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MotorFan.jp メカニズム解説ダイジェストVol.4 『NISSAN GT-R』 日産GT-Rのメカニズムを徹底解説!

  • 2018/06/30
  • ニューモデル速報
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VR38DETT型3.8ℓV6ツインターボ

デビュー時には480㎰だったエンジンは、570㎰まで出力を向上させた。この間、ハード面でのアップデートはないに等しく、主に制御面でパフォーマンスを向上させてきた。その内容は最新技術で効率を追求した進化といえる。

気筒間で吸入空気量に差

エンジンルームのレイアウト上の制約から、インテークマニホールドの形状は手前の気筒に空気が入りにくく奥に行くほど空気が入りやすい。このために気筒毎に吸入空気量に差が生じてしまう。

気筒別点火時期制御の効果

吸入空気量にバラツキのある気筒毎に最適な点火時期を設定し、各気筒の持つ最大のパフォーマンスを引き出す技術。14年の「GT-R NISMO」で投入され、今回、標準車にも採用した。

ラダーフレーム構造の採用

エンジンの本体となるシリンダーブロックの下部に装着。クランクシャフトを支持する部分を写真のように井桁状のラダーフレームにすることでブロック剛性が高くなり信頼性が上がる。

ライナーレス/クローズドデッキ

ブロック本体も各気筒周辺に大きな水穴のないクローズドデッキを採用し剛性を確保。さらにシリンダーライナーに鋳鉄を使わずプラズマ溶射を施し、高い冷却性と軽量化も両立した。

マニホールド一体ターボ

IHI製のターボはエキゾーストマニホールドと一体にすることで、レスポンスを向上。排気エネルギーの損失を抑え効率的に過給する。さらに触媒を早期に活性化し環境性能にも貢献。

駆動系のノイズと変速ショックを低減

今回は静粛性の向上もテーマのひとつ。キャビンが静かになり駆動系のノイズが目立つようになった。そこで、フライホイールダンパーの特性変更やシフト時のノイズを低減するなど対策された。

GR6型デュアルクラッチトランスミッション

シームレスな加速が魅力のセミオートマチックトランスミッションは、基本的なハードウェアは変更せず、クラッチやシフトタイミングの制御を煮詰めることでスムーズな走りを実現。

新たに追加された静粛性向上アイテム

「不快な音を取り除き、心地よい音を乗せる」ことがテーマの17年モデルでは、ボディにも制振材やインシュレーターを追加しキャビンの静粛性を高めることで質感を向上させた。

新開発のチタンマフラー

出口の形状は片側2本出しのため、見た目の変更感はあまりない。しかしマイナーチェンジでこれほどマフラー構造を変更した例はないという。チタン合金のため軽量化にも貢献している。

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