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SUBARU XVとインプレッサSPORTを雪上で比較試乗。超初級ドライバーさんにも乗りやすい安心安全そして愉しいクルマ、さてどっち? 【SUBARU XVとインプレッサSPORT雪上2台同時試乗の旅】超初心者さんでも、コレなら安心安全なドライブが愉しめる!

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そんな状況でも、XVの安心感

あちゃ、強く踏みすぎたかな、とステアリングを握る手に無意識に力を入れてしまったが、クルマがブレることはなく、すんなりとすれ違うことができました。
“驚いて” とか “慌てて” ブレーキを踏む、ということはもちろん無いほうがいいけれど、いざというときに安心できるクルマであることって、重要。
もちろん、雪道では危険をより回避するためにタイヤの信頼性も重要。
コレ、XVとBLIZZAKであれば、両方手に入れることができます。

そこからは力むことなく、むしろ愉しんで運転、無事に30分遅刻で乗り換え地点の昼食会場・とわだこ賑山亭へ到着(全然無事にじゃない?)。
遅れてごめんなさい……。ご飯、食べる時間ありますか?

昼食は海鮮の網焼きに、せんべい汁、締めにはみそたんぽ! と青森名物大集合。
かなりの食いしん坊ですから、遅刻してもお昼ご飯の時間は死守。しっかり完食。

お次はインプレッサSPORT!

昼食後は試乗車の乗り換え。お次はインプレッサSPORT(2.0i-S EyeSight/クォーツブルー・パール)です。
昼食を食べたばかりで眠いので、まずは編集長に運転を譲ります。ゴール(安比)の前に撮影ポイントの小坂鉄道レールパークへ立ち寄るので、そこで乗り換えをすることに。

どっかりと助手席へ身を沈め、昼食の満足感を反芻をします。寝たいけど、さすがに上司の前で堂々と大口をあけて寝るわけにいかないので、考え事をしているフリをして、こっそり昼寝……をしながら気がついた。

XVに比べて、乗り心地が硬い。振動がダイレクトに身体に伝わってくる。あ~、この乗り心地、かなり好きだなぁ。私は基本的にスポーツカー好きなので、しっかりした車両の硬い乗り心地は大好きなのです。俄然、運転するのが愉しみになってきました。

さて、撮影が済んだら、運転交代!

乗り換えポイントに到着。ここは日本三大鉱山のひとつ小坂鉱山(あとふたつは栃木・足尾と愛媛・別子だ)で、最盛期には一番栄えていた鉱山だという。不勉強で大変申し訳ないのですが、行くまでまったく知らなかった……。

素晴らしい建物の鉱山事務所や鉄道の駅、線路(すでに廃線となっているが)、娯楽施設の芝居小屋・康楽館(ちなみに現役)など、繁栄の歴史を色濃く残す観光名所が残っている小坂の街。せっかくの機会、運転だけでなくすべて愉しませていただきます。
そちらを見学させていただきながら、クルマの撮影。なんだか、時間が逆戻りしたみたいな不思議な感覚になりつつ、さて、そろそろ安比に向かいますか。

軽い! 小さい! 運転、しづらい?!

シート合わせはXV同様、すぐにOK。でもひとつここで私は失敗をしてしまいました。
別に焦っていたわけでもなんでもないのですが、ステアリングの調整をするのをすっかり忘れて出発してしまっていたのです。
そんなわけで走り出しの感想は、ちょっと運転しづらい……当たり前ですよね……。
走り出してすぐに気づきましたが、赤信号でチャッチャとする自信は、ない、と急遽コンビニにピットイン。無事にきちんと合わせ、仕切り直しです。

XVから乗り換えると、アイポイントの低さに驚きます。そしてなにより驚いたのはそのコンパクトさ。サイズは4460×1775×1480mm(全長×全幅×全高)で、XV(4465×1800×1550mm)と比べるともちろん小さめですが、びっくりするほどの違いでもありません。

ですが、驚きました。その小ささに。
諸元をアタマに入れないで運転したため、アホみたいに驚いて「XVと、かなり全幅違いましたっけ?」と聞いてしまったほど。サイズを言われて、さらに驚いた。2.5cmしか変わらないけど……。車重は1410Kg(パワーシート装着車なので通常より+10Kg)で、XV(1420Kg)よりマイナス10Kg。こちらもいうほど大差ではありません。

ですが、驚くほどコンパクトかつ、運転していて軽い!

名前に違わぬ運転感覚

編集長が私が運転しているところ、撮ってくれていなかった……
エンジンはどちらも2.0ℓ(FB20)、大きく違うのはボディ形状と、乗り味の味付け。タイヤは同じくBLIZZAK VRX2(サイズは225/40R18)。
インプレッサ「SPORT」と名に冠するだけあり、乗り心地はスポーティ。助手席に乗っているときにすでに感じたことですが、ステアリングを握るとさらにそれが色濃く出ていることがわかります。

ドライバーの挙動すべてを路面に伝えようとする、自分とステアリングとタイヤがピタっと一致している感覚。その表現が正しいのかどうかはわかりませんが、とにかく動きが繊細でキビキビしている。悪く言ったら、ピーキーさを感じるほど。
これは、かなり面白い! 車体の小ささや車重の軽さも相まって、私が乗ると運転下手がバレバレでしたが……。実際に編集長は「こっちの方が運転が面白い!」と言っていました。

走り出しはXVを運転したときより緊張したものの、もちろん運転中のストレスはほぼゼロ。
途中から高速道路に乗ったのですが、高速直進性能も良し。運転がうまかったら、きっとすごく愉しいんだろうな、こんなに意のままに操れてパワーのあるクルマなんだから、と思いながら安比までの道中を愉しみました。

では、どっちが初心者向け?

さんざん感想を書き連ねましたが、結論。
初心者さん、特に女性初心者にはXVをオススメします。「運転がすごくうまくなりたいわけではなくて、普段ちょっと乗るだけだから」というかたにもXV。
アイポイントが高く死角の少ないクルマなので安心感がありますし、なにより乗り心地がソフトなので運転時も、より疲れにくいです。
SUVは高さがあるので、チャイルドシートをお使いのかた、また使う予定のあるかたにもオススメです。

ではインプレッサSPORTはダメなのか? というと、答えは否。
初心者さんでも、運転が上手になりたい人は、ぜひインプレッサSPORTを手に入れてください。「クルマが好き! 運転がとても好き!」というかたにもインプレッサSPORTをオススメします。
自分の挙動が瞬時に反映される安心で安全で愉しいクルマって、珍しいですからね。

もちろん、SUBARUの提唱する0次安全、予防安全、走行安全は体感済。衝突安全は試すわけにはいかないけれど、『もしもの時、SUBARUはいのちを守る「かご」でありたい』と、衝突安全という考えが浸透していない時代から力をいれてきている。そして、その取り組みは第三者機関による衝突安全性能でも保証済なのだから、心強い。

どちらを選んでも、後悔することはなし!(PHOTO:SUBARU)

価格はXVが213万8400円(1.6i EyeSight)〜267万8400円(2.0i-S EyeSight)、インプレッサSPORT(AWD)が216万円(1.6i-L EyeSight)〜261万3600円(2.0i-S EyeSight)。
走行・安全性能を総合的に考えると、この金額は決して高くないとおわかりいただけるはずだ(価格は税込み金額。オプションなどは含まれません)。

2台同時に乗れたからこそわかった、各々の特性。ジャンルが違うクルマなので、検討をする際に比べることはないかとも思いますが、もしクルマを購入の際に少しでも迷ったら、こういった乗り比べをしてみてはいかがですか? まったく違うからこそわかることが、あると思いますよ。

え? 私ですか? 私は迷わずXVを選択。ボディカラーはコンセプトのクールグレーカーキが気になります。
あ~、クルマ欲しいっ! クルマ所有熱、再燃。ちょっと真剣に探し始めようかな……。

とにかく愉しんで試乗できた今回の『SUBARU テックツアー第8弾 SGP×AWD 雪上公道試乗会』。ラストの取材は、安比高原スキー場で行なわれた『ゲレンデタクシー』の取材。
また、こちらでも、SUBARU車の四輪駆動性能やXドライブの素晴らしさを体感することができました。

『ゲレンデタクシー』については、ぜひ、下部の別記事を御覧ください!
あ、スキーヤー&スノーボーダーの皆さんにも、XVを強くオススメします!

SUBARUのSUVがリフトに替わり山頂まで駆け上がる! スキーヤー&ボーダー必見! 次は長野、苗場へ! スバル・ゲレンデタクシー

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