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オーナー目線で勝手にインプレッション 連載第9回『よろしく! スズキ・ジムニーシエラ』 「新型/歴代ジムニーのすべて」、本日2018年11月14日発売です。 ~新刊告知と新旧比較試乗~

  • 2018/11/14
  • MotorFanアーカイブ編集部 山口 尚志
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■空調

 空調について。

 3年前に乗った旧型軽ジムニーは、空調の効きがよかったことが印象に残っている。

 軽自動車のくせに冷やす方も温めるほうもいっちょまえ。

 生意気である。

 ティーダなんか新車で買ったときからクーラーの効きが悪かったから、よけいに印象的だったわけだ。

 新型も空調の効きはよかった。

 新型シエラと新型軽ジムニーのXL、XCは空調がオートタイプになった(軽のXGだけマニュアルタイプ)。

 ファン風量は8段階になって(マニュアル式は4段階)、たいていのクルマのオート式の7段階よりひとつ多い。

 新型でファンOFF、空調の吹出口選択を上半身、内外気切り替えを外気導入にして、時速100キロ走行時の外気導入量を試してみたら、ファン1弱に相当する風が入ってきた。

 これが旧型になるとどうか。

 こちらはマニュアルタイプのもので、ファン風量も全4段階だから、同じ尺度にはできないが、新型と同じ速度、空調モードにしたら、インパネセンターの吹出口からファン風量1の約1/5、運転席がわからは約1/4ほどの風が入ってきた。

 どちらかといえば、走行風圧(ラム圧)による外気の自然導入量は、新型のほうが多いような気がする。


新型ジムニーのオートエアコンの操作パネルは使いにくい。
 ただ、新型のオート式の操作パネルは使いにくい。

 まあるい3連デザインのうち、左のダイヤルが風量調整、中央の丸が液晶で右ダイヤルが温度調整というレイアウトだが、液晶のあるマル周囲もがダイヤルに見えてしまい、温度調整で手を伸ばしそうになるのは、走りながら手を触れる自動車の操作としては×だ。

ティーダのコントロールパネルは、文字ないしマークが黒く、空調ON時は液晶のバック照明全体が灯るから、空調のON/OFFが把握しやすい(上写真)。私の旧型シエラの空調はマニュアル式のダイヤル3つだけで液晶さえないので、ファンを忘れることが多くなった(下写真)。
 また、ダイヤル外の4つのスイッチが機能に応じた配列になっていないのも×なら、液晶内の文字が小さいのも×だ。

 液晶内の「A/C」の文字も小さいから、知らない間にコンプレッサーを働かせて無駄に燃料消費してしまうことになりかねない。

 「A/C」ボタンそのものに青いランプを設けるべきだ。

 だいたい、空調ON/OFFを明確にするためにも、黒字のオレンジ文字&マークの関係を逆にしてほしい。

 文字なりマークなりが小さいから、表示の変化が乏しく、空調ONの認識がしにくいのだ。

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