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  • 2017/11/21
  • MotorFan編集部

小気味良い加速の小さな巨人 スズキ「GSX-S125 ABS」試乗レポ

10月11日発売 スズキ・125ccミッション

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ホンダ・グロムとカワサキZ125が人気を二分する4スト125ccミッションカテゴリーに、スズキのニューモデルが加わった。10月11日に発売されたばかりの「GSX-S125 ABS」。その実力が今明らかになる。(REPORT:近田 茂 PHOTO:山田俊輔)

軽量ボディと小気味良い加速の125ccカテゴリー

今、ピンクナンバーが熱い。ゼロハン(50ccクラス)と軽二輪(126cc~250ccクラス)の中間に位置する、いわゆる原付二種と呼ばれるこのクラス。正確に言うと50㏄オーバーから90㏄までの黄色ナンバーとそれ以上125 ㏄までのピンクナンバーがある。

市街地を走るならまるで不足の無いそのパフォーマンスを、ステディなユーザーが高く評価。その気軽な乗り味にバイクの楽しさを再発見する人も。そして何よりエントリーユーザーに優しいクラスとしても大注目されているからだ。

小排気量ながらエンジンは水冷DOHC

124ccの排気量ながらDOHC4バルブヘッドを採用した水冷エンジンを搭載。軽量ピストン、低張力薄型ピストンリング、6速トランスミッションなど様々な技術によって15psの高出力化と高耐久性を両立している。

今回試乗したスズキGSX-S125もそのひとつ。同社のGSX-S1000 を頂点とするシリーズの末弟に当たる。レーシーなR からフルカウルを剥ぎ取ったネイキッドのストリートバージョン。プレスリリースから引用すると「スポーツ志向のライダーがアップライトなポジションでスポーツライディングを楽しむ。」と明記されている。

ついでに解説するとGSX という呼称は4 バルブエンジンの採用を意味している。平成28年国内排出ガス規制をクリアした水冷DOHC4 バルブ単気筒エンジンを搭載。ボア・ストロークは62×41.2mmという、いわゆる高回転型のショートストロークタイプの124 ㏄。φ24mmの吸気バルブとφ21mmの排気バルブを頭上のカムが直接プッシュする直打方式だ。

燃料噴射装置を採用した吸気系には六つの情報(スロットルポジション、吸気圧、吸気温、水温、O2、クランクポジション)を検知しながら最適なコンピューター制御によって4 孔式噴射ノズルからポート噴射される。φ32mmの大径スロットルボディ(スズキ独自のアイドルスピードコントロール内蔵)や4.3Lもの大容量エアクリーナーボックス、そして排気系にはデュアルテールエンドマフラーをマッチして高性能と優れた燃費性能が両立された。

足周りは本格的な前後17インチ

さっそく跨がると思わず頬が緩む。本格的バイクとしてのシッカリとした厚みや重さ、そして剛性感があるものの感触はとても軽快。アグレッシブなライトやタンクデザインながらライディングポジションがスマート。その優しいフィット感はとても親しみやすい。

6 速ミッションを駆ってスタートすると小気味よく軽快に加速する。街中の交通にも上手くシンクロできる程良いパフォーマンスは絶妙。エンジンはスムーズで伸びの良い出力特性を発揮。中低速域では柔軟なトルクを、そしてアクセルをワイドオープンすると高速域までストレスの無い噴き上がりを誇り気持ちが良い。

6000rpm以上の領域を使うと走りは俄然元気良くなる。8000回転でシフトアップを促すパイロットランプが点灯。ギヤの繋がりも適切で快活なスポーツライディングが楽しめる。レッドゾーンは1 万1500回転から、素直に回るがそこまで引っ張る必要はない。

ペタルタイプの前後シングルディスクブレーキはボッシュ製のABS10 ユニットが採用されライディングミスを助けてくれる安心感は大きい。体重約50㎏の記者にとっては、サスペンションがやや固めに感じられたが素直な操縦性と共にシッカリ感のある乗り味は好印象だった。ハンドル切れ角も不足はなく、小回りU ターンの扱いも楽。足代わりからツーリングまで、キビキビと走れたのが印象的。

そこにはビギナーにもぜひ体験して欲しい楽しい乗り味があった。

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