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  • 2018/05/28
  • OPTION編集部

『小野ビット隊が行く!!』 Returns 第1回:こうして「あの企画」は始まった

OPTION名物企画の舞台裏

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結成は2007年8月。総隊長KENTAROと特攻隊長OMUSOBAの2名だけで構成された超少数精鋭部隊が『小野ビット隊』だ。彼らの任務は、「小野ビットを使ってストリートチューンドカーの最高速を明らかにする」こと。これまで50数台の選ばれしチューンドカーの最高速を計測してきたが、KENTAROとOMUSOBAへのインタビューを通じて、誌面にはできなかったダークな部分(!?)をチビチビ吐き出していきたいと思う。

各種計測モードの切り替えを行い、記録紙に印字するプリンターを内蔵する本体は助手席にシートベルトで固定。ダッシュボード上部中央には小野ビット付属のデジタル式スピードメーターが確認できる。0.1km/h刻みで400km/hまでの表示が可能だ。

諸般の事情により、『小野ビット隊』が活動を休止してから約6年。

全盛期は「JZA80でメーター読み340km/h出るんですけど、測ってもらえませんか?」なんて電話がかかってきたり、「仕様変更してタービンをT88に交換したんで、ぜひ一度クルマを見てもらいたくて」と、どこで調べたのか小野ビット隊のたまり場にZ31で押しかけてくる最高速アタッカーがいたりと、かなりアツイことになっていた。

こりゃ誌面では伝えきれなかったオモロイ話やエピソードがたくさんあるに違いない…。

そう直感した取材班は、行方をくらませていたKENTAROとOMUSOBAへの接触を試み、渋る2人をなんとかなだめすかし、インタビューにまでこぎつけることに成功した。

以下、その時のやりとりである。

--- そもそも『小野ビット隊』を結成したきっかけは?

KEN:オレらのたまり場の片隅に、もう10年ちかく、
   小野ビットがほこりを被ったまま放置されてたんだよな。

OMU:そうそう。谷田部最高速の時代はあんだけ使われてたのに、
   いつしかそういう出番がなくなって放ったらかしになってて。

KEN:しかも2003~2004年くらいから、計測器っつうと、
   GPSを使った『V-BOX』が主流になりつつあったから、なおさらね。

OMU:個人的には谷田部最高速時代に対する憧れがあったし、
   つまりは「計測器と言えば小野ビット!!」って思ってたから、
   もう一度あの輝かしい時代を取り戻せないもんか、と…。
    
KEN:当時600万円もした計測器なんで、遊ばしとくのももったいない。
   んで、「コレ使ってなんかできねーかな?」なんて話をしてたんだ。

--- え? 600万円もしたんスか、小野ビットって!?

KEN:そうみたいよ。オレも聞いた話だけどね。

OMU:そしたら、タイミングがいいのか悪いのか(笑)、
   某チューナーがオレらのたまり場にひょっこり現れて、
   たまたま東海エリアのストリート最高速事情を尋ねたわけ。

KEN:オレらは「伊勢○岸で踏んでる連中がいるんじゃね?」なんて思ってたんだけど、
   そのチューナーいわく、「伊勢○岸は横風があるから本気組は走ってないよ。
   踏んでる連中は山側…東海○状だね」なーんて情報をもらってな。

OMU:「だったら、小野ビット背負わせて最高速測っちゃう?」みたいな。

--- また、ずいぶんと軽いじゃないッスか…。

KEN:某チューナーもノリがよくて、「だったらチューニングカー集めるよ!」って。
   ものの10分くらいで話がまとまっちゃったんじゃなかったっけ?

OMU:いま思うとスゴイよね。雑談から企画が決まっちゃったんだから(笑)。

KEN:こうして超少数精鋭の『小野ビット隊』が結成されたわけよ。

--- ここでちょっと疑問が。なんで『V-BOX』を使わなかったんスか?

OMU:お、なかなかいい質問じゃない(笑)。
   たしかに『V-BOX』は取り付けが簡単だし、そのぶん計測台数も稼げる。
   ロギングデータをPCに落とせば、走行状況をリプレイできたりもするし。

KEN:ただ、ひとつだけ致命的なことがあって、
   「オレらが想定してる環境じゃ使えないよな…」と。

--- というと…?

OMU:最高速の計測は、できるだけ横風がないところでやりたいわけよ。

KEN:横風の影響がほとんどないのって、どんなとこだと思う?

--- あ、トンネルだ!

OMU:そう。トンネルなら極端な話、雨が降ってもだいじょぶだし。

KEN:でも、GPSを受信できないっしょ。
   『V-BOX』はトンネルで使えない。そこが致命的だった。

OMU:あとはGPSの受信状態がよくなかったからなのか、
   サーキットテストでデータが全く取れてないこともあったっけ。

KEN:たしかに、計測器として安定してない印象はあったかも。
   そんな経験もしてたんで、最高速の計測器としては、
   もう『小野ビット』以外に考えられなかったわけよ。

OMU:そもそも当時、OPTION財団が総力を結集してつくったのも、
   全天候型(=トンネル)のテストコースだったしね!

--- 全国に2ヵ所あるというウワサの…

KEN:おっと、いけね。もうこんな時間じゃん。

OMU:ヤベッ、仕事に戻んないと怒られちゃうし。

--- じゃ、続きは来週ってことでお願いしまッス!

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