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  • 2019/06/12
  • MotorFan編集部

マツダCX-3とマツダ・デミオを並べて比べてみた「同門比較! もしかして今やSUVがスタンダード?」

小柄な女性と大柄な男性に乗ってもらって調べてみよう

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身長の違うふたりが座ると

 デミオとCX-3を比べるのにあたり、知りたかったのはドライバーからの視界である。1993年に登場し、瞬く間に軽自動車にトールワゴンというスタイルを定着させたワゴンRの勝因のひとつは、高いヒップポイントによる乗降性だったと伝え聞く。先述の「女性がSUVでも怖くないと思える理由」が高い位置に座ることによる視線の高さにあると想定するなら、では実際にどれだけ違うのか、どんなふうに見えるのかを測ってみようと思い立った。

 社内で協力を求め、快諾を得られたのはMF編集部のN氏と販売部のY女史のふたり。Nさんは181cmのスポーツマン、Yさんは「最近1cm伸びた」と申告する157cmである。身長差は24cm。Nさんは普段使いがミニバンでSUVに少々の慣れがあり、Yさんはあまり運転はしないという。そこで、Nさんに運転を任せてYさんは助手席に乗ってもらい、何の気負いもなく高速道路や市街地を走ってもらうことにした。まずはCX-3から、そしてデミオに乗り換えてもらう。「赤いクルマの色がいいと思いました。青は男性向けのアオってイメージ。乗っているときにはあまり思わなかったけど、赤に乗ると青の広さをあらためて感じました」(Yさん)

 マツダ入魂のソウルプレミアムレッドは、色彩感覚に富む女性の目をもってしてもいいと思わしめる出来か。なるほど。先述のように室内高寸法には違いがないものの、乗り比べてみるとCX-3の広さが相対的に際立ったという。助手席からの走行中の印象はいかがだったろうか。「ずっとしゃべっていたから正直覚えていないんです、スミマセン。でも赤のほうが乗り心地が良かった気がする」

 いやいや。それはつまり、いずれのクルマにも気になる欠点がなかったということだ。確かにバックミラーから見える後方のCX-3(あるいはデミオ)の車内の美男美女は、ドライブを楽しんでいるように見えた。では一方の、運転を願ったNさんの感想はどうか。「ボディ形状が違っても共通したテイストが一貫されているマツダ車の造り込みはさすがで、ハンドルまわり、アクセル&ブレーキペダルの配置も同じだから操作も違和感なく行える。高速安定性は重量が重いぶんCX-3がよかったが、大径ホイールの影響で段差を越えたときショックが少し大きかった」

 ちなみにひとり寂しく彼らの前方を走り続けた当方は、AWD仕様ということも加わってさらにしっかり感が増したデミオ、少々ゴツゴツが伝わりハンドル操作に気を遣うかなと思ったCX-3という感想を抱いた。

開口部上端:141cm Aピラー付根:108cm サイドシル:36cm
開口部上端:139cm Aピラー付根:102cm サイドシル:35cm

〈身長157cmの女性〉デミオに乗ったときにCX-3の広さを感じる

目の位置が30cm下へ、腰の位置が22cm下がった。腰の移動を比較しても、乗降性に優れるのがわかる。コックピットからは、車両前端から6mの線が見えないくらいの視野である。フロントスカットルがデミオに対して高い位置にあるものの「CX-3のほうが広かった。景色もよかった」という感想だった。
目の位置が34cm下へ、腰の位置が24cm下がった。興味深かったのは「赤のほうが運転席の収まり感がいい」というコメント。広く開放的なのが好まれる一方で、Yさんのように「手の届くところ、目の届くところが近いほうが安心する」という感想もある。「天井の高さはあまり気にならない」とも言っていた。

〈身長181cmの男性〉視界の良さは意外にも同じだった

目の位置が47cm下へ、腰の位置が42cm下がった。着座時は斜めに移動する感じで、乗降性はスムーズな印象だ。コックピットからは、車両から5mの線が見えるくらいの視野である。「CX-3のほうが視野性がいいイメージだったが、高めのフロントスカットルの影響で運転席からの視界はほぼ同じだった」という感想だった。
目の位置が51cm下へ、腰の位置が45cm下がった。CX-3とは3cmの差だが「着座時はしゃがみ込んで座るイメージに変わった」と言っていた。コックピットからは、車両から4mの線が見える視野で「数値的には違うけど、運転席からの視野感覚はほぼ同等。ただAピラーの角度の問題で、やや圧迫感がある」という感想だった。

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