Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. ニュース・トピック
  3. トピック

流麗なスタイルを持つ2+2クーペ1800のリヤエンドを一新し、1971〜73年にエステートスタイルとして発売された 新型ボルボV60のご先祖さま|運動性能と機能性を兼ね備えた2シーターモデル“1800ES”

このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年9月25日、新型ボルボV60が登場。850やV70といった往年のフォルムを彷彿させるスタイリングや日本市場を念頭に置いたボディサイズを採用するなど、全方位的に魅力満載。ところで、1971〜73年、流麗なボディと高性能を備えた”エステート”モデルが登場していた。

バックミラーに映る走行中のV60の表情に心を撃ち抜かれた

バックミラー越しに映る新型ボルボV60。映り込むフォルムは小さくとも、サイドミラーからはみ出してしまうのではないかと思うほどその存在感は大きなものだった。
 ボルボの理想を形にしたエステートとして、新型ボルボV60が、2018年9月25日にデビューを果たした。

 北欧デザインによるクオリティとセンスが注入されるとともに、最新のテクノロジーと安全性能を備えており、ボルボが追い求めるエステートの理想がカタチとなっている。

 全5グレードを用意し、先行でV60 T5 MomentumとV60 T5 Inscriptionがデリバリーを開始。

 その後、V60 T6 Twin Engine AWD InscriptionとV60 T8 Twin Engine AWD Inscriptionが2019年3月以降納車開始、V60 T6 Momentumが2019年7月頃導入予定といったスケジュールとなっている。

【新型ボルボ・V60の速報はこちらから】

☆ボルボの新主力車種V60は洗練されたデザインと正面衝突まで回避する充実の安全装備が魅力

☆原点回帰で大ヒットの予感ぷんぷんのボルボV60が登場!

クーペのリヤエンドを再デザインしエステートモデルに

1800ESは、角度によってロングノーズ&ショートデッキのスポーツカーにも見えた。新型ボルボV60でも感じたことだが……。
 1959年初頭、ボルボは新しいスポーツカーを発表。この新モデルはP1800/1800と命名され、1961〜72年まで製造された。

 100 bhp/5500 rpmを発生する1778cc直列4気筒OHCエンジンを搭載。その後、改良ごとに出力向上や1986 ccエンジン投入などを行なっている。

 そして、1971年、この「1800」をベースに新バージョンを追加。それが今回紹介する「1800ES」。新型ボルボV60のルーツといっていいだろう。
 
 この1800ESは、1800のリヤエンドのデザインを一新し、ルーフラインを延ばすことでエステートを思わせるスタイルに。同時に、ゴルフ用品や狩猟用具などの積載に使用するためのスペースが広げられている。

 1800のテクノロジーを踏襲しているのも特徴。1986cc直列4気筒OHCエンジン搭載し、ボア×ストロークは88.9×80.0(mm)。ブレーキは全輪に油圧式ディスクを採用している。

 新型ボルボV60は、先進のシャシー、パワフルなエンジン、そして状況に合わせて切り替え可能なドライブモード・セッティングを搭載するなど、エステートとしてのポジションを堅持しながらも、優れた運動性能も有するオールマイティなモデルである。

 製造年の違いはあれども、1800ESとV60は、運動性能と機能性、北欧仕込みのスタイリッシュさなど、その時代のボルボの歴史を語る代表格といっていいだろう。

【1800ES】

■生産期間:1971~1973年 ■生産台数:8078台 ■ボディタイプ:2シータークーペ ■全長:4380mm ■ホイールベース:2450mm ■総排気量:1,986cc ■エンジン種類:直列4気筒OHC ■ボア×ストローク:88.9 ×80.0(mm) ■最高出力:124〜135 bhp ■トランスミッション:フロア式4速MT/コラム式3速AT ■ブレーキ:全輪油圧式ディスク

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ