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  • 2017/12/21
  • G-WORKS編集部

旧車の神器〜キャブレター②シングルキャブ編〜

どんな使い方も順応出来る仕掛けがいっぱい

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このキャブレターはL型6気筒L20等に装着されていた日立製:DAF342-7型。フロート室がガラスになっていてガソリンがどれだけ溜まっているかを目視出来る(点検)構造だった
神器シリーズキャブレター編①で最初に紹介したのは、ノーマルキャブと比較して高パワーを発揮しやすいとされたSUキャブレター。今回はその比較対象でもあるシングルキャブレターを紹介する。ホント、キャブレターって良く出来ているんだ、だって電気を一切使っていないんだよ!

こちらのキャブレターはスロットルが2つ付いているが、実際に操作するのは一つだけでもう一つはエンジンの負圧によって開け閉めされる構造。これだけでもかなり考えられたもの。もちろんシングルキャブと言うくらいだから、吸気口は筐体の丸い大きな部分ひとつしかない

ちょっと前のクルマのエンジンと言えば、燃料気化器はキャブレターが主体で一般的なクルマ、すなわち多くクルマのエンジンに搭載されていたのがこのシングルキャブレター。シングルとは吸気口と主となる燃料噴射口が一つのことを言うから「シングル」と通名が付いているが、この気化器一つで全ての気筒の混合気を作るわけだから、さすがに高回転でパワーを出すのは難しくそのためSUやソレックスのように多連キャブレターがパワーを出すのに有利な構造となっていたのだ。

ではシングルキャブレターがダメかというとそうではなく、一般的な使い方なら間違いなくこちらの方が上。だってお母さんからお爺さん、初心者ドライバーだって運転出来なきゃまずいでしょ!だからどんな踏み方をしたって、許容範囲が広いから対応出来てしまい、比較的始動も楽なように作られていた。(この型のチョークは自分で動かすタイプ)さすがに今のクルマのようにフリー的なものでは無くて、多少クセのある特性だったり燃費特性がインジェクションに比べて多少劣っていたりするのがキャブレターだけど、一般的に使うのは全く問題ない。そのために様々な機構が付いている。キャブレターのアルミボディの中には細い通路が通っていたり、各部を動かすロッドで運転が楽になるような装置が付き結ばれている。このスペースで説明するのは不可能だから割愛するけど、それだけ機械的に動かし、様々な原理やベルヌーイの法則などを利用してきちんと動くように設計されている。これが神器と言わずに何というのだろうか!

そのあたりの詳しいアナログなことは、毎月発売されているG-ワークスに連載されていますので、もっと知りたい人はそちらも合わせて読んでみて下さい♪

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