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  • 2018/07/12
  • 遠藤正賢

【126万7920円〜】軽バンなのに大型バイクも詰めるって凄い! ホンダN-VANがついに正式デビュー

新型N-BOXをベースに助手席側ピラーレスボディと後席と助手席をフラットに収納できる機構を採用

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ホンダクロスカブ を積載した例。バイクの前後にまだまだ余裕がみられる。
ホンダの新たな軽バン「N-VAN」(エヌバン)が7月12日、ついに正式発表。1000ccクラスの大型バイクを積載できるなど、その全容が明らかになった!

REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

ホンダN-VAN……126万7920~179万9280円

2018年7月13日発売

ホンダN-VAN +STYLE FUNホンダセンシング。ボディカラーはプレミアムイエローパール2
ホンダN-VAN +STYLE FUNホンダセンシング。ボディカラーはプレミアムイエローパール2

 N-VANの前身にあたる「バモス」「アクティトラック」は軽バン唯一のミッドシップレイアウトがユニークなポイントとしていたが、「N」シリーズの一員であり、新型「N-BOX」をベースとするN-VANは、軽バンとしては数少ないFF(フロントエンジン・フロントドライブ)パッケージを採用している。

ホンダN-VANのパッケージング

 だがN-VANは、単にN-BOXの後席を前にずらし商用バンにしただけの安直なモデルではない。助手席側をBピラーレスとし、前後ドアを開けた際の幅1580mm、高さ1230mmもの開口部を実現。バックドア周りもリヤコンビランプを極細に設計しつつ、FFパッケージならではの低床フロアをフル活用し、開口幅1230mm、高さ1200~1300mm、地上高525mmを確保することで、荷物の積み下ろし作業効率を大幅に向上させた。

Bピラーレス化された助手席側開口部と、運転席以外をすべて収納した状態の室内
全席乗車可能にした状態の室内。運転席は疲労軽減、それ以外はシートアレンジ優先の設計

 そしてN-VAN最大の特徴は、後席のみならず助手席にもダイブダウン機構を備えることで、軽自動車最長となる2635mmもの奥行きを持つ完全フラットな荷室スペースを生み出したこと。350kg(一部グレードは300kg)の最大積載量を確保しつつ、380×310×280mmの段ボール箱を最大71個積載可能とした。

バックドア開口部と、運転席以外をすべて収納した状態の室内

 さらに、タイダウンフックを助手席足元や荷室の四隅に、ユーティリティナットを荷室の両サイドに用意して、尺の長い荷物を固定するのに加え、多彩なディーラーオプションを活用した荷室のアレンジを容易にしている。また、荷室床面や室内のトリム類が傷付きにくく目立ちにくい素材やシボとなっているのも、商用車としては見逃せないポイントだろう。

ホンダ・クロスカブ110と蓄電機リベイドE500を積載したホンダN-VAN

 このように積載性を革新的なレベルで高めた結果、N-VANはメインターゲットである運送業や電気工事業などのプロユーザーはもちろん、釣りや自転車、バイクを趣味とする個人ユーザーが、普通貨物車に分類される高額な4ナンバーの1BOXバンでなくとも、軽貨物車のN-VANで2m超の長尺物を車内に積んで運べるようになった。

 特にホンダのバイクに限れば、CRF125Fやモンキー125、クロスカブ110といった原付二種を余裕で運搬できるうえ、寸法的にはCBR1000RRのような大型ロードスポーツも積めるというから、トランスポーターの購入・維持に苦労していたバイク好きにとってN-VANは、救世主的存在と言っても過言ではない。

ホンダN-VAN Gホンダセンシング。ボディカラーはタフタホワイト2
ホンダN-VAN +STYLE COOL・ターボ ホンダセンシング。ボディカラーはプレミアムベルベットパープルパール

 既報の通り、ボディタイプはN-BOX譲りの円形に光るフルLEDヘッドライトと2トーンのフルホイールキャップが特徴の「+STYLE FUN」のほか、商用バンらしいベーシックなスタイルの標準仕様、唯一のロールーフとなる「+STYLE COOL」の3種類。

S07B型ターボエンジン+CVT

 エンジンは標準仕様がNAのみで、「+STYLE FUN」と「+STYLE COOL」にはターボも設定。商用車用としてギヤ比が変更され各部が強化されたトランスミッションはCVTが基本だが、NA車にはS660用をベースとした6速MTも用意される。駆動方式は各車ともFFと4WDから選択可能だ。

クラシカルなデザインと耐久性を兼ね備えたCVT車のインパネ

ホンダ車らしいスポーティなシフトフィールを味わえる6速MT車のインパネ

 なお、CVT車、6速MT車ともインパネシフトが採用されており、後者では商用車ながらホンダ車らしい軽くソリッドでストロークが短いシフトフィールを堪能できる。なお、パーキングブレーキはCVT車が足踏み式だが、6速MT車はステッキ式となる。

高張力鋼板を多用したN-VANのボディ骨格
専用設計されたN-VANのリヤサスペンション

 ボディ・シャシーは荷物を載せるリヤ周りと、助手席側がBピラーレスとなるサイドシルを中心に専用設計されている。中でもリヤサスペンションはトーションビームのサイズ・板厚ともにアップし、さらにプログレッシブスプリングを採用。ダンパーは前後とも低フリクションタイプとすることで、積載量を問わず高い直進性と静粛性、快適な乗り心地を実現した。

ホンダセンシングの単眼カメラ
ホンダセンシングのミリ波レーダー

 6速MT車も含む全車に標準装備(レスオプション設定もあり)される、ミリ波レーダーと単眼カメラによる予防安全技術「ホンダセンシング」は、衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能路外逸脱抑制機能を全車に搭載。

 さらに、オートハイビームを「+STYLE FUN」「+STYLE COOL」の全車、ACC(アダプティブクルーズコントロール)とLKAS(車線維持支援システム)、後方誤発進抑制機能をCVT車の全車に実装する。

 N-BOX譲りの快適な走りと安全性、N-BOXを上回る積載性とタフネスを兼ね備えたN-VANの価格は126万7920~179万9280円。バイク好きにとって最高のトランスポーターが今、No.1二輪車メーカーのホンダから誕生した。

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