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  • 2018/01/03
  • MotorFan編集部

「ガチ攻め」できる高剛性フレームを新採用!キムコ・レーシングS125【スクーター試乗レポ】

ダイナミックな走りに応えるハイドロフォーミングボディ!

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PHOTO:渡辺昌彦/てつかたかし MAIN REPORT:後藤 武
母国台湾ではもちろん、欧州でも広く販売網を展開しているキムコ。同社の人気シリーズ「レーシング」が、「レーシングS」としてモデルチェンジ。外観のデザインだけでなく、「ハイドロフォーミング」と呼ばれる技術を用いてメインフレームまで新設計し、走りのポテンシャルは極限まで高められた。

キムコ レーシングS125

29万9160円

■■実力分析結果■■
・加速力……………………………8Point
・最高速……………………………7Point
・実用性……………………………7Point
・コストパフォーマンス……8Point

打倒シグナスXを掲げたハイエンドな装備と創意工夫

台湾メーカーのキムコがシグナスXを強力に意識して開発したのがレーシングS125だ。数千トンもの超高圧をかけてパイプを膨張・成型する〝ハイドロフォーミング製法〞による高剛性フレームに、フリクションロスを徹底的に排除した〝空冷バトルアックスエンジン〞を搭載。

フロアも単なるステップスルーではなく、アーバン、ツーリング、レーシングと三つのポジションを使い分ける工夫など、色々なアイデアが盛り込まれた意欲作だ。

さすがに車体はがっしりしていて、エンジンも全域でトルクがあり速さと扱いやすさを両立している。低速域ではスロットルを開けた際の力強さが体感ではわかりづらかったのだが、GPSロガーを用いた走行テストでは、かなりの加速力を有していることが判明。ダッシュ力に定評のあるシグナスX同等以上の結果には驚かされた。

フロントの接地感が豊富でハンドリングもスポーティかつ安定感があるものの、コーナーで倒しこんでいくと速度が乗り切らない場合にステアリングが若干切れ込む傾向があった。ダンパーの伸び側減衰を低くして路面追従性を高めたサスペンションやサーキット走行にも対応させたソフトコンパウンドのタイヤも影響しているのかもしれない。

だが、ペースを上げた時に神経質さが求められるのもスポーツマシンの宿命である。粗削りと思える部分もチャームポイントに変えてしまう独自性がこのスクーターには詰まっている。(後藤 武)

後藤 武>>>
オートバイ誌クラブマン元編集長。 顔に似合わず繊細な感覚の持ち主で、各車の違いを読み取る。

肉抜きされたミラーや細かなハニカム模様のインナーパネルが個性的な作り。ハンドル幅は約640㎜。
バーグラフ回転計や電圧計なども備えるデジタルメーター。速度によって上下のラインの色が変わる。

前φ240㎜、後φ200㎜の大径ウェーブディスクと2ポットキャリパーで抜群のストッピングパワーを発揮する。
グラブバー同様にセパレートされたテールランプには12灯のLEDを内蔵。別体式ウインカーもLEDとしている。

油圧式サスペンションは5段階のプリロード調整ができ、タンデムや走行シーンに応じてセッティング可能。
キーシリンダーの右側にUSBポートを配置。出先でもスマホなどの電子デバイスを充電できるのはありがたい。

佐川健太郎‘S IMPRESSION

独特なコーナーリング特性だ
「走りを予感させるアグレッシブな顔つきとハイドロフォーミング製法の見るからに高剛性なフレームが迫力。メリハリの効いたエンジンで元気よく走る。ハンドリングはクイックで、通常のバイクのような感覚でコーナーに飛び込める独特の乗り味がユニーク」

佐川健太郎>>>
バイクジャーナリスト、「ライディングアカデミー東京」校長、日本交通心 理学会員などいくつもの顔を持つ。愛称はケニー佐川。

Specifications
■全長×全幅×全高 1830×750×1100㎜ ■シート高 790㎜ ■車両重量 131㎏(装) ■総排気量 124.8㏄ ■エンジン種類 空冷4ストSOHC4バルブ ■最高出力 11ps(7.9kW)/7500rpm
■最大トルク 1.04㎏m(10.4N・m)/7500rpm ■燃費 No Data ■燃料タンク容量 5.5ℓ ■ブレーキ (前後)ディスク ■タイヤサイズ (前)110/70-12(後)120/70-12 SPEC


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