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【自腹レビュー】新型AirPodsがクルマの運転に役立つ3つのメリット

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運転中にケータイに着信があった経験はあるだろう。カー用品店などにはBluetoothを用いたイヤホンマイクが多数販売されているが、今回注目したのはAppleが販売するワイヤレスイヤホン「AirPods(エアポッズ)」だ。

TEXT●今 総一郎(KON Soichiro)

 3月20日。ボクは“ある決断”を迫られていた。

 そう、新型「AirPods」を買うか、買わないか、だ。

「AirPods」とはAppleが販売するワイヤレスイヤホンで、先代モデルは2016年12月に日本で発売されるや配送まで6週間待ちになっただけに、ここの決断は重要だった。

「このタイミングを逃したら…‥」
「いや、ちょっと待て、イヤホンに2万円だぞ」
「でも、あると便利だよなぁ」
「いったん落ち着こう、それにワイヤレスイヤホンならBeatsXを持ってるじゃないか」

 頭の中で「理性」と「物欲」が全面戦争を繰り広げたが、公式サイトをはじめ、専門メディアの見解、YouTuberのレビュー動画など、あらゆる情報をもとに結局は「AirPods with Wireless Charging Case(2万2800円)」を買ってしまった。

 かくして3月26日、手元に新型「AirPods」が届いた。

 衝動買いに思えるが、情報を集めるうちに、これはクルマの運転に役立つのではないか?と思ったのが購入の決め手となった。なので、開封の儀や音質などはその道のプロに任せて、自動車メディアらしくドライブでのメリットを紹介していきたい。

耳に入れた瞬間に起動し、片耳だけでも使用できる

 「AirPods」は驚くほどシンプルだ。イヤホン本体にスイッチはなく、専用ケースから取り出し、耳に入れた瞬間に起動する。

 気になるバッテリーだが、専用ケースに15分入れるだけで最大3時間の再生、もしくは2時間の通話が可能と、長距離ドライブの運転と休憩のペースにピッタリ。

 新型は内蔵チップが新しくなっており、iPhoneなどとの接続が高速かつ安定化しているため、通話中にプツッと音が途切れることはなかった。

装着していることを忘れるほど軽量

 さらに「AirPods」は驚くほど軽く、片方の重さはわずか4g。音質重視のイヤホンと違って耳栓のような圧迫感がなく、周りの雑音が適度に入ってくる。コードが引っ掛かって不意に落ちることもなければ、ハンドル操作も邪魔しない。

Siriと連携。ひと声で通話もナビもお任せ

 そして「AirPods」はイヤホンであり、マイクでもある。音声を検知する加速度センサーとビームフォーミングマイクロフォンが連携し、周囲のノイズを取り除いてドライバーの音声を拾っている。音声アシスタントの「Siri」とも連携しているから「Hey Siri、●●へ電話して」とか「Hey Siri、●●まで道案内して」と言うだけでドライバーの代わりに操作をやってくれる。

 ちなみに「Apple Watch」があれば、ナビの確認もスムーズ。交差点などが近づくと直進/右折/左折で異なるパターンでバイブレーションするため、音声案内と合わせて迷う心配もない。

 ところで、運転中の「ながらスマホ」による違反は年々増加しており、2017年で2832件と5年前の1.5倍。違反全体の取り締まり件数の約14%を占め、罰則の大幅な厳罰化も検討されている。

 新型「AirPods」は、特徴のひとつであるワイヤレス充電ケースにこだわらなければ、1万7800円(税別)で購入できる。反則金よりは有意義なお金の使い道だ。

 ただし当然ながら安全のため、運転中に大音量で音楽を聴くといった行為は御法度だ。

「大音量で、又はイヤホン若しくはヘッドホンを使用して音楽等を聴く等安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態で自動車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと」(神奈川県道路交通法施行細則第11条)といった都道府県ごとの道路交通規則もあり、イヤホンの使い方には注意が必要だ。

 筆者は片耳での使用をおすすめする。

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