Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. ニュース・トピック
  3. コラム・連載記事

30年間の国産車進化の足跡 平成最初のクルマと平成最後のクルマは何だ!? トヨタ・スバル・ダイハツ編

  • 2019/04/27
  • ニューモデル速報
このエントリーをはてなブックマークに追加

平成も残すところあと10日足らず。そこで各メーカーの平成最初のクルマと平成最後のクルマを振り返ってみようという、世に溢れている平成振り返りモノ便乗企画。ここで取り上げるクルマは新型車、あるいはフルモデルチェンジのクルマで、マイナーチェンジや特別仕様車は含まない。まず第一弾はトヨタ、スバル、ダイハツ編だ。

トヨタの平成最初のクルマ:ハイラックスサーフ

二代目トヨタ・ハイラックスサーフ。フロントのガードバーは当時クロカン4WDに欠かせないアクセサリーでありました。

 トヨタの平成最初のクルマは平成元年5月に発売された二代目ハイラックスサーフ。ピックアップトラックのハイラックスをベースにしたキャビンタイプのクロカンモデルというのは初代同様だが、初代がトラックの荷台にFRPキャノピーを載せる構造だったのに対し、スチール製の一体ボディを採用することで乗用車感覚の室内空間とした。ボディは2ドアに加えてこのモデルから4ドアも追加。エンジンは2.0Lガソリンと2.4Lディーゼルターボ。バンタイプには2.8Lディーゼルターボを採用していた。

 ちなみに平成元年にトヨタから登場した他の新型車は、9月に二代目カリーナED&初代コロナエクシブ、10月にセルシオ(レクサスLS)、12月に四代目P8#型スターレットと80ランクルというラインナップだった。

当時はとしてはかなり先進的なインパネデザイン。中央の一等地に配されたシガーライターと灰皿が時代。
ボディはスチール製の一体型となり乗用車感覚を強めた。

トヨタの平成最後のクルマ:RAV4

復活のRAV4。「クロス・オクタゴン」と呼ばれる八角形をふたつ組み合わせたデザインが印象的。

 平成31年4月10日に発表されたのが、五代目となる新型RAV4。三代目を最後に一時日本での販売を中断していたが、五代目から日本市場に復活を果たす事になった。エンジンは2.0L自然吸気と2.5Lハイブリッドの二本立て。2.0LのNAでは力不足なのでは…と思いきや、発進用のギヤを持つダイレクトシフトCVTと最大級の熱効率を誇るエンジンによる瞬発力のおかげで元気よく走る。

 また、2種類のエンジンに対し、3種類の4WDシステムを持つのが新型RAV4の最大の特徴。特に2.0L自然吸気に設定されるダイレクトトルクベクタリングAWDは、後輪左右の駆動力を0-100まで自在に配分し、オンロードでの旋回性、オフロードでの走破性に威力を発揮する。ハイブリッドのE-Fourも前後のトルクを最大20:80まで配分でき、後輪駆動のような感覚ももたらす。新型RAV4はとにかく「4WDが買い!」なのだ。

 平成最初と最後のクルマが奇しくもオフローダーモデルとなったトヨタだが、クロスカントリー4WDのハイラックスサーフ、クロスオーバーSUVのRAV4と、この30年でのSUVの変遷が見える様で興味深い。

30年間経ち、インパネはモニターがいちばん目立つようになった。
後輪左右の駆動力を自在に配分するダイナミックトルクベクタリングAWDを採用。

令和最初のトヨタ車は……?

 それでは令和最初のトヨタ車は何になるのか。やはりGRスープラになるハズ。すでにデトロイトショーで発表され、今春の日本市場での発売が決定しており、予約注文も始まっている。正式な発売はまだだが、高い確率でGRスープラが令和最初のトヨタ車となるだろう。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ