MotorFan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • MotorFan[モーターファン]
  • モーターファンテック
  1. TOP
  2. モーターサイクル
  3. ニュース・トピック

【上半身ハダカでバイク運転は許される?】法律上の露出度の限界を警察官に聞いてみた。

  • 2019/08/12
  • MotorFan編集部 北 秀昭
このエントリーをはてなブックマークに追加
タンクトップでバイクに乗っても、道路交通法違反に問われないが……

「暑い夏は、なるべく薄着でバイクに乗りたい」と思う人も多いはず。安全面を考えると、長袖がいいのは分かってるけど……。ここでは「バイクに乗る時は、どこまでの薄着が許されるのか?」をリサーチしてみた。
REPORT:北秀昭(KITA Hideaki)

 夏になると、タンクトップ、短パン、素足にビーチサンダルの「夏の軽装の定番・3アイテム」で、スクーターに乗るオニーサンたちが出没する。
 また、筆者の家の近所にある農道では、白いタンクトップ(というより、グンゼの白いランニング)、白いステテコ、大衆居酒屋のトイレにあるような茶色いビニールのスリッパという出で立ちのオッサンが、かなり年季の入ったスーパーカブ50に乗って走る姿を時々見掛ける。

 少し前になるが、某所の夏の海岸では、上半身ハダカ&海水パンツのスタイルで、サーファーがサーフィンボードをスクーターのシート部分に挟み、移動する姿を目撃した。

 「これらは、道路交通法違反に当たらないのか?」

 と思い、道路交通法をチェック。しかし「半袖+半ズボンでの運転はNG」「パンイチ(海パン一丁)で運転の場合は禁止」など、服装に対する取り締まりの項目は見当たらない。

 今回は、バイクにおける、“露出度の限界値”をリサーチしてみた。

男女とも“大事な部分”を開放すれば、違反の対象かも!?

▲今回訪れた、千葉県某所にある交番。
 お手すきだと思われる瞬間を見計らい、近所の交番を訪れ、60歳くらいの男性のお巡りさんに、上記を質問してみた。

●お巡りさん:「男性の場合は全裸、女性の場合は上半身や下半身を露出して運転、もしくは歩行すれば、刑法第174条が規定している『公然わいせつ罪(※注)』などの罪に問われます」

◇筆者:つまり男性の場合、暑いから上半身ハダカでバイクに乗っていても、道路交通法違反にはならないんですね。

●お巡りさん:「男女とも、“大事な部分”を隠していれば、基本的に道交法違反の対象にはなりません。

 ただし、海ならともかく……街中を上半身ハダカで走るのは、常軌を逸脱した、“極めて非常識”な行為。『薬物の使用』などをかんがみ、もしもそのような現場を発見した場合は、任意に職務質問させていただく可能性が高いです」

◇筆者:自転車等とは違い、上半身ハダカでスピードの出るバイクに乗るなんて、確かに普通じゃありませんよね……

※注:刑法 第174条
公然とわいせつな行為をした者は、六月以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。

----- しばし、バイクに関する話が続く(ここでは割愛)-----

●お巡りさん:「原付運転免許の参考書などには、『バイクに乗る時は、転倒した時のことを考えて、長袖、長ズボンなど、露出の少ない服装をするのが望ましい』とあるのを、知ってますか?」

◇筆者:はい。原付免許の技能講習を受ける時は、バイクの運転に適した服装(手袋、長袖、長ズボン、スニーカーの着用)で講習を受けるのが鉄則。

 ノースリーブ・ミニスカート・ハイヒールで原付講習にやって来た女性が、指導員に「それはバイクに乗る格好ではありません」と追い返された、なんて話を聞いたことがあります(笑)。

●お巡りさん:「法律では決められてないんだろ? なんて屁理屈を言う人もいるそうですが、転倒や自動車との接触事故などで、もっとも痛い目を見るのは、自分自身です。バイクはできるだけ、露出のない恰好で乗ることが理想的。自分自身の安全は、最低限、自分で守らないといけません」

◇筆者:お忙しいところ、ありがとうございました。

「“不適切な服装”の場合、指導は拒否」な教習所もあります

 筆者が自動二輪免許を取得した公認の自動車教習所では、教習にあたり、文書にて下記の注意を受けた。下記は一部抜粋・言い回しを修正したもの。


 技能教習を受けるときは、活動しやすく、かつ安全に配慮した服装でお越しください。もし、教習を受けるにあたって不適切である場合は、教習を実施せず、かつ当該時限分のキャンセル料金が必要になります。具体的な服装は、下記の通り。

・自動二輪の教習を行うときは、必ずグローブを用意してください。選ぶ際は、指が動かしやすい革製の、またはそれに準ずるもの。二輪車専用が望ましい。

・二輪教習の際は、二輪用のブーツではなく、普通のシューズでも構いません。くるぶしを保護する目的で、ハイカットのものであればより安全です。フォーマルな革靴やパンプス等は、自動二輪の運転に向いているとはいえません。ペダル操作によって左足を中心に甲の部分に傷がつきやすいので、できれば避けてください。つま先やかかとなど露出部分が多くなるサンダル等は厳禁です。絶対に避けてください。

・車と自動二輪の運転における最大の違いは、常に体が露出しているということです。肌の露出が多い軽装は、例え夏場であっても避けなければいけません。教習においては、上半身・下半身ともに肌の露出のない服装でお越しください。

まとめ

 上半身ハダカ、タンクトップ、Tシャツ、短パン、ビーチサンダルやスリッパ……。道路交通法では違反の対象にならない。でも、バイクに乗る時は、もしものことを考えると露出の少ない服装は大切です。

酷道を奔り、険道を往く

酷道を奔り、険道を往く 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ

解決します! 交通ルールの素朴なギモン

解決します! 交通ルールの素朴なギモン 一覧へ

オービス対策‼ 交通取締情報局

オービス対策‼ 交通取締情報局 一覧へ