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  • 2019/04/25
  • MotorFan編集部 生江凪子

一体どんなスイッチがついているんだ! トヨタ新型センチュリー編

コックピットドリル ② 縁はないけれど、覗いてみたいのがショーファーカー! 第2回は、新天皇即位パレードカーとなったことでも注目される日本が世界に誇るショーファーカー、センチュリー

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第一印象は、かなりシンプル。後部座席に座ったとき、見える景色を邪魔しない、という配慮をされたデザインなのだ。
機能性が充実してくれば、それを操作するスイッチ類の数が増えるのは当たり前。だが、そのスイッチがなにかを理解していなければ、せっかくの機能もただの飾り。ということで、スイッチについて理解を深める【コックピットドリル】これを読めば、アナタもスイッチ博士。
今回は、10月に予定されている新天皇御即位パレードカーに選ばれ、いまもっとも注目を集める、トップ・オブ・お迎えカー、センチュリー!

Special thanks:瀨在仁志(Hitoshi SEZAI)/トヨタ自動車株式会社

気分は社長?!

必須アイテムは日経新聞か。はたまた世界を見据えてのピンク・ペーパー=フィナンシャル・タイムズか? 一体この空間ではどんな会話が繰り広げられるのか……。

クルマが滑らかに目的地へ到着し、運転手さんがうやうやしくドアを開ける。「ありがとう」を込めて微笑み、車外へ出る……。そういった日常に憧れをもったことがあるかたは多いだろう。社会に出たら、目指すはお迎えつき!!! と頑張っているかたも多いだろう。し~かし、そこは憧れで終わるのが世の常。でもね、気になるじゃないですか。運転手さんはどんなコックピットに座っているのか? 後席に身を沈めたとき、どんなめくるめく世界がそこに広がるのか!

というわけで、スイッチ類に理解を深めよう、と始まった【コックピットドリル】連載、(随分と間が開いてしまいましたが)第2回となる今回は趣向を変えて、ショーファーカーをフィーチャーします! 運転することは滅多にないからこそ、必見。全国の運転手の皆さまは、ご一緒に、レッツ・スタディ!


第1回は、新型SUBARUフォレスターをピックアップ!
コチラからどうぞ
シンプルなコックピットは、運転に集中! な玄人感。

極限まで無駄を削ぎ落とし、ドライビングに集中できるコックピット。職業運転手を生業としたら、この席こそが頂点、という感じだ。
一般のドライバーズカーと用途は異なり、「要人を目的地まで安全に、そして快適にお送りする」ことが第一義。よってコックピットも、その用途に沿って作られている。

では、例によってスイッチの説明に移る前に……。

シートポジションを合わせましょう

黄枠部分がシートアジャストスイッチ
アジャストは電動式の10ウェイだ

センチュリーでの主役は要人であると同時に運転手。よって、長時間の運転でも疲れないこと、は重要なポイントだ。シートアジャストはランバーサポートつきで、より身体にフィットした着座姿勢をとることができる。

① ランバーサポート(着座姿勢の安定化・着座疲労の軽減をはかるための腰部保持機能。シートの背面腰脇部を身体に合わせることができる。右を押すと前に出る、左で戻る)
② リクライニング(背もたれ角度調整。後ろに押すと倒れ、前に引くと起きる)
③ 座面スライド・チルトリフター(座面の前後・上下の調整ができる)

なかなか珍しいスイッチがありますよ! わかりますか?

運転席と助手席のドアには、マイコンプリセットドライビングポジションシステム(長っ!)のスイッチ、その右側にシートベルトアジャスター(しかも電動!)がつく。シートベルトポジションにも気を配っているあたりは、さすがショーファーカーと唸るところ。

① SET(パワースイッチONモード、シフトレバーがP位置で操作可能。運転席・ハンドル・ドアミラー角度を好みの位置に調整し、①を押しながら②の登録したい番号をブザーが鳴るまで押す。①を押した後3秒以内に登録したいボタンをブザーが鳴るまで押すことでもSET可能)
② メモリー(3名分。メモリー後は、パワースイッチON→シフトレバーP位置確認→登録番号をブザーが鳴るまで押す、で自分のポジションを呼び出すことができる)
③ シートベルト高さ調整(シートベルトの高さ調整。調整される場所はBピラー位置)

アームレストのスイッチもシンプルな誂えだ

運転席ドアのアームレストには、パワーウインドウスイッチと、ドアの開閉スイッチが備わる。必要な機能のみを装備することで、シンプルかつ高級感のある誂えに。

① ウインドウロック(運転席以外のドアガラスが作動不可となる。作動中はインジケーターが点灯する。インジケーターは赤枠部分)
② ドアロック(全ドアの施錠・解錠)
③ パワーウインドウ(軽く引き上げ・押し込むことでその操作している間、完全に引き上げ・押し込むとオートで全開・閉となる)

ちなみに、一番右は

④ ドアハンドル(上に引き上げることで解錠され、ドアが開く。運転席以外のドアハンドルは、一回引き上げると解錠となり、もう一回引き上げるとドアが開く2段式)

触感にまでこだわった本杢のドアハンドルは、引き上げ式。ドアを開けるときの仕草にまで気を配ったつくりだ。

ステアリングのチルト&テレスコスイッチは、左側にある
このスイッチを上下前後に動かし、ポジションを決める

シートと同時にステアリングポジションも重要。ショーファーカーとなれば、その重要性はかなり高い。ということで、もちろんこちらも電動です。

シートポジションが決まったら、ミラーを合わせましょう。

ミラー調節スイッチはなんと、ここ!

ドアミラー調整スイッチの位置をみても “ポジションを合わせる” 操作のプライオリティーの高さを窺わせる。

① ドアミラー格納・復帰(ミラーを格納するには左側、元の位置に戻すときは右側を押す。スイッチを中立の位置・AUTOに合わせると自動モードとなり、ドアの施錠・解錠と連動となる)
② 鏡面調整(上下・左右の角度を矢印で合わせる)
③ 左右ミラー選択(調整するミラーを選ぶスイッチ。L=左、R=右)

ミラー調節スイッチの横のふたつのスイッチはヘッドランプ関係だ。

④ ヘッドランプクリーナー(ヘッドランプにウォッシャー液を噴射し、ヘッドランプを洗浄することができる。パワースイッチがONでヘッドランプが点灯している場合のみ)
⑤ アダプティブハイビームシステム(ハイビーム使用時でも、先行車や対向車に光が当たらないよう、一部分だけ光を遮ることができるシステム。このスイッチをONにし、ランプスイッチをAUTOまたは、AUTOのふたつ上のアイコンにセット、レバーを前方に押すことで作動する。作動中は前方メーターディスプレイにAHS表示灯が点灯する)

気になる、⑤の「アダプティブハイビームシステム」だが、フロントガラス上部に設置されたカメラセンサーで前方車両のランプや街路灯などの明るさを判定、ヘッドランプの配光を制御。車速によってハイビームの明るさと照らす範囲の調整をし、カーブ走行時には進行方向側をより明るく照らすというように、前方車両への眩しさを緩和しつつ、前方視界の確保を補助してくれるシステムだ。
こちらは試乗中には体感できず……残念。

ミラースイッチ下には、フューエルリッドとリヤゲートスイッチ、もうひとつは?

ミラースイッチの下は、こんな感じ。一番左のスイッチはというと……。

① コインホルダー(こちらには、オプションでETCをビルトインすることができます。写真はETC付きバージョン)
② フューエルリッド(ガソリンスタンドに行ったら、給油口を開きます。ちなみに、給油口は左側にございます)
③ リヤゲート(トランクを車室内から開ける場合はこのスイッチで)

ETCもスッキリ収納。いまや必須のETC、こちらに設置するのがオススメ
なにかあったときのために、覚えておきたいのがボンネットオープンスイッチ

それでは、お待たせしました。システム起動スイッチ(サイドミラースイッチ左にあります。ちなみに、ハイブリッド車なのでスターターではなく、起動スイッチ)をプッシュして参りましょう。
スイッチのカラーは、ハイブリッド車を示す青色だ。

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