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  • 2018/03/07
  • MotorFan編集部

完全自動運転化は2025年! VW が世界初公開した「I.D. VIZZION」は、次世代のクロスオーバー【ジュネーブモーターショー2018】

最高レベルの自動運転や電動オールホイールドライブを採用した 次世代のプレミアム・コンセプトカー

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ホワイトに光るVWエンブレムが、乗員を迎え入れるアニメーションとして機能するという。
ジュネーブショーでVWが発表したのは、未来の先を見据えるクルマだった。先進的のデザインで身を包んだプレミアムモデル「I.D. VIZZION」(アイディビジョン)は、長距離巡航を可能にした最先端技術を投入した電気自動車で、これまでVWが発表したコンセプトカー「I.D.シリーズ」の4番目のファミリーとして仲間に加わった。

プレミアムサルーンと最先端のITテクノロジーを融合

いかにも最先端という印象を持つリヤデザイン。フロントと同様、LEDによって個性的な雰囲気を醸し出している。

I.D. VIZZIONには“運転席”という概念は存在しない。乗員4人が同じ気持ちで快適に移動することが可能だ。

今回ジュネーブショーのVWブースでワールドプレミアされた「I.D. VIZZION」は、コンパクトモデルの「I.D.」、次世代のSUVを示した「I.D. CROZZ(アイ.ディ.クロス)」、未来のバン/MPVの姿を予言する「I.D. BUZZ(アイ.ディ.バズ)」に続く、I.D.シリーズの4番目のコンセプトカーである。

これまでのI.D.デザインをフラッグシップサルーンに採用することで、VWは次世代のプレミアムカーに求められるすべてを示したと言える。

この「I.D. VIZZION」には自動運転機能が搭載され、ドライバーの声やジェスチャーによるコントロールで操作する。人工知能による学習機能も備え、未来のフォルクスワーゲン像を示す意欲的なモデルになっているのだ。

「I.D. VIZZION」に関する12のキーポイント

イメージスケッチでは、威風堂々としたサイドビューを示している。このイメージに沿ってコンセプトカーが製作された。

VWが発表した公式リリースには、「I.D. VIZZION」に関する12のキーポイントが掲載されているので、ここに紹介したい。

1. 新時代の自動車
「I.D. VIZZION」は、プレミアムクラスにフォルクスワーゲンが送り出す新世代のサルーンのコンセプトカー。

2. 時代を超越
バーチャルな操作と自動運転技術(レベル5)により、「I.D. VIZZION」は、2030年の世界へと時代を超越。

3. パラダイムシフト
「I.D. VIZZION」の先駆的なデザインで、フォルクスワーゲンは旅と移動のためのスペースを再定義。

4. 新たな自由
自動運転機能を備え、インターネットに常時接続する「I.D. VIZZION」は、乗員に新しい自由な時間を提供。

5. 三次元
「I.D. VIZZION」の操作は、オーグメンテッド リアリティ(拡張現実) 技術(マイクロソフト HoloLens)を使用し、三次元の世界で実施。

6. 人工知能
学習機能を備えた「I.D. VIZZION」は、人工知能を活用して、“ホスト”経由で乗員とコミュニケーション。

乗降性を高めるために、観音開きを採用したという。コンセプトカーとしてのインパクトも大きい。

7. 旅先でもリラックス
フォルクスワーゲンは、ユーザーニーズに合わせて最適化が可能な広々としたラウンジとしてインテリアを再解釈。

8. 優れた快適性
「I.D. VIZZION」は、乗員の快適性を確認し、必要に応じて 空調コントロールの設定やアンビエントライトなどを調整。

9. キーワードは生体認証
「I.D. VIZZION」は、顔認識システムにより乗員を 確認し、ドアを開け、登録された各乗員のプロフィールに基づいた設定を適用 (音楽、アンビエントライト、空調コントロールなど)。

10. 静粛なエレガンス
きわめて静かな電気モーター、先駆的なエアロダイナミクス、 快適なサスペンションを搭載した「I.D. VIZZION」は、傑出したサルーン。

11. 「I.D.」ファミリーが成長中
「I.D. VIZZION」のデザインと車両アーキテクチャー により、「I.D.」ファミリーにおける第4のモデルを提示。

12. 市販化へのカウントダウンを開始
フォルクスワーゲンの「I.D.」ファミリーは、まったく新しい電気自動車。最初の「I.D.」モデルは 2020 年に発売予定。

インテリアはホワイトを基調にしているだけでなく、ウインドウデザインによって、日中は優しい日差しが室内に差し込んで、とても明るい。

このように、「I.D. VIZZION」は、いま考えられる次世代のテクノロジーを満載したコンセプトモデルであり、一言で説明するならば『プレミアムサルーンと最先端のITテクノロジーを組み合わせた、新世代のクロスオーバーモデル』と表現できるだろう。

技術的には、I.D.ファミリーに搭載されてきた「All-new Electric Architecture」の可能性を示しているのが特徴だ。

運転席は存在しないので、乗員全員が旅を自由に楽しむこともできる。これは、例えばビジネスユースでも、移動しながら車内でのミーティングや交渉を進めることができるのである。VWのリリースには、こう記されている。

フラッグシップモデルに相応しい重厚感のなかに近未来のテイストを付加した。ホイールベースは3mを越える。

「I.D. VIZZIONには、VWが目指す電気自動車のプレミアムサルーンの姿が表現されています。オーグメンテッド リアリティを介する操作は、2030 年のクルマのあり方を垣間見せてくれますが、レベル 5 の完全自動走行は 2025 年から実現する可能性があります。I.D. VIZZIONのデザイン、225kW のシステムパワーを提供するふたつの電気モーターによる 4 輪駆動システム、最大 665kmの航続距離を可能にする 容量 111kWh の高電圧バッテリーなどは、近い将来に現実のものとなります」

真後ろから眺めると、左右一直線のLEDランプによって、サルーンとは思えない不思議な造形に見えてくる。

VWは、レベル4、レベル5などの完全自動運転が2025年には実現すると考えている。I.D. VIZZIONのデザインやテクノロジーは、こうした時代を見据えたものである。

さて、I.D. VIZZIONの完全自動運転技術は今後どのように製品に反映されていくのだろうか。巡航距離が最大665kmという実用性の高さも含め、今後の市販モデルへの反映がとても気になるところだ。

●VW I.D. VIZZION DATA
全長×全幅×全高:5163×1947×1506mm ホイールベース:3100mm 電気モーター:2基 最高出力:フロント75kW/リヤ150kW バッテリー容量:11kW 巡航距離:最大665km 0-100km/h加速:6.3秒 最高速度:180km/h

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