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  • 2018/01/24
  • G-WORKS編集部

箱スカGT-Rだけじゃない!!箱スカの秀逸なシート

アナログ設計で機械的に動かす技

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GT-Rは憧れの憧れ、GTでも当時の人は憧れの眼差しで見ていた、スカイライン2000GT(こちらはGT-X。KGC10)。プリンスの流れを汲むこの箱スカは、GT-R同様、いろんな工夫がされていた
今のクルマは殆どが電子制御。それが悪いというわけじゃないけど、昔はそういった技術が使えず、機械式に作るしか無かった。旧車はそれが楽しく味だったりもするけど前回、そのアナログ的な箱スカGT-Rのシートレールの凄さをお届けしました。今回、シートレール繋がりで違った素晴らしいシートを紹介します♪

ブラックレザーのシブいシートが箱スカの特徴。GT-Xのシートは中央がGTのシボ模様ではなく、ファブリックの触り心地の良い素材。このシート、後部座席に乗り込みやすくするために工夫されているんです!

G-ワークスでは、メーカーから出される情報や公報写真等は極力使わないようにしています。他の発信者に任せているというのもあるけど、みんなの見たい部分、期待している部分は、その他にもいっぱいあると思っているからであります。今回もG-ワークス&旧車のすべてで紹介したものですが、マニアックなネタを一つ披露しましょう♪

2ドア車で後部座席が付いている場合、後部座席に乗り込むためにはRX-8のような特殊な場合を除き必然的にシートを前方に移動し、リクライニングをして乗り込まなくてはならない。現在ではシート下部のシートレバーやフットレバーを操作することで、バネの力によりシートは前方に移動しつつ、リクライニングも倒れるというワンタッチで出来るようになっているけど、意外とこの機構、グッとこない。何故、グッとこないか?それは今回紹介する箱スカハードトップ(2ドア)車のシートの秀逸さを知っているからかもしれない…

シートの左右ヒンジ部分をよく見ると、座面とシートバックの間にあるヒンジの距離が違うのが分かる。内側のヒンジに比べ外側を大きく回転させることにより、シートバックが内側に斜めに倒れ込ませる工夫がされ、ピラーとの距離が大きく取れ、乗り降りがし易いように工夫されているのだ!!スゴいぞ、当時の開発者!!

箱スカGT-Rのシートレールもスゴいと思ったけど、ノーマルのGT系のシートレールは何と、シートの背もたれが斜めに動くんですよ♪

分かりにくいのでもう少し説明すると、リクライニングするヒンジ部分が凝った作りになっていて、前側に倒すと外側のヒンジが、大きく円を書くように回る。フロアトンネル側の内側は普通のヒンジタイプだから、結果的にフロアトンネル内側に向かって斜めにシートバックが倒れていく。コレがどういうことかというと、後部座席に乗車する隙間が少しでも増えると言うこと。結果、乗り降りしやすくなる。2ドア車は物理的に隙間が狭くなるのは仕方ないことだけど、少しでもスペースを大きく取るため知恵を絞って作った開発陣には拍手を送りたい!!箱スカGT-R同様、乗車定員全ての人に配慮したこの作りは、やはり昔の人の情熱を感じてしまうものです。

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