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ホンダ・クラリティPHEVのメカニズムを徹底解説!

  • 2019/08/12
  • ニューモデル速報
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3つのパワートレーンを、ひとつのシャシー&ボディでもまかなうよう同時開発されたクラリティ。しかも、そのパワートレーンはコンベンションな内燃機関ではなく、FCV、EV、PHEVという次世代ユニットである。その中でも最も販売台数を稼ぐであろう、中軸モデルが今回のPHEVだ。EVとしての使用を主として考えられたこのPHEVモデルに投入された技術を解説する。

図版解説●安藤 眞/編集部
フォト●宮門秀行

※本稿は2018年7月発売の「ホンダ クラリティPHEVのすべて」に掲載されたものを転載したものです。車両の仕様が現在とは異なっている場合がありますのでご了承ください。

風を味方につける流麗なデザイン

ミドルサイズセダンに相応しい、堂々たる車格と未来感を両立した流麗なデザインは、決して見た目を満足させるだけのものではない。開口や段差をなくすのではなく、穴を開けるべきところは開け、積極的に風を流すという新たな手法を採用したエアロデザインとなっている。

次世代電動車で実現した世界基準のパッケージ

エンジンや、モーター&バッテリーなど、多岐にわたるデバイスを搭載しながらも、ミドルサイズセダンとしての使い勝手や快適性を犠牲にしない設計が施され、5人の大人がゆったりと乗れるDセグメント車として満足できる居住スペースが確保された。

共通のプラットフォームで3種のモデルを集約する

クラリティPHEV
クラリティFCV
クラリティEV

3つの異なる電動パワートレーンを共通のプラットフォームに搭載し、Hondaクリーンカーの象徴となるクルマを創造するという「3in1コンセプト」のもとに、先行して発売されたFCVに、(米国向けの)バッテリーEVと今回のPHEVが追加され、遂にクラリティシリーズが完成した。

最小限のデザイン変更で差別化を図る

FCVとのデザイン面での差別化は最小限で、よりシャープな印象となったPHEV専用のグリルデザインとリヤのメッキガーニッシュ、そして専用色となった樹脂カバーが装着される18インチホイールという構成。

トランク容量の拡大で使い勝手も向上

428ℓだったFCVに対し、PHEVはDセグメントの競合車と同最小限のデザイン変更で差別化を図る等以上の512ℓのトランク容量を誇る。ゴルフバッグなら4個、29インチのスーツケースであればふたつを飲み込むほか、トランクスルーも可能となった。

PHEVならではの充電のしやすさ

EV走行の魅力と価値を最大限に引き出すために、充電のしやすさも追求されている。スマートキーからでも開けられる普通充電ポートの他に、国際標準規格に対応した急速充電ポートも装備。また、設定時刻に充電するタイマー充電も可能。

飛躍的に進化した次世代ハイブリッドシステム

アコードPHEVに搭載したシステムをベースに、大幅な進化を遂げた「SPORT HYBRID i-MMD Plug-in」。アコードPHEVよりも大容量化されたバッテリーと高出力/高エネルギー容量化に対応するため、バッテリーの冷却には水冷方式を採用。VCUも瞬時出力/連続出力ともに高められたほか、モーターに関しても油路構成を改善することで冷却を強化し、高出力化を図っている。

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