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  • 2018/05/14
  • MotorFan編集部

初心者ドタバタ珍道中!? 「TKレンタルバイクシリーズ in サーキット秋ヶ瀬」参戦記 レース編

ビリだったのに大満足だった理由とは?

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人生初レース直前の表情。ニヤついてません! 本気のカオです!
2015年に「スズキ・アジアン・チャレンジ」で実際に使用されていたワークスマシン・スズキ・FU150をレンタルし、参戦できるレースがサーキット秋ヶ瀬で昨年から開催されている。レースから離れてしまった腕に覚えのあるライダーや、サーキット未経験者にも最適なレースに、運動音痴(しかもバイクに乗るのも下手)だけど、バイクが大好きな筆者、石川順一が挑戦。レースは結果こそ振るわなかったものの、お友達がたくさんできました!
REPORT●石川順一(ISHIKAWA Junichi) PHOTO●星野耕作(HOSHINO Kosaku)/山田俊輔(YAMADA SHUNSUKE)

石川順一
モーターファン.jpに寄稿するライター。バイク、クルマ共に大好物だが、ドライビング&ライディングはまだまだ勉強中の34歳。前回の武田雄一さんとのマンツーマントレーニングの成果を発揮できるか!?

スズキFU150。
レースで使用するスズキFU150。4スト150cc、キャブレター仕様のこのマシンによるワンメイクとなる。当日のゼッケンは♯10。

―序章― 優しい日差しとともに

 5月6日。朝5時に起床して東京都大田区の自宅を出た。電車とバスを乗り継ぎ、サーキット秋ヶ瀬に到着したのは7時半ごろ。普段の仕事であればすでにつかれてしまうところだが、この日はワクワク感からか元気が満ち溢れていた。

 そう、待ちに待った初レースに参戦するのだ。会場はすでに参加選手とその家族や友人で賑わっており、その熱気に当てられるように俄然テンションも上がる。ハイレベルなミニバイクレースで知られる「モトチャンプ杯」と併催催されるということもあり、本気モードの選手が朝からマシンの最終調整に取り組む姿も見られた。その張り詰めた空気感は、今日の僕にとって、不思議と心地がよい。

―第一章― 告白

……とカッコつけながら原稿を書き始めてはみましたが、なんと僕は3日前までサーキット走行をしたことすらないズブの素人。ただ元全日本ライダー、武田雄一さんにつきっきりで練習を見てもらってたとあって、態度だけは一人前のライダー気取りなのであります(笑)。

朝のライダースミーティング。周囲のみなさんはまだ普段着でも、自分はすでに正装(革ツナギ)です!

 僕が参加するレースは「TKレンタルバイクシリーズ in サーキット秋ヶ瀬」というレンタルバイクを使用したワンメイクレース。マシンのチェックはすべて主催のTeam KAGAYAMAのスタッフさんがしてくれるので、朝は車検でドタバタなんてのこともなく、ぜ〜んぶお任せしちゃって大丈夫。ツナギ、グローブ、ブーツなど、レースに必要な装備は一式すべて貸してくれる。身一つで会場入りできる気軽さはやはりうれしい。

 前回の練習後、インターネットでレース動画を見てイメージトレーニングを重ねに重ね、筆者はもう頭の中ではスズキのワークスライダー、アンドレア・イアンノーネを彷彿とさせる華麗なハングオンを決めまくり! そんなテンションでサーキット入りしたとあって、やることなすこと妙に勇み足気味。朝イチのライダースミーティングでも、一刻も早くレースに出たい気持ちが前面に表れすぎちゃって、ツナギを着込んで出席してやりましたよ(他の人たちはまだ普段着ですね)!

―第二章― 練習走行で知った厳しい現実

「とにかくアウト・イン・アウトを意識!」と出走前に基本を思い出させてくれる武田師匠(もはや師匠と呼ばせてください!)。が、ひと度コースに入ると頭は真っ白。

 タイムスケジュールや注意事項を伝えるライダースミーティングを終え、控えのテントへ向かう。手慣れた手付きで着替える参加者のツナギはかなり使い込んであり、バンクセンサーも削れまくっているなど、なかなか上手そうな方々ばかり。でも、くじけない! ガンバル!


 この日最初の走行は、予選のグリッドを決めるためのタイムアタックから。どんどん快調に飛ばしていく参加者を前に、僕はすでにかなりの緊張状態。武田さんに教えてもらった成果をここで見せなければ……、そんな気持ちとは裏腹に頭の中はもう真っ白。いきなりタイトな第1ヘアピンで転倒を喫する。

 幸いにもバイクも身体もダメージは少なかったので、持ち直して走り出す。なんとか時間いっぱい走り切った結果、ベストタイムは38秒514。みなさんが34秒〜35秒台で走るなか、ぶっちぎりのビリ。「最終コーナーでぜんぜん違うギヤに入れちゃってたでしょ?」と武田さんからのご指摘に「でも全力でやりきれました!」とトンチンカンな私。それくらい緊張していたんです。

―第三章― 友達ができたよ

和気あいあいとした控えのテント。レース展開やバイク談義に華が咲く。左奥には加賀山就臣選手の姿。ワールドクラスのライダーとこの距離感ってスゴくない?
金山(写真右)さんと宮崎さん(写真中央)は同じチームで、若い頃から一緒にレースを楽しんでいた先輩後輩の仲。「元ワークスライダーの金山さんは雲の上の存在だったから、今一緒に同じレースにでられているのがうれしい」と宮崎さん。

 続く予選ヒートで37秒517、決勝ヒートで36秒842と少しずつタイムを縮めることができたたけれど、結果としてはビリ。ドラマチックなレース展開もないほぼ予想通りのものでしたが私としては大満足。だって一緒に走ったライダーのみなさんが本当に気さくでいい人ばかりだったから。TKレンタルバイクシリーズテントなどのホスピタリティも充実(昼食にはカレーライスも!)していて、レース以外の時間はテーブルを囲んでみんなでワイワイとフレンドリーな雰囲気。実は僕、こんな顔をしておきながら人見知りというキュートな面もあったりするのですが、それでも溶け込むのに時間はかからず。バイク好きの方ばかりでとてもフレンドリーだし、速く走るための情報交換も盛んに行われていました(超初心者から一年ほど参戦を続けてトップ争いできるになった!なんて人もいるとか)。
 なんというか、レースのライバルというよりもと仲間という感じで、とにかく楽しむことが第一! なので参加者のみんな終日ニコニコでした!

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