントロール(VDC)システムとM Servotronicステアリングのモード(Comfort/Sport/Sport Plus)から選択することが可能で、エンジンの各モード(コンフォート/スポーツ/スポーツプラス)と合わせて好みに応じて設定できる。

刺激的なエクステリアもまた機能美に溢れている。高性能化に伴い、フロントサイドパネルとフロントバンパートリムは、冷却システムとブレーキ冷却ダクトを大型化。彫刻的なラインが印象的なボンネットもM5専用のアルミ製とし、ルーフもCFRP製を採用するなど軽量化策も採られている。エキゾーストシステムに関しても任意によりフラップ開閉することが可能で、好みに応じてスポーツサウンドを満喫できるのもオーナーの心理をくすぐるだろう。

ブレーキシステムは600psに対応するべく、M5専用にフロントには6ピストン式を搭載。オプションでカーボンセラミックディスクの用意もあり、その場合23kgの軽量化と強烈な制動力を実現する。タイヤサイズは、フロント275/40R19、リヤ285/40ZR19が標準。オプションでは、20インチ仕様も用意されている。



SPECIFICATIONS
BMW M5
■ボディサイズ:全長4965×全幅1903×全高1473㎜ ホイールベース:2982㎜ トレッド:F1626 R1595㎜ ■車両重量:1855㎏ ■エンジン:V型8気筒DOHCツインターボ 総排気量:4395cc ボア×ストローク:88.3×89.0㎜ 圧縮比:10.0 最高出力:441kW(600ps)/5600〜6700rpm 最大トルク:750Nm/1800〜5600rpm ■トランスミッション:8速AT ■ブレーキ:F&Rベンチレーテッドディスク ■タイヤサイズ(リム幅):F275/40ZR19(9.5J) R285/40ZR19(10.5J) ■パフォーマンス 最高速度:250km/h(リミッター介入/オプション装着時:305km/h) 0→100km/h加速:3.4秒 0→200km/h加速:11.1秒 ■環境性能(EU) CO2排出量:241g/km 燃料消費量(複合):10.5ℓ/100km

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