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奇才ゴードン・マーレイによって、三代目TVRグリフィスが誕生! 【初披露】TVRが復活する!ゴードン・マーレイによって、三代目TVRグリフィスが誕生!

  • 2017/09/14
  • MotorFan編集部
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TVR グリフィス

話題となっては消え、そして復活を繰り返してきた、ブリテッシュ・スポーツカーブランド“TVR”が、あのゴードン・マーレイによって復活する。「これはただのコンセプトカーやプロトタイプではない!」とまで言い切る、その実情に迫る。

まだコンセプト段階ではあるものの、プロトタイプの完成度は極めて現実的だ。その詳細をレポートする。

PHOTO&REPORT◎藤原よしお(Yoshio FUJIWARA)

トレバー・ウィルキンソンが1947年に設立したイギリスのスポーツカー・メーカー、TVR。設立当時は、イギリスに雨後の筍のごとく乱立していたバックヤードビルダーの中の1社にすぎなかったが、1981年にピーター・ウィラーが買収してから、タスカン、キミーラなどの意欲作を次々と発表。1990年代には日本でもメジャーなスポーツカー・メーカーへと躍進した。しかしその後経営が悪化し、2004年にロシア人富豪のニコラス・スモレンスキーが経営権を握るものの、事実上活動休止状態が続いていた。

そんなTVRに復活の兆しが見え始めたのは2013年のこと。イギリスの実業家でエンスージアストでもあるレス・エドガーが買収し、2015年に新型TVRの発表を2017年に予定していること。そしてゴードン・マーレイにそのデザインを依頼したことを発表したのである。

そしてグッドウッド・リバイバル・ミーティングが行われた2017年9月8日、会場内の展示施設アールズコート・モーターショー(かつてイギリスで開催されていたモーターショーを建物ごと再現した場所だ)でエドガーは約束通り、新型TVRのワールドプレミアを果たした。

「私がTVRを手に入れたとき、本拠地のブラックプールには何もなかった。そこで従業員たちに新しいスポーツカーを造れるか? と聞くと、彼らからはもちろん、なんの問題もないという答えが帰ってきた。それから我々のチャレンジが始まったんだ」

壇上でスピーチしたエドガーは、そういってこれまでの経緯を説明し1960年代と80年代に登場した名車“グリフィス”の名を引き継ぐ、3代目新型グリフィスを集まった報道陣の前で披露した。

「ゴードンにデザインを依頼したとき、彼から“カーボンファイバーのシャシー、そしてグラウンドエフェクトをもった全く新しいスポーツカーであるべきだ”という提案を受け、私はすぐにゴーサインを出した」

エドガーがいう通り、新型グリフィスの基本コンセプトを生み出したのはブラバム、マクラーレンなどで活躍した稀代のデザイナー、ゴードン・マーレイ。しかしどこかクラシカルなイメージのあるロングノーズ&ショートデッキのボディデザインを含む開発プロジェクト自体は、彼の主宰するゴードン・マーレイ・デザインと、TVR開発陣の協力によって進められたという。

そんな新型TVRグリフィス最大の特徴は、20000Nm/degの捻り剛性と、車重1250kg以下を実現した軽量高剛性のシャシーにある。これはスチール製のフレームワークにカーボンパネルを組みわせたゴードン・マーレイ・デザイン独自開発のiStream(アイストリーム)と呼ばれるもので、2015年の東京モーターショーで発表されたヤマハのスポーツライドコンセプトにも使われたものを、よりブラッシュアップさせたアイデアである。

前後重量配分50:50を実現するためにフロントミッドに搭載されるのは、コスワースによって新開発された、400bhpを発揮するドライサンプ式の5ℓV8DOHC自然吸気エンジンで後輪を駆動。ギアボックスにはトレメック製の6速マニュアルを採用し、そのパフォーマンスは最高速度322km/h、0~96km/h加速4秒以下とアナウンスされている。

またアンダーフロア全体で十分以上のダウンフォースを得られるようにデザインがされているのも特徴で、リヤにはF1のようなディフューザーも装備。そのおかげで高速でもワインディングでも軽快で安定したハンドリングを実現している。さらにABS、EPSも標準装備するほか、新しいインフォテイメント・システムやエアバッグなどの安全装備が充実しているのも、新型グリフィスの特徴である。

「これはただのコンセプトカーやプロトタイプではない。我々は実際にこのままの姿でグリフィスを発売する!」

 そうエドガーが強調するように、TVRとしてはまず2018年に限定500台のファーストエディションを9万ポンド以下で発売。その後、今回発表した2シータークーペの他に、2シーターロードスターの発売も予定しているという。

 しかしながら、これ以上の詳細なスペックや、実際の走行シーンなども公開されてことから、まだ開発段階にあるのだと思われる。果たしてこの新型グリフィスが英国製スポーツカーの新たな一手となるか否かについては、今後の情報を待つ必要がありそうだ。

コスワース製5ℓV8DOHC自然吸気エンジンを搭載し、400bhpを発揮、6速ギアボックスを介して後輪を駆動する。
ダウンフォースを得られるようにアンダーフロア全体で担うというゴードン・マーレイらしいデザインが特徴。巨大なディフューザーも装備する。
初代グリフィス。今見ると超小型のスポーツカーであったことがわかる。
ピーター・ウィラー時代のTVRを中心に過去のモデルも展示されていた。

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