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好調な売れ行きのクラウンに見る、ニュル詣でのちょっとした疑問 新型クラウンはニュルブルクリンクで鍛えたことを謳う必要があったのか?

  • 2018/10/09
  • MotorFan編集部 石川 亮平
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15代目となる新型クラウンは、ニュルで鍛えたという走行性能が話題となっている。だが、国内専用車のクラウンが“ニュルで鍛える”ことを謳うのはそれほど重要なことなのだろうか? 
PHOTO◎市 健治(ICHI Kenji)

 今年6月に15代目となる新型クラウンがデビューした。6ライトのスポーティなフォルム、最新のトヨタの使いやすいインフォテインメントシステム、定評のあるTNGAプラットフォームの採用など、気合いの入ったフルモデルチェンジである。実際、受注も好評で、発売から約1カ月で月販目標台数の約7倍となる3万台の受注を受けたという。依然、日本ではクラウン人気が根強いことを証明した形だ。
 
 そんな売れっ子の新型クラウンだが、個人的に気になる点がひとつある。それは、“ニュルブルクリンク北コースで走りを鍛えた”と喧伝していることだ。ニュル北コースといえば言わずもがなポルシェやGT-R、シビックタイプRなどのスポーツカーの開発でも使われた世界一過酷なドイツのサーキットである。上記ようなの圧倒的な性能を求められるスポーツカーであれば、積極的にニュルで鍛えたことを宣伝する必要性はわかるが、果たして国内専用車のクラウンがニュルでの鍛錬を売りにする必要性があるのだろうか?
 
 

こちらもニュルで走りを鍛えたというC-HR。
 もちろんニュルで走りを鍛えることは、ドイツ勢のライバルと戦うために必須だったのだろう。走りの性能が上がるのはユーザーメリットにもなる。

 だが、クラウンのユーザーはニュルで走りを鍛えたということを重要視するだろうか? そこはしれっと隠して、「新型クラウンの走りってすごいよね」と購入したオーナーが感じたり口コミで広がったほうが自然体な気がしてならない。同じトヨタのC-HRもニュルで鍛えたそうだが、クラウンしかり、ユーザー側とメーカーの間にやや乖離があるように思えるのは気のせいだろうか?

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