Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. カタログ
  3. スバル|SUBARU
  4. インプレッサ

MotorFan.jp メカニズム詳密解説シリーズVol.14『SUBARU IMPREZA』 スバル・インプレッサのメカニズムを徹底解説!-スバルグローバルプラットフォーム(SGP)

  • 2018/09/08
  • ニューモデル速報
このエントリーをはてなブックマークに追加

スバルグローバルプラットフォーム(SGP)

2025年までを見据えた、次世代プラットフォームとして開発されたのがこのスバルグローバルプラットフォームだ。スバル史上最高レベルの総合性能進化を遂げたと自負し、感性に響く動的質感と、世界最高水準の安全性能を実現している。

各部の剛性を大幅に高めた新たな骨格

先代比で1.7〜2倍にまで高められた車体/シャシー各部剛性や重心の低下によって、ドライバーの意思に忠実な高い操舵応答性を獲得。操舵時の遊びが少なく修正操舵が減るために、極めて高い直進安定性を得た。

高張力鋼板の使用部位

ホットプレス材の使用範囲の拡大などによって、過度に重量を増すことなく衝突エネルギー吸収率を先代比で1.4倍にまでアップ。さらなる高強度化や材料置換を視野に入れることで、2025年時点でも世界最高水準の衝突安全性能を実現できるポテンシャルを持つ。

衝突エネルギーの伝達経路比較

先代と比較して、部材の屈曲点を滑らかにつなぐスムーズなフレームワークが分かる。ロードパスを多重化することで、衝突時のエネルギーの吸収率を大きく拡大した。

剛性の連続性を向上

車体の捩り剛性は先代と比較して1.7倍にまで高められた。それだけでなく、荷重の増加に応じて捩り量が急に増えないように車体剛性の連続性を重視し、ハンドリングの違和感を抑えている。

構造用接着剤の使用部位

フロアパネルとサイドメンバーの結合部位などには、新たに構造用接着剤を使う製法を用いている。生産設備の見直しが必要となる大きな変化だが、性能向上のためにスバルは採用を決断した。

骨格結合部の強化を重視した設計

プラットフォームとボディ上屋やサイドシルとの結合部分には、インナーパネルを用いた構造や骨格のつながりを強化した形状を採用。さらに荷重がかかるパネルには大小様々なビードを加えることで変形を抑制した。

センタートンネル周辺の構造

床下フレームのうち、写真で紫色で示されている部分には、高い強度を備えたホットプレス材を採用した。またセンタートンネルの左右をつなぐガセットを取り付け、局部剛性をより高めている。

全車種の骨格をひとつの設計思想で実現

SGPはインプレッサだけでなく、スバルすべての車種に合わせて柔軟に対応できることを想定。さらにガソリンエンジン車だけではなく、ハイブリッド車や将来の電気自動車への対応も視野に入れている。

おすすめのバックナンバー

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

Motor-Fanオリジナル自動車カタログ

自動車カタログTOPへ

Motor-Fan厳選中古車物件情報

中古車TOPへ