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  • 2018/09/17
  • HYPER REV編集部 廣嶋 健太郎

嗚呼、楽しきかな中古車ライフ 第13回:ダーターでGETなミツビシ車第2弾!! L141GW パジェロ ワイドメタルトップワゴン スーパーXL-W編

総額380万円で30数台の中古車を乗り継ぐ男の新連載!「我が中古車人生に一片の悔いナシ!!」

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ブラックメタリック&シルバーの精悍な(!?)2トーンボディ。全長は4mを切る3975mm、ホイールベースはわずか2350mmと、実はコンパクト。車重も1680kgで、このテのSUVとしてはむしろ軽い部類に入る。
ハイパーレブ/ManiaxCars編集長のケン太郎す。
これまで『OPTION』や『R30&R31 Magazine』なんかでも書いてきたけど、
運転免許証を取得して30年弱、国産車を中心に、
中古車ひとすじ30ン台を乗り継いできた立場から、
その楽しさや思うことなんかをツラツラと書いていきたい。
今回は、初代RVRに続きタダで譲り受けた初代パジェロのショートボディだ。

エンジンは3ℓV6の6G72だけど、SOHC仕様。基本は初代FFデボネアに搭載されたのと同じだ。スペックは150ps/5000rpm、23.5kgm/2500rpm。

 このパジェロ、もともとは同じ杉並区内に住む義理のアニキ(カミさんのお姉さんの旦那さん)が乗ってたクルマ。ある日、「チェロキーに乗り替えるんだけど、だれか引き取ってくれるひと、いない?」っつう電話がかかってきたんで、初代RVRの時と同じようにオレが立候補したしだい。

 走行11万5000km、車検は1年弱残ってたと記憶してるんだけど、これまた同じ練馬ナンバーだったんで、車庫証明発行手数料の2600円と名義変更代500円の計3100円でオーナーになってしまった(笑)。

 それまでSUVなんて買おうと思ったことはなかったし、今後もたぶん買うことはないと思うけど、それがダーターだったら話は別。とりあえず乗るだけ乗ってみて、車検が切れる段になったら乗り続けるか、手放すか、決めればイイやと、気軽にかまえられるのが『0円グルマ』のいいところだ。

乗ってみたら意外とよかった(笑)!!

ウッド調グリップにメッキ調スポークのステアリングホイール以外、内装はノーマル。オーディオは純正2DINだけど、カセットプレイヤーは壊れてた。

 パジェロに乗ってみてまず新鮮だったのはアイポイントの高さ。通勤に取材のアシにほぼ毎日乗ってたけど、見晴らしがいいと運転がラクだし、渋滞にハマってもそれほど苦にならないってことを実感した。

 加えて、ボディが思いのほかコンパクトで四隅の感覚もすごくつかみやすかったから取り回しもラクショー。しかも、最小回転半径は5.2mと、その車格からは想像できないほどの小回りキング。もっとも、ホイールベースが2350mmしかないんだから、当たり前っちゃあ当たり前なんだけど。

 それから、6G72のトルク感もよかった。カタログスペック的にはたいしたことなくても、そこは排気量3ℓ。アクセルペダルを深く踏み込まなくても、スーッと加速していってくれた。

 いや、下から立ち上がるトルクとショートホイールベースにオールテレーンタイヤが組み合わさって、交差点でちょっとラフにアクセルペダルを踏むと、いとも簡単にテールスライドする始末。パートタイム式4WDゆえ、普段はトランスファーレバーで2Hを選びFRで乗ってたから、「ここでケツ出るか!?」と思ったことも一度や二度じゃない。

 が、3世代前くらいのエンジンらしく、おとなしく走っても燃費は5~6km/ℓってとこ。高速巡航でガンバって、やっと7km/ℓ台に乗るかどうかだったと思う。感覚的には13B-REW並みか!? せめてもの救いはレギュラーガソリン仕様だったってことだ(笑)。

 これで名古屋より向こうへの取材にもよく行った。燃費的にキビシかったのは前述した通りだけど、トルクがあるから基本的に高速巡航はラクだし、中立付近がユルいハンドリングもまっすぐ走る分にはプラスに作用。横風の影響を受けやすかったのはたしかにあるけど、総じて運転しやすいクルマだったというのがオレの印象だ。

 そうそう、オレにとっては初めて三角窓付きのクルマだったんだけど、走行風を採り込んだり車内の換気を行なうのに、コイツは非常に有効だった。カーエアコンがなかった時代のクルマでは当たり前の装備だったけど、三角窓は今のクルマに付いててもいいんじゃないかと思う!

唯一の心残りは…

2007年9月、ランクル200の試乗会で富士ヶ嶺オフロードを初体験。クロールコントロールにマジ感動した! パジェロでも一度は走ってみたかったんだけど…。

 パジェロのある生活が始まって数ヵ月後、ランドクルーザーがフルモデルチェンジして200系が登場した。当時、オプション編集部にも試乗会の案内が来たんで「新型ランクルはどんなもんよ?」とばかりに、にわかSUVオーナー(笑)のオレは足を運んだ。

 午前中は一般公道でも試乗会、午後は富士ヶ嶺オフロードでの試乗会だった。ランクル200はスイッチを押すだかダイヤルを回すだかで、登坂路だろうが下り坂だろうが路面状況を問わず、時速1km/3km/5km(今はもっとモードが増えてるようだけど…)で定速走行を行なってくれるクロールコントロールなる新しい電子制御デバイスを搭載。スイッチオンでドライバーはアクセル&ブレーキ操作から解放され、ステアリング操作のみに集中できるというから、そりゃぜひ体感しなくちゃ! と。

 で、たしかにクロールコントロールはスゴかった。自分でアクセル&ブレーキを操作しながらだとスタックしちゃう状況でも、クロールコントロールならなにごともなかったかのようにクリアしちゃうんだから…って、それ以上に「オフロード走行ってオモシロイ!!」と思ったのだ。

「よ~し、こうなったらパジェロでも富士ヶ嶺オフロード走るぞ~!」なんて息巻いて、オプション編集部員のロォリィを誘ってはいたものの、行く気マンマンだったのはランクル200試乗会の直後だけ。徐々にトーンダウンして、結局は行かずじまいだった。

 せっかく本格的なオフロード走行を楽しめるパジェロに乗っていたのに、雪道(それも取材の行き帰り、たまたま降雪に見舞われただけ)を数回走っただけだったってのが、いまだに悔やまれる。

 そう、唯一の心残りとはオフロードを走れるパジェロに乗りながら、一度もオフロード走行をしなかったことだ。それ以降、オレはSUVには乗ってないしオフロード走行もしてないから、いわゆる“宝の持ち腐れ”感が、まだ気持ちの中でくすぶっていることは言うまでもない。

4月になると自動車税がくるわけで

譲り受けた時11万5000kmだったオドメーターは、9ヵ月で12万7000kmを指していた。

 排気量3ℓってことは、黙っていても自動車税が5万1000円。この時パジェロはすでに車歴13年を超えてたんで、当時だと1割増しで5万6100円になる。

 他にもクルマがあって、「いやいや、そりゃ払えないわ…」と2月の時点で気が付いたオレは、仕方なくパジェロを手放すことにした。出品したのは、それまで中古車売買で何度もお世話になっていたヤフオクだ。

 車検1ヵ月付き、走行12万7000km。9ヵ月で1万2000km走ったから、まぁそこそこのペースだ。それをスタート価格6万円、希望落札価格8万円で出品すると、3時間後に落札された(笑)。

 直後に送られてきた落札者からのメール。そこにはたどたどしい日本語が綴られ、最後に“ムハンマド”と記されていた。おっと、これはもしや中東系のブローカーではないか? 最後の最後で面白くなりそうだ!

 クルマを引き取りに来るのは2日後。あとあと名義変更で面倒なことになるのがイヤだったんで、落札者の承諾を得た上で、落札された翌日、練馬陸事まで抹消登録の手続きに行った。ナンバーを返してしまうと、途端に自分のクルマでなくなった気がするのが毎度さびしい…。

 で、引取り当日。ムハンマドさんがやってきた。思った通り、海外に日本の中古車を輸出してるブローカーで、「パジェロ、人気だよ!」とにこやかに話してたのもつかの間、室内をのぞくとこんなことを言い始めた。

「マニュアルじゃない。オートマチック。8万円高い」と。

 コイツ、ホントは日本語しゃべれるのに、あえてつたない話し方してんじゃね? と思いつつ、「ちゃんと4速ATって書いといたでしょ!」と切り返すと、途端に値切り交渉してきやがった。

 ま、ある意味、わかりやすくてよろしい(笑)。

 もっとも、こっちはタダでもらったクルマだし、いくらかでも売れればよかったから、しばらくは「安くして」「それはならん」なんて押し問答を楽しんだ挙句、「じゃあ1万円引きの7万円で」と言ったら、すんなり売買成立と相なった。

 現金で7万円をオレに手渡し、持ってきた仮ナンバーをパジェロに付けると、ムハンマドさんは「バイバ~イ!」と手を振って颯爽と帰っていった。そのまま横浜の港にでも向かったんだろうか。

 パジェロを手放してちょうど10年が経った。

 今でも海外のどこかで元気に走っているんだろうか?


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