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  • 2018/11/13
  • MotorFan編集部

【ホンダ】CBR650Fとドコが違う? 話題の新作「CBR650R」、気になるスペックが判明!

【EICMA2018/HONDA】

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イタリアのミラノで開催中のEICMA2018(ミラノショー)で世界初公開された「ホンダCBR650R」。CBR650Fから進化したその中身が明らかになってきた。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

 2014年にネイキッドモデル「CB650F」とともに発売されたホンダのミドルスポーツ「CBR650F」。その進化版として今回、世界初公開されて注目を浴びているのが「CBR650R」だ。

CBR650Rの概要

 新しいCBR650Rは、ホンダが誇る最高峰スーパースポーツモデル「CBR1000RR Fireblade」のスタイリングをイメージ。フロントカウルは、ライダーの体重をより前方へと移動させるため、乗車位置を調整した。ヘッドライトなどの灯火類は省電力のLED、計器類は鮮やかで見やすいLCDが採用されている。

 ハンドルはスポーティなセパレートタイプを採用。ツーリングテイストを盛り込んだCBR600Fのハンドルはトップブリッジ上部に固定されていたが、CBR650Rはトップブリッジ下部に固定して攻撃的なライディングポジションを獲得。
 ハンドル位置はCBR650Fに比べて前方へ30mm、下部へ30mm移動され、フットペダルは後方に3mm、上方に6mmレイアウト変更され、一段とレーシーなポジションに設定されている。

 車重213kgのCBR650Fに比べ、CBR650Rは207kgとマイナス6kg軽量化。正立式だったフロントフォークはショーワ製φ41mmの倒立型セパレートファンクション(SFF)を採用し、ポテンシャルをアップ。

 ABSを採用した新設計のフロントブレーキは、φ310mmのペータル型+4ポットのラジアルマウント固定式キャリパーを導入。カスタム度の高い17インチの前後ホイールは、新設計の軽量・高剛性の鋳造アルミタイプとしている。
 リヤディスクのローター径はφ240mm。モノショックタイプのリヤサスペンションは、7段プリロード調整可能なタイプ。スイングアームは軽量&高剛性のアルミ製がチョイスされている。

 タイヤはフロントに120/70ZR17M/C(58W)、リヤに180/55ZR17M/C(73W)の各サイズを選択し、迫力ある足元に仕上がっている

 前方に30°傾斜した4ストローク4気筒649cc・DOHC16バルブのエンジンは、ダイレクトカム作動によりコンパクトな形状。最高出力はCBR650Fの91psから95psに高められた。
 ボア×ストロークは高回転域でパワーを発揮する、レーシーな67mm×46mmのショートストローク型に設計。吸排気系を見直して効率をアップし、5,500rpm付近でのわずかなトルクの谷間を解消している。
 ピストンは非対称のピストンスカートとし、ボア接触を最小限に抑えて摩擦を低減。CBR650Fからピストン形状を変更したことで、圧縮比は11.4から11.6にアップ。また、カムシャフトのプロフィール変更でバルブタイミングを適正化。加えてイリジウムスパークプラグの採用などで、パワー&トルクを向上している。

 CBR650Rはアシスト/スリッパークラッチを装備して、クラッチ操作の抵抗を12%軽減。新しい「Honda Selectable Torque Control(HSTC)」でホイールのトラクションを任意に制御できるのも特筆点の一つだ。

 カウルに新しく設けられたツインラムエアダクトは、左右のどちらかの側からもエアボックスに大量の空気を送り込むシステムで、吸気効率の向上を実現。

 エキゾートシステムには、35~38.1mmの大口径テールパイプを採用。サイレンサーは右ステップ下部にレイアウトし、マスの集中化による軽快なライディングを可能にしている。

 EICMA2018で公開されたカラーはスパルタンなレッドと精悍なブラック。CBR650Rは日本でも発売される予定だ。

CBR650Rのアクセサリー

 CBR650Rには、フロントフェンダーパネル、サイドカバー、シートカウル(アルミパーツまたはアルミインサート)、ホイールストライプ、タンクバッグとシートバッグ、クイックシフター、ハイスクリーン(クリア・スモーク)、12Vソケット、グリップヒーターなどの各種アクセサリーが用意される予定。

【CBR650Rの主要諸元】

フレーム:タイプスチールダイヤモンド
全長×全幅×全高:2,130mm x 750mm x 1150mm
ホイールベース:1,450mm
キャスター角:25.5°
トレイル:101mm
シート高:810mm
重量:207kg
エンジン:水冷4ストローク16バルブDOHC 4気筒
排気量:649cc
ボア×ストローク:67mm×46mm
圧縮率:11.6:1
トランスミッション:6速
最高出力:70kW(95.2ps)/12,000rpm
最大トルク:64Nm(6.52kg・m)/8,500rpm
オイル容量:2.7L
燃料システム:電子燃料噴射
燃料タンク容量:15.4L
燃料消費量:20.4km/L
バッテリー容量:12V/8.6AH
ACG出力:370W
ファイナルドライブ:#525
フロントフォーク:φ41mm倒立型120mmストローク
リヤモノショックダンパー: 43.5mmストローク
ホイール:5スポーク鋳造アルミニウムタイプ
リムサイズ(フロント):17M/C×MT3.5
リムサイズ(リヤ):17M/C×MT5.5
タイヤ(フロント):120/70ZR17M/C(58W)
タイヤ(リヤ):180/55ZR17M/C(73W)
ブレーキ:ABSシステムタイプ
フロントブレーキ:φ310mm×4.5mmデュアル油圧ディスク(4ピストンキャリパー&焼結金属パッド
リヤブレーキ:φ240mm×5mm油圧ディスク(樹脂モールドパッド)
計測器:デジタルスピードメーター、デジタルバーグラフ、タコメータ、デュアルトリップメータ、デジタルバー、グラフ燃料ゲージ、ギヤ位置、アップシフトインジケータ、デジタル時計
セキュリティシステム:HISS
ヘッドライト:LED
テールライト:LED

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