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  • 2017/09/21
  • MotorFan編集部

【初公開!】ランボルギーニ・スーパートロフェオEVO 発表。

エアロダイナミクスが大幅進化!

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Lamborghini Huracán Super Trofeo EVO
ランボルギーニのワンメイクレース”スーパートロフォオ”にニューマシンが登場した。エアロダイナミクスを大幅に向上させるなど、その進化は著しい。2018年シーズンは、さらに熱いバトルが繰り広げられそうだ。

REPORT◎入江大輔(Daisuke IRIE)

全世界で150台が販売され、大成功作となった前モデルから、大幅にエアロダイナミクスを進化させた。フロントセクションではボンネット中心部にベンチレーション用エアスクープを新設。

9月20日、2018年シーズンに向けたランボルギーニ・スーパートロフェオ・シリーズ用ワンメイクマシンとして「ウラカン・スーパートロフェオEVO」が、イタリア・サンタアガタのランボルギーニ本社において公開された。また、同時に2018年のスーパートロフェオのタイトルスポンサーとして、スイスの時計ブランド「ROGER DUBUIS(ロジェ・デュブイ)」がついたことも発表されている。
 
発表会に登壇したアウトモビリ・ランボルギーニのステファノ・ドメニカリCEOは、「我々のモータースポーツ活動にとって、非常にエキサイティングな瞬間だ。そして、新たなパートナーとなるロジェ・デュブイをみなさんに紹介できることを大変嬉しく思う。このマシンを開発したランボルギーニ・スクアドラコルセは、モータースポーツの世界で今後もトレンドセッターになっていくだろう。そして、我々と強い共感で結ばれているロジェ・デュブイと、新たな協力関係を結べたことを心から誇りに思っている。我々はここにしかない商品を、さらに進化させるという価値観を共有している」と語り、スーパートロフェオEVOをアンベールした。

現行モデルのウラカンLP620-2 スーパートロフェオは、2009年のランボルギーニ・スーパートロフェオ開始当初から使用されていたガヤルドLP570-4に代わる形で、2015年シーズンから投入。3シーズンにわたり、ヨーロッパ、北米、アジア、そして今年から加わったミドルイーストの各地域で使用され、総デリバリー数は実に150台以上という大成功を収めている。今回発表された新型「ウラカン・スーパートロフェオEVO」は2018年シーズンから投入され、3シーズンにわたって使用される。ランボルギーニのモータースポーツ部門代表を務めるジョルジョ・サンナは、「EVO」最大の特徴をエアロダイナミクスの進化にあると断言する。

「外観を見てもらえば、その違いは一目瞭然だ。エンジン、ギヤボックス、サスペンションといったコンポーネンツは前のモデルからキャリーオーバーされたが、エアロダイナミクスは完全に一新された。空力の開発に関しては、これまで通りダラーラと協力している。フロントセクションに関しては、新たにエアインテークをボンネットに置いた。これは特に平均気温の高いアジア地域を考慮して、ベンチレーションの性能を上げる効果がある。今回のEVOはドライバーの快適性を重視したいという、開発理念があったんだ」

フロント以上に大きな変化を受けたリヤセクション。リヤフェンダーにもフィンが新設され、リヤウイングの形状もより立体的となった。

フロント以上にドラスティックに変化したのは、サイドからリヤにかけてだろう。リヤフェンダー上のジェネレーター形状のフィン、サイドリップのバージボード、エンジンフードに追加されたリヤのエアインテークからはF1やLMPマシンでお馴染みのシャークフィンも伸びている。そして、リヤウイングもより3次元的な形状が与えられた。

「リヤのエアスクープの追加でフレッシュエアの吸入量が増加した。パワーはこれまでの620psから変わらないが、トルクは3%ほど増加している。同じ条件で前のモデルと比較すると、モンツァ・サーキットでのベストタップが1分47秒8から1分46秒3と、約1.5秒も速くなった。だが、それはこのマシンの一番重要な点ではない。より洗練されたエアロダイナミクスを得たことで、8%ドラッグが低下し、8%もダウンフォースが増加したんだ。これで前後のバランスが最適化された結果、抜群の安定感を得た。つまり、多くのドライバーが、より安心してドライブできるマシンになったと言えるだろうね」

価格はヨーロッパとアジアが23万5000ユーロ(約3140万円)、北米は29万5000ドル(約3300万円)。気になる投入時期は2018年シーズン開幕戦から。しかし、先に開幕するミドルイーストシリーズではなく、春に開幕するヨーロッパ、北米、アジアの3地域から登場予定だ。また、現行モデルをアップデートするエアロダイナミクス・ボディキットもリリースされる。

「どれくらいデリバリーされるか気になっていると思う。台数は君たちが予想しているよりも多いとだけ言っておこう(笑)。各地域で開催される開幕戦で、エキサイティングな光景になることを約束するよ」と、サンナは笑顔で語った。

EVOの公開とともに、発表された時計ブランド「ロジェ・デュブイ」とのコラボレーション。限定モデル「EXCALIBUR アヴェンタドールS」が発売される他、2018年シーズンのスーパートロフェオは「ロジェ・デュブイ」の冠がつくことになる。
発表会後にランボルギーニの本社ファクトリーで行われたディナーパーティーにおいて、ロジェ・デュブイのポントルエCEOから、ドメニカリCEOに「EXCALIBUR アヴェンタドールS」のシリアルナンバー1がプレゼントされた。

また、今回の発表会ではロジェ・デュブイとランボルギーニのコラボレーションとなる時計「EXCALIBUR アヴェンタドールS」も公開された。アヴェンタドールSの象徴的なデザインを取り入れ、ケースとベゼルにはカーボンファイバーを使用。完全なハンドメイドで製作され、88本限定となるイエローバージョンは1万8000スイスフラン(約2000万円)、ベルト部分にアルカンターラを使用した、8本限定のオレンジバージョンは2万スイスフラン(約2300万円)で販売予定となる。そして、ロジェ・デュブイのジャン=マルク・ポントルエCEOから、シリアルナンバー1の「EXCALIBUR アヴェンタドールS」が、ドメニカリCEOにプレゼントされている。

エンジンフードに新設されたエアスクープにより、フレッシュエア吸入量が増加。エンジン自体に変更はないものの、トルクが3%も向上している。
シンプルな造形だった前モデルと比較すると、バージボードやバーティカルフィンが増えたことで、よりアグレシッブな外観となった。ダウンフォースの増加でコーナーリングスピードが向上しただけでなく、ストレートの安定感も得たという。



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