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  • 2018/02/27
  • Motor Fan illustrated編集部

常にデザインの最先端に。イタルデザイン、設立50周年を祝う

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巨匠、ジョルジョット・ジウジアーロ。
デザイン界の巨匠、ジョルジョット・ジウジアーロによって設立された「イタルデザイン」は、2018年に設立50周年を迎えた。
巨匠、ジョルジョット・ジウジアーロ。

2月13日、イタルデザインは正式に設立50周年の記念事業を開始した。イタルデザインは1968年トリノにてジョルジョット・ジウジアーロとアルド・マントバーニーによって自動車業界向けデザイン・エンジニアリング・プロトタイピング会社として創設された。この半世紀、イタルデザインは常に業界のトレンドの先を進んでおり研究開発や技術、さらには人材への投資を続けモビリティ社会において重要な役割を果たしてきた。

1968年、イタリア・トリノで巨匠ジョルジョット・ジウジアーロによって設立されたイタルデザイン。数々の名車のデザインを手がけてきたことで知られるイタルデザイン。自動車だけでなく、鉄道、カメラ(ニコンが有名)などの工業デザインでも有名だ。2010年にフォルクスワーゲン・アウディグループに買収され、いまはフォルクスワーゲン・アウディグループの一員である。

「この50年間我々がやってきたことを誇りに思う」
とCEOの Jörg Astalosch氏は言う。
「イタルデザインには時代の先を進む大胆さを持っている。業界全体の品質水準の向上にも貢献した。モンカリエーリの本社に展示してある、我々が手掛けた数々のコンセプトカーや試作車を見ればわかるだろう。我々のイノベーションを求める心は数十年たっても変わっていないということを」
「今日、我々は今までの50年と変わらない精神で次の50年を迎える準備ができた。今まで得た経験や技術の数々から非常に期待ができ、エネルギーとアイディアに溢れる50年になるだろう。この50年間、最高のモビリティソリューションを求めてともに歩んできた世界中のクライアントに感謝したい。また、溢れる情熱と技術力を駆使してきた社員の皆にも感謝したい」

1973年に発表されたアウディ『Karmann Asso Di Picche』(カルマン・アッソ・デ・ピッケ)。ジウジアーロが手がけた一台。
2012年のジュネーブ・ショーに出店されたコンセプト・カー「ブリヴィード」。

「次の50年に向けて、今年一年はイタルデザインのスタッフに感謝を込めた一年を送りたい。世界中の現行、そして新規のステークホルダーたちとのつながりを広げ、カスタマーにとって最高に魅力的なプロジェクトをいくつも手掛けてきた。だからこそ今年一年使用するロゴは追加で横に "Next 50"と書いてある」

イタルデザイン社長のDr. Bernd Martens氏は
「この50年間、イタルデザインはさまざまな技術的マイルストーンや名デザインを残してきた。2010年にアウディグループの一員となって以来、さらに分野を広めてきた。真のターンキープロジェクトプロバイダーとして成長してきた」
とコメントした。

一年前、イタルデザインはカープロデューサーとしても新たな一歩を踏み出した。新ブランド"アウトモビリ・スぺチアリ"でOEMや限定コレクター向けに限定コレクションをプロデュースしている。今、イタルデザインはアウディグループ内のみならず全世界にとって新しく、革新的なソリューションのインキュベーターとして活躍している。イタルデザインの社長として就いたとき、溢れる情熱と最高の技術力で活躍するチームに出会えた。とても誇りに思う」
とコメントした。

1968年以来、イタルデザインはその独特なデザインを持った200台以上のコンセプトカーやプロトタイプを手掛け、数千台もの車のプロデュースをしてきた。1968年に最初のビッザリーニ・マンタ、1971年にアルファロメオ・アルファスッドといったところだ。2010年にフォルクスワーゲングループ傘下に入ってからはグループのブランドと深く関わるようになった。しかし、依然としてグループ外のさまざまな分野でも活躍している。
「列車から飛行機、カメラからオリンピックトーチまでさまざまだ」
とJörg氏は付け加える。

「我々の掲げる "next 50"フィロソフィーは近未来の開発戦略をベースにしている。自動車業界、大きく言えばモビリティの世界は劇的に変化している。イタルデザインはこれに合わせて進化している。だから我々はデザイン・エンジニアリング・試験・プレシリーズなどの現行のサービスはもちろん、未来のモビリティに向けたイニシアティブをとり始める。アウトモビリ・スぺチアリの誕生もその一環だ」

"next 50"フィロソフィーはクルマだけでなく、イタルデザインのスタッフにも注目している。2017年には2種類のフレックスタイム制を導入している。ひとつは毎月2日間、自宅から業務できる制度。もうひとつは週40時間制を担保しつつ柔軟な勤務時間ができる制度だ。社内では自由な雰囲気づくりが進み、部署ごとの壁はなくなり、机も最小限の数になっている。
イタルデザイン50周年のプログラムは2018年3月6日のジュネーブモーターショーの記者会見で正式発表され、6月のトリノモーターショーまで続く。

また、"next 50"フィロソフィーの一環として「都市部の未来のモビリティ」をテーマとしたデザインコンペティションを開催する。最大5人1組までで、応募者はさまざまな分野を専門とする審査員に都市部特有の未来のモビリティソリューションを提唱する。申し込みは3月1日から4月1日までで、作品の提出は8月31日まで。革新さ、独創性、環境・ユーザーへのやさしさ、先進国発展途上国問わず実現できるかなどの項目で最優秀賞には40,000ユーロの賞金がでる。コンテストの最新情報はホームページで見られる。

イタルデザインが手掛けた様々なプロジェクトはホームページにて閲覧できる

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