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サーキットに主眼を置いたスーパースポーツとは一線を画したフルカウルのリッターロードスポーツ、その魅力とは!? 新型カタナの“中身”、「GSX-S1000F」はベタ褒めすべき万能モデル/スズキ

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GSX-S1000F ABSディテール解説

伸び側/圧側、プリロード調整可能なフルアジャスタブルタイプの倒立フロントフォークは、インナーチューブ径43mmのKYB製。ブレーキはブレンボ製ラジアルマウント対向4ピストンモノブロックキャリパーと310mmフローティングマウントディスクの組み合わせとしています。

前傾の少ない乗車姿勢を実現したアップライトなハンドルは、テーパー形状となったレンサル社製アルミファットバー。マットブラック仕上げでハンドルまわりは仕上げられ、高級感も演出されています。

輝度調整ができるLCDを用いたインストルメントパネルは軽量設計。ホワイトのバックライトにより、夜間の視認性も向上しています。

前後セパレート型のシートも「GSX-S1000 ABS」と共通です。スリムでフィット感に優れ、スポーティなライディングに適します。

サウンドチューニングが施され、高揚感のある排気音を奏でるショートマフラー。軽量6本スポークのアルミ製キャストホイールにはダンロップ製のラジアルスポーツタイヤ「D214」がセットされます。

KYB製のリヤショックはプリロードと伸び側ダンパーを調整可能。3段階から設定できるトラクションコントロールは、前後輪の速度、スロットルポジション、クランクポジション、ギヤポジションの各センサーの情報により、リヤタイヤのホイールスピンを検出した際、速やかにエンジン出力を低減します。

コンパクトでスタイリッシュなテールエンド。ボリューム感のあるフロントとは対照的で、軽快感を演出しています。

主要諸元
型式 2BL-GT79B
全長 / 全幅 / 全高 2,115mm / 795mm / 1,080mm
軸間距離 / 最低地上高 1,460mm / 140mm
シート高 810mm
装備重量 ※1 209kg
燃料消費率 ※2
 国土交通省届出値:定地燃費値 ※3 24.3km/L(60km/h) 2名乗車時
 WMTCモード値 ※4 19.1km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時
最小回転半径 3.1m
エンジン型式 / 弁方式 T719・水冷・4サイクル・直列4気筒 / DOHC・4バルブ
総排気量 998cm3
内径×行程 / 圧縮比 73.4mm × 59.0mm / 12.2
最高出力 ※5 109kW〈148PS〉 / 10,000rpm
最大トルク ※5 107N・m〈10.9kgf・m〉 / 9,500rpm
燃料供給装置 フューエルインジェクションシステム
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑方式 圧送式
潤滑油容量 3.4L
燃料タンク容量 17L
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比
 1速 2.562
 2速 2.052
 3速 1.714
 4速 1.500
 5速 1.360
 6速 1.269
減速比(1次 / 2次) 1.553 / 2.588
フレーム形式 ダイヤモンド
キャスター / トレール 25°/ 100mm
ブレーキ形式(前 / 後) 油圧式ダブルディスク(ABS) / 油圧式シングルディスク(ABS)
タイヤサイズ(前 / 後) 120/70ZR17M/C(58W) / 190/50ZR17M/C(73W)
舵取り角左右 31°
乗車定員 2名
排出ガス基準 平成28年国内排出ガス規制に対応

※1:装備重量は、燃料・潤滑油・冷却水・バッテリー液を含む総重量となります。※2:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。※3:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。※4:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。※5:エンジン出力表示は「PS/rpm」から「kW/rpm」へ、トルク表示は、「kgf・m/rpm」から「N・m/rpm」へ切り替わりました。〈 〉内は、旧単位での参考値です。

テスター:青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。最新バイク情報をビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説し、休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持されている。現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアにて執筆中、バイク関連著書もある。

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