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  • 2018/06/14
  • ニューモデル速報

スズキ・スイフトスポーツの使い勝手を徹底チェック!

MotorFan.jp使い勝手シリーズVol.3 『SUZUKI SWIFT Sport』

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コックピットまわりに施されたレッド加飾やMIDのブースト計、サポート性を高めた独自のシートを採用するなど、インテリアでも「スポーツ」であることを強調。スズキ車初となる車線逸脱抑制機能や全方位モニターも用意された。
取材車のプロフィール SWIFT Sport ボディカラー:チャンピオンイエロー4 オプション:セーフティパッケージ、全方位モニター用カメラパッケージ、Panasonicナビ(販売店オプション) ※一部カットは6速AT車を撮影しています。

スポーツマインドを刺激する専用装備

加速に優れるクロスレシオの6速MT

スイフトスポーツは今どきのクルマとしては珍しくMTの販売比率が高い。カッチリとしたシフトフィールやヒール&トーがしやすいペダル配置など、スポーツ走行するドライバーの期待を裏切らない運転環境に注目だ。

各所にあしらわれるレッドの加飾

ステアリングやシフト周辺のステッチに加えてパネルでも赤を強調してスポーティ感を演出。特に新しい手法となるグラデーションパネルは広範囲におよび、従来のどのスイフトに比べてもインテリアの演出は派手である。

運転席まわり レッドの加飾が盛り上げるストイックなコックピット

基本的な形状は標準車を踏襲しているが、標準車自体がフラットボトムのハンドルを備えるなどスポーティな雰囲気を持ち、ドライバー側に5度傾けたセンターパネルなど操作性も高いのが特徴。スイフトスポーツはパネルやステッチなどに赤い挿し色を添えてよりスポーティさを強調。運転環境ではメーター、シフトノブ、ペダルなどが専用デザインだ。

回転計を赤、速度計をシルバーに塗り分けたデザインが個性的。アナログメーターがゼロ垂直指針(0を示す際に針が6時付近を指す)は針の動きを大きくして視覚的なスポーティ感を強調する演出だ。速度計は220㎞/hの標準車に対して260㎞/hまで刻んだ専用品。中央には液晶カラー画面を配置する。

左側にオーディオ&メーター内液晶の切り替えスイッチを組み込む。操作性の良いトグル式だ。
ステアリング右側にクルーズコントロール(セーフティパッケージはなんと追従式!)。

ステアリング下は左にハンズフリー通話や発話スイッチを配置。
右には標準車にはないスイッチを配置。これはスズキ初採用となった車線逸脱抑制機能の作動スイッチだ。

6速MTのギヤボックスは標準車と異なるため、シフトフィーリングも別物。スポーツドライビングに相応しい、よりカッチリとした感触を楽しめる。リバースは6速の脇で、入れる時はノブ下のリングを引き上げる。

2ペダル車は6速ATを採用

ブーツを組み合わせたストレートゲート式。前進レンジは「D 」と、変速を意のタイミングで行なう「M 」のみ。ノブのサテンメッキ装飾が標準車との違いだ。
パドルシフトを標準装備。スポーク裏固定式でコンパクトな形状だが、ハンドルを握ったまま指先を動かすだけで変速できる。

AT 車でもステンレス製ペダルプレートを標準採用する。ブレーキペダルは大きいが、アクセルペダルはMT車と同形状だ。

居住性&乗降性 フロントは独自のバケット形状でホールド性に優れる

先代に比べ着座位置を20㎜下げ、運転姿勢をローポジション化。専用設計シートを採用するのは従来通りで、サイドサポートが補強されている。

クッションスプリングや座面パッドも専用品となり、着座時の包み込まれる感じが心地良い。ハンドルは40 ㎜の上下と60㎜の前後調整が可能。

後席の広さとシート形状は標準車と同様だが、表皮がスイフトスポーツ専用となる。広さはコンパクトカーとしては標準的な水準で、大人ふたりが快適に座れるだけのスペースを備えており、着座姿勢も適正だ。シートは3名掛けにも配慮したフラットな形状である。

フロントシートは標準車と比べて座面左右の張り出しが大きくフレームも入っているが、乗降時はほとんど気にならない。

乗降性はクラスの平均水準を超えている。Aピラーが立っているし比較的後席まで天井がフラットだから頭上が広めなのがポイントだ。

ナビ・AV

ナビは標準車と異なりメーカーオプションはなく、ディーラーオプション設定。ナビ装着用に全方位モニター用のカメラとステアリングリモコン、フロントツイーターとリヤスピーカー追加パックを用意する。

撮影車両のナビはパナソニック製の7インチタイプ。通常のGPSだけでなく「みちびき」にも対応し測位精度が高い。
フルセグチューナーも撮影車両のナビには標準装備。感圧式のタッチパネルながらピンチイン/アウト操作に対応するのが興味深い。

前後左右4つのカメラからの映像で車両周囲360度を映す「全方位モニター」。パナソニック製ナビだけが対応。
車両後方や死角となる助手席側前輪付近を拡大することも可能だ。パナソニック製ナビだけが対応。

空 調

エアコンは操作性に優れる大型ダイヤル式を採用。最も頻繁に動かす温度設定ダイヤルをドライバーから手が届きやすい右側に配置しており、使いやすい。
温度切り替えができないタイプだが、運転席にはシートヒーターを全車に標準装備。座面と背もたれが温まる。

マルチインフォメーションディスプレイ 『走行状態』

ブースト計 ターボの過給圧を示すメーターに油温計を添えて表示。スポーツドライビング向きの、スイフトスポーツだけの表示メニューだ。
パワー/トルク エンジンが発生するパワーとトルクを可視化。実測定したものではなくエンジン制御コンピュータからの情報をもとに示す。

アクセル/ブレーキ アクセルとブレーキを踏んだ量の履歴を表示。上向きがアクセル、下向きがブレーキで棒グラフが長いほど強い踏み込み。

マルチインフォメーションディスプレイ 『走行G』

モーション 車両前後に掛かるG(重力加速度)を確認できる。赤いボールが大きく動けば動くほど、車両の運動量が多い状態を意味する。
走行G履歴 イグニッションオフ時に表示される画面で、車両に掛かったGの履歴をグラフ化。スポーツ走行後は真っ赤になるだろう。

マルチインフォメーションディスプレイ 『車両情報』

時計 アナログ時計にも切り替えできるのは他社ではあまり見ないアイデア。ディスプレイをシンプルにしたい時にもちょうどいい。
燃費 バーグラフによる瞬間燃費、数字による平均燃費、そして航続可能距離を表示。グラフにある「▲」は平均燃費を意味する。

マルチインフォメーションディスプレイ 『安全運転支援』

車線逸脱抑制 白線の認識状況を表示。カメラで車線を認識し、車線をはみ出しそうになるとステアリングを制御し車線中央へと戻す。
ACC セーフティパッケージ装着車に組み込まれる追従型クルーズコントロールの作動状況(設定速度/車間設定)を確認できる。

室内の収納スペース ドライビングに集中できる適切な配置の収納

❶ バニティミラーの裏にクリップ式のチケットホルダーが組み込まれている。厚いカードは挟めないがサッと抜き差しできるのが便利。
❷ 左右幅はあまりないが奥行きが深く、標準的なボックスティッシュなら2個収まるグローブボックス。これだけあれば十分な収納量だ。

❸ iPhone7 Plusも置けるサイズに設計されたセンターコンソールのトレー。近くにUSB端子を装着できるから充電にも便利な環境。
❹ パーキングブレーキレバーの下も有効活用。トレー状である程度の深さもあるから、小銭や携帯電話(ガラケー)などを置ける。

❺ ドアハンドル(ドアを閉める際に握る部分)は前席も後席もガムや携帯電話などの小物が置けるようボックス状につくられている。
❻ フロントドアポケットに厚みがあり、ボックスティッシュさえも収納できるのが実に便利。ボトルホルダーには1ℓのペットボトルも置ける。

❼ 前席用ドリンクホルダーは、500㎖ペットボトルを置いてもシフトレバー操作の邪魔をしない配置。左右に並べて2 本の飲み物が置ける。
❽ リヤドアのインサイドドアハンドルも、小物を置けるポケットになっている。容量についてもフロントドアとほとんど同じだ。

❾ 後席周辺は合計3本分のドリンクホルダーが用意される。そのうち2本分は、後席ドアポケット左右にそれぞれ1本ずつスペースを用意。
❿ センターコンソール最後部のポケットは後席用のドリンクホルダーとして使える。手を伸ばせば前席からも手が届く位置になっている。

⓫ シートバックポケットはA4の冊子も楽に入る大型サイズで使いやすい。標準車同様に助手席側だけに用意され、運転席側にはつかない。

ラゲッジルーム 走りの性能だけでなく実用性はコンパクトハッチとして十分以上

開口部下端の地上高が先代に比べ80㎜も低い715㎜となったのもうれしいトピック。スーツケースやタイヤなどを積み込みやすくなった。開いたテールゲートの車両後方への張り出しもわずかで、車両後方に350㎜ほどの空間があれば開閉可能だ。

荷室サイズは標準車と同じで容量は256ℓ(VDA式計測)。ちょっとした旅行はもちろん交換用のタイヤや工具を積み込んでサーキットへ行くことを考えても、先代に比べて広さが拡大しているのは朗報だ。床面の奥行きは約75㎜、広さでいえば55ℓも増している。先代にあった空間を上下に分けるボードは新型では非採用。

後席格納は背もたれを押すだけ。先代はボードを活用して倒した際の床面をフラットにしていたが、それが廃止されたのはフラットにするよりも絶対的な容量を稼ぐことを重視しての選択だ。販売店オプションで用意している「ラゲッジアンダートレー」の装着で、シートを倒した際のフラット化が可能。


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