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オーナー目線で勝手にインプレッション 連載第7回『よろしく! スズキ・ジムニーシエラ』 新旧ジムニー・比較検証あら探し ~新型の退化点を見つけて優越感にひたろう~ 

  • 2018/07/11
  • MotorFanアーカイブ編集部 山口 尚志
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⑪ドア内張り

 グリップとアームレストが直線状の素直な形になり、日常使用下で開閉がしやすいものになったのは○。

 ドアポケットは厚みが増えたのと、ポケット上部にパワーウインドウのスイッチがなくなったから、丈のあるものを入れやすくなっている。

 が、しかーし!

 ここにスピーカーがやってきたため、もとの木阿弥。

でも、旧型は「何が入るんだい」といいたくなる、ゴムバンド付きの中途半端なものだったから、全体的には進化しているといってよい。

→ 新型への劣等感うらやま指数:50
  旧型の優越感指数:0


⑫ドアハンドルとドアロックノブ

 車上荒らし対策もあってのことだろう、ドアロックがドアハンドル内に併設されたのも、20年前のままだったジムニーにとっては大きな進化で、旧型のロックノブは内張り上部後端にあり、ドアを開けるときにはいったん上半身をねじってノブを引き上げなければならない。

いっそ、キーを完全に抜いた直後にリモコンボタンを押してしまうほうが、よほどスムースにロック解除できる。
 旧型ジムニーにお乗りの方に念のため申し上げると、旧型は降車時、キーを抜きしな、キーグリップのボタンを押してそのままドアハンドル操作に移るとスマートにドアが開けられるョ。

 ティーダなど、ロックしていてもドアハンドルを引くとロックも一緒に解除され、同時に全ドアもロック解除されて便利だったので、私はいま、シエラでは実に不便な思いをしている。

 → 新型への劣等感うらやま指数:80
   旧型の優越感指数:0

⑬パワーウインドウスイッチ

新型のパワーウインドウスイッチは、インパネセンター下に移された。
 これまでパワーウインドウのスイッチは、運転席ドアに左右ふたつぶんを備えていたが、新型はESP OFF、ヒルディセントコントロールのスイッチとともに、センターコンソール下に配置。

 このレイアウトデザイン、ラングラーを模したという噂もある。

こちら旧型。夜間用の照明も、キーオフ後作動のタイマーもなし。本当は運転席用の左に助手席用スイッチを置いてくれるとありがたいのだが、タテ配置になっているのは、もともと車幅がせまいため。
 ここが運転中に操作するのにいい場所なのかどうかは、実際に運転してみないとわからないので、評価なしとしよう。

 だが、運転席用スイッチは、キーOFF後の作動タイマーがついたので、これだけでも利便性は大きな進化。

 30秒といわず、日産車のようにいっそ15分タイマーにしたほうがいい。

 そういえば、普通はパワーウインドウとセットになっている、誤操作防止のパワーウインドウロックが見当たらなかったがどこ行った?

 → 新型への劣等感うらやま指数:60(タイマー機能に関し)  旧型の優越感指数:0

⑭ルームランプとルームミラー

 ガラスがおっ立ち、ルーフ前端が前方に移動したことでルームミラーも遠くなった。

 何もルームミラーまで同行させることはないのに、このあたりは、ミラーをいつも乗員側に寄せた設計をしているダイハツ車の勝ち。

 手前の後席シートベルト未装着警告灯パネルをはさんで、ルームランプがこちら側に移動して使いやすくなったのはいい。

 ミラーも向こう側にではなく、こっち側に移すべきだった。

 なお、ルームミラーの防眩機能は、旧型は軽ジムニー、シエラともども全車標準装備だったが、新型の軽ジムニーは全車なくなった。

 これは明らかな退化だ。

→ 新型への劣等感うらやま指数:40
  旧型の優越感指数:0

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