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  • 2018/09/10
  • HYPER REV編集部 廣嶋 健太郎

嗚呼、楽しきかな中古車ライフ 第12回:4人家族向き最強のファミリーカー N11W RVR 1.8X編

総額380万円で30数台の中古車を乗り継ぐ男の新連載!「我が中古車人生に一片の悔いナシ!!」

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グリーン&シルバー2トーンのボディに黒い鉄ちんホイール。搭載エンジンは1.8ℓ直4の4G93型で120ps/16.2kgm。4速ATとの組み合わせで、動力性能は可もなく不可もない…ってところだった。写真は2005年の秋に家族でドライブに行った草津白根山、湯釜脇の駐車場にて撮影したもの。ラジオのアンテナが曲がってるのはご愛嬌ってことで(笑)。
ハイパーレブ/ManiaxCars編集長のケン太郎す。
これまで『OPTION』や『R30&R31 Magazine』なんかでも書いてきたけど、
運転免許証を取得して30年弱、国産車を中心に、
中古車ひとすじ30ン台を乗り継いできた立場から、
その楽しさや思うことなんかをツラツラと書いていきたい。
今回はオレが名車だと思ってる初代RVRだ。

 あれは2005年だったから、オプション副編集長時代のことだ。

 編集部で仕事をしてるとウチのカミさんから携帯に電話がかかってきた。オレの仕事中に用事がある時は基本メールを送ってきてたから、「なんかあったのか?」と思って電話に出てみると、カミさんの友達のウチでアテンザの新車を買うんだけど、それまで乗ってたクルマを下取りに出そうとしたら査定ゼロ円だったんで、だれかタダでいいから引き取ってくれるひといない? という話。

 さらに聞いてみると、クルマは初代RVRで新車ワンオーナー車。練馬77ナンバーで車検も1年弱残ってるとのこと。

 そこまで話を聞いてオレはカミさんに言った。

「それ、オレがもらう!」と(笑)。

 こうして初代RVR 1.8Xをダーターでゲット。同じ練馬陸事管轄なんでナンバープレートを切り替える必要がなく、車庫証明発行手数料2600円+名義変更代500円だけでオレはRVRオーナーになったのだ!

家族でのドライブが楽しい!

 初代RVRの大きな売りと言えば、オレはリヤシートに尽きると思う。

 300mmもの前後スライド機能を持ち、背もたれは50:50分割でリクライニングが可能。一番後ろに下げた状態だと、まさにリムジン並みの足もとスペースがそこに現れる。さらに、ダブルフォールディングもでき、背もたれを前に倒して座面ともども前方に跳ね上げれば、広大なラゲッジスペースが出現するのだ。

 このRVRには、当時まだ小学生だったこどもたちも大喜び。

 というのも、こどもたちが物心ついてからオレが乗ってたクルマといえば、まぁレオーネセダンRX-Ⅱはまだマトモ(!?)だったとしても、スカイラインGTSツインカム24VターボNISMOにマーチスーパーターボはどっちも乗り心地の悪いシャコタン+爆音マフラーだったから、室内が広くて乗り心地がよくてうるさくないクルマ=RVRを気に入ってくれた。

今は立ち入り制限されてると思うけど、2005年当時はここまでなら入っていけた草津白根山の湯釜。というか、オレが小学生の時は湯釜のほとりまで降りて行けたんだけどなー。娘9歳、息子7歳、マリィしゃん1歳(笑)。

家族でドライブに行く時は、カミさんが助手席で、こどもたちはリヤシートが定位置。それもシートをめいっぱい後ろにスライドさせて足もと広々な状態で、そこに飼い始めたばかりのロングヘアチワワのマリィしゃんが丸まって寝てたりして。

2ドアクーペや4ドアセダン&ワゴンじゃこうはいかないし、かといって家族4人なのに3列シートのミニバンが必要かと尋ねられたら当然、答えはノーだ。

 そう考えると4人家族にとってRVRは、ちょうどいいボディサイズ(全長4.3m弱)で車内を広々と使うことができ、ラゲッジスペースにも文句ナシ! と、実に素晴らしいパッケージングを持った1台だったんだなぁと改めて思う。

 ちなみに、オプション編集部時代にエビスサーキットでアジアンタイヤ一斉テストなんて企画の取材をした時は、テスト用のタイヤ3セット12本を余裕で積んで行けたし、カメラマンの機材をフルに持って取材に行くのもラクショーだった。

 そういやリヤシートを畳んだら、EK10マーチスーパーターボ用の7点式ロールケージもすんなり積めた記憶がある。当然、積載性に文句があるはずもなく、使い勝手はすこぶるよかった。

 ひとつだけ文句を言うとしたら、リヤドアが左後ろにしかなかったことだろうか。ちょっとした荷物をリヤシートに積もうとした際、一度助手席側に回り込まなければならないのが面倒だったな、と。特に雨が降ってる日なんかは。もっとも、こどもたちがまだちいさかったから、リヤ両側にドアがなかった分、安全だったという見方もできるけど。

 それ以外は、まるで不満がなかったRVR。つい最近、ManiaxCarsの取材で初代RVRハイパースポーツギアRと、2代目RVRスポーツギアX3に乗ったけど、4G63ターボによる圧倒的な動力性能と並んで、4人乗りと割り切ったがゆえに実現した快適な居住空間とやらに改めて感心した。

 というわけで、オレの中でRVRは初代も2代目も名車なのであ~る!

だからこそ、3代目が出た時は…

2010年に発売された3代目RVR。ただの5ドアハッチバックボディで、リヤシートも至って普通。名前負けとは、まさにこのことだ。

 オレは初代&2代目の“アレ”こそがRVRだと信じて疑ってなかったから、3代目には思いっきり失望した…を通り越して、その車名の付け方に怒りすら覚えた。つまり、「ただの5人乗り5ドアハッチバックのSUVに、RVRを名乗らせるんじゃねーよ」と。

 初代&2代目はパッケージングが素晴らしく、オリジナリティの塊みたいなクルマだったけど、3代目は他のメーカーでも似たようなのがラインアップされてる、個性もへったくれもないクルマじゃん。

 RVR復活のニュースを見た時、かつて初代オーナーだったオレとしては大いに期待してたんだけど、3代目の実体を知った瞬間、「あ、ミツビシおわったな…」とマジで思った。と同時に、初代&2代目のように、いい意味で印象が強かったクルマの車名を復活させるのは実に難しいとも。ともあれ3代目を見て、オレと同じような思いを抱いたひとは決して少なくないはずだ。

 で、そんな3代目はもうどうでもいいとして、オレが乗ってた初代RVR 1.8Xは翌年5月の車検切れを機に廃車にした。いや、厳密には車検が切れてから2ヵ月くらい月極め駐車場に置いといた。あらゆるシチュエーションで使いやすい実用的なファミリーカーとしてまだまだ乗り続けたいと思ってたからだ。

 がしかし、オレはすでに並行してマーチスーパーターボを持ってたし、カミさんグルマとしてオペルティグラがあったから、それ以上持っててもしょうがないだろ?ってことで泣く泣く廃車にすることにした。

 手放してから思ったのは、「置き場所を確保してでも手元に残しとけばよかった」ってこと。その気持ちは今も変わらず…いや、むしろ年が経つほどにそう強く思ってたりする。

 セダンともミニバンとも違う独特なポジションを築いていたRVR。これまで乗り継いできた中古車にはそれぞれ思い入れがあるけど、オレの「もう一度乗りたい!」ランキングでいけば、RVRは間違いなく3本の指に入る1台だ。


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