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【ヤマハBOLT 200km試乗レポ】バンク角はそれほどだが、攻めないことが優越感である。[1/2]

  • 2019/06/24
  • MotorFan編集部 近田 茂
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BOLTシリーズの始まりは2013年にヤマハクルーザーの新ラインナップとしてデビューしたXVS950CU BOLTから。当時のニュースリリースによれば「北米クルーザーモデルの新トレンドである“ボバー”スタイルを国内市場に提唱するとともに、SR400やXVS400等からのステップアップニーズに応えるモデル」とある。 ちなみにボバーとは、往年のダートトラッカーをモチーフにされたもの。ボブは短くするという意味があり、例えばフェンダーをショートカットする等、構成部品は極力シンプルに仕上げられ、走るための機能的装備を必要最小限に絞られた無骨なテーストが主張されているのである。
 2017年4月のマイナーチェンジで車名もBOLTに変更。溶接が目立たぬよう綺麗に仕上げられた13Lタンクを新装備し、BOLT ABSにはスポークホイールをセット。オーナーが自分好みにカスタマイズを楽しむベース車両としても配慮されている。

REPORT⚫️近田 茂(CHIKATA Shigeru)
PHOTO⚫️山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

ヤマハ・BOLT ABS……961,200円

ヤマハ・BOLT R スペック ABS……1,006,560円

ブラックメタリックX(BOLT)
マットシルバー1(BOLT R スペック)

 今回の試乗車は2019年5月16日に新発売されたばかりのBOLT ABS。見るからに低く長いフォルムはドッシリと落ち着いた雰囲気にあふれ、それにを目にした瞬間から、ライダーとしてのテンションがスポーツバイクに乗る時とは異なる気分に気づく。
 
 ちなみにセパレートシートの前方は鞍型デザイン。シート高は690mmという低さ。前輪は19インチサイズ、後輪は16インチサイズがセットされホイールベースはグンと長い1570mmもある。撮影に出かける時は、自然とシックなレザージャケットを選択していた。
 
 駆動はベルト式。トランスミッションは5速。そして何よりも見逃せないポイントが、Vツインエンジンの出力特性にある。最高出力の発生回転数は5500rpm。そして最大トルクの発生回転数はなんと3000rpmという低い所にある。そんな諸元を見るだけで、どのような乗り味を発揮してくれるのか大きな期待が膨らんでくるのである。

実走燃費は26.5km/L

 跨がってから腰を落とす感じでBOLTに乗り込む。普段乗り慣れたスポーツバイクとは全く異なる雰囲気に包まれる。そもそも時間の流れがゆったりと感じられてくるから不思議なものだ。

 両手を前方に投げ出す感じでハンドルを握ると、筆者にはやや遠い感じ。基本設計が体格の異なるアメリカンサイズなのか、ライディングポジションは大柄である。直進時は肘にも余裕があるが、フル転舵する時には、かなり意識して両肩をハンドルバーと平行にする様にしないと、旋回外側の腕が伸びきってしまうレベル。

 両膝はタンクをニーグリップすることはできず、右は横に張り出したエアクリーナー、左は後ろバンクのシリンダーヘッド付近に当たる。接触具合も非対称。しかし、そんな事は特に気にならないし気にする必要もないのである。

 膝はルーズに力を抜いて楽にしていれば良い。体重は鞍型シートに預けて前方に広がるパノラマのような視界の流れを謳歌すればそれで良い。

 ドドドッと低く太いエキゾーストノートと共に確かに感じられるVツインならではの鼓動感を楽しみながら、回りの喧騒とは別次元にワープした、悠然と落ち着きはらった乗り味が存分に堪能できる。
 
 確かな直進安定性も快適な走りを助けてくれるし、全体重を預けているのに尻が痛くなることもなく座り心地が良い。箱根ターンパイクの上り坂もいとも平然とグイグイ登るトルク感は実に頼もしいのである。
 
 コーナーでは攻める気にもならないバンク角の浅さがネックになるが、それも別に気にならないし、気になるような走りをしたいとも思わない。実際コーナーを攻めなくても気持ちの良いコーナリングが楽しめてしまった。

 いつも走り慣れたコースも実に新鮮な景色に感じられたから不思議。景色や周辺の風情を楽しめるマインドに切り替わっている。そんな乗り味がとても心地よい。帰り道、ターンパイクを下り、小田原厚木道路へと左折するのがいつものパターン。あと1時間ほど走れば帰宅できる。

 このポイントで驚かされたのは、思わず、それも無性に右ウインカーをつけたくなってしまった。湯河原か真鶴あたり、どこかで一泊してしまおうか! 箱根帰りでそんな気にさせられたのは初めてである。

⚫️足つきチェック(ライダー身長170cm)

ご覧の通り両足は膝に余裕を持って、べったりと地面を捉える事ができる。シート高は690mm。252kgの車体でも安心して支える事ができる。

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