2つの数字が表わすアウディの新しい車両表示アウディのモデルの呼び方のルールが変わる

2017/08/24
MotorFan編集部

アウディの新しいモデルの表示は、個々のモデルの最高出力kW（キロワット）に由来する。そのモデルに2桁の数字を組み合わせることで、異なるパフォーマンスレベルを表す。

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アウディは、世界的な自動車の出力表示方法に、標準化された新しい命名法を採用する。 A1からQ7までのモデルシリーズの名称は変わらない。モデルファミリー内では、以前使用されたさまざまなタイプの表示方法に代わって、2桁の数値（30～70）の組み合わせを使用する。新しい表示は、出力を表し、燃焼エンジン車とハイブリッドおよび電気自動車のe-tronモデルの両方に適用する。

新しいモデルの表示は、個々のモデルの最高出力kW（キロワット）に由来する。そのモデルに2桁の数字を組み合わせることで、異なるパフォーマンスレベルを表す。
たとえば、81～96 kW（約110ps〜130ps）の出力を発生するモデルには、「30」の数字が表示される。
「45」は169〜185kW（約230ps〜251ps）の出力を表す。
アウディのモデルレンジのトップは400kW（約544ps）を超えるパフォーマンスクラスとなり、数字の組み合わせは「70」となる。
いずれの場合も、数字はエンジン種類（TFSI、TDI、g-tron、またはe-tron）の前に表示される。
アウディのパフォーマンスレベルを識別する数字の組み合わせは、5ずつ増加し、それぞれのモデルシリーズとエンジン種類の間に表示される。新しい命名法は、85kWのAudi Q2 30 TFSIやAudi Q7 50 TDIの200 kWのように表示される。しかし、ラインアップの特別なモデル、ハイエンドの高性能SモデルとRSモデル、そしてR8に対しては、モデルレンジのトップポジションとして、従来のネーミングが踏襲される。
この表示は、2017年秋の新型アウディA8世代から始まる。再設計された2種類の6気筒エンジンの第1弾は、210kWの3.0 TDI を搭載するアウディA8 50 TDIと3.0 TFSI 250 kW を発生するアウディA8 55 TFSIとなる。