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  • 2017/12/07
  • MotorFan編集部

LAオートショー2017リポート 欧州車編

電動化だけではない魅惑の新型車

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LAオートショーが開催され、様々な新型車が登場した。ワールドプレミアの中から今回は欧州メーカーを中心にリポートする。欧州全体に立ちこめる電動化の流れが感じられる、そんな傾向もあるが、やはり速さを求める魅力的なモデルも多かった。

BMW i8ロードスター

2014年に登場したプラグインハイブリッドスポーツカー、i8のオープントップ版であるi8ロードスターが登場した。ドアなどにアルミやCFRPを多用し、電動化社会に向けて提案されたライフドライブという基本設計はそのままに、オープンエアが楽しめる内容となっている。軽量素材が採用されたロードスターのルーフは15秒で開閉可能。50km/h以下なら走行中でも操作できる。なお、今回のロードスター登場に伴い、クーペ版も改良が施され、バッテリー容量が7.1kWhから11.6kWh(ネット9.4kWh)に拡大され、モーター最高出力が131psから143psに向上した。エンジンの最高出力は231psで変わらないがシステム最高出力で374psを誇る。0-100km/h加速は4.6秒(クーペ=4.4秒)と俊足だ。それでいて燃費は2.1リッター/100km(クーペ=1.9リッター)、EV走行距離は53km(クーペ=55km)というから、スポーツカーの性能とコンパクトカー以上の燃費という謳い文句に偽りはないだろう。


ポルシェのエントリーモデルの718に追加されたGTSが公開された。ボクスター/ケイマンラインアップで、もっともスポーティなグレードとなる。2.5リッター水平対向4気筒ターボに7速DCTのPDKか6速MTが組み合わされるのは、ボクスターSあるいはケイマンSと同じ構成だ。しかしインテークダクトの容積を拡大し、911ターボにも搭載される可変ジオメトリータービン(VTG)の最適化することによって、最高出力は同排気量のボクスターS/ケイマンSと較べて15ps増の365ps、最大トルクは430Nm(6速MT=420Nm)となった。外観は大幅な変更はないが、ホイールやヘッドライト、リアライトが精悍なブラック仕上げとなっており、ひと目でGTSとわかる。シャシーはオプションでPASMスポーツシャシーが用意され、GTS標準よりも車高が10mm下がる。0-100km/h加速は4.1秒(PDK)で最高速度は290km/hに達する。ニュルブルクリンク北コースのタイムは7分40秒で、ケイマンSのタイムを2秒縮めてみせた。

ランドローバー・レンジローバーP400e

レンジローバーとレンジローバースポーツがフェイスリフトした。なかでもフラッグシップのレンジローバーSVオートバイオグラフィは、搭載される5リッターV8スーパーチャージャー付エンジンの最高出力が55ps向上し565psに、最大トルクが75Nm高まり700Nmとなり、最高級SUVとして盤石の性能を得た。さらに後席は日本のタクシーのように電動リアドアが採用され、ホットストーンマッサージ機能付きという。今回のフェイスリフトではシャシーに改良が施されただけではなく、電動化技術が盛り込まれたことが話題だ。P400eと名付けられたレンジローバーハイブリッドは、最高出力300psを発生する2リッター直4エンジンに、最高出力116psのモーターを組み合わせる。システム最高出力は404ps、最大トルクは640Nmに達し、トルクで言えばSVオートバイオグラフィに匹敵する数値だ。もちろんEV走行も可能で13.1kWhのバッテリーで51km走行できる。さらにナビと連動して目的地まで最高効率のマネージメントをしてくれるプレディクティブ・エナジー・オプティマイゼーションという機能も備わる。北米では来春導入予定という。


ジャガーXE SVプロジェクト8

LAショーで展示されたのは最速サルーンを謳うXE SVプロジェクト8。サイドに大きく書かれた数字は、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースのタイムの7分21秒23を意味し、そのタイムは量産4ドアセダンで最速を誇るという。エントリーセダンのXEをベースにワイド化された迫力のボディを製作したのは多くのジャガーランドローバー車を手がける特別車両製作部門のSVO(スペシャル・ビークル・オペレーションズ)だ。最高出力600ps、最大トルク700Nmを発生する5リッターV8スーパーチャージドに、ZF製の8速ATが組み合わされ、駆動方式はAWDとなる。0-100km/h加速3.3秒、最高速320km/hというパフォーマンスは装着タイヤのミシュラン・パイロットスポーツカップ2が支える。メルセデスAMG GT Rにも採用されるハイパフォーマンスタイヤだ。サイズはフロント265/35R20、リヤ305/30R20だ。オプションで2シーターパッケージも選べるという過激な仕様も用意される。限定300台で18年初から生産が開始される。価格は18万7500ドル(約2100万円)。


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