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名前が変わっただけじゃない! マツダ2は新型デミオに非ず〈MAZDA2試乗記〉

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この超絶シートは、もはや完全新設計?

「よくぞ気づいてくださいました」

 そりゃ気がつきますよ。

「実はマツダ2のシート、見た目はデミオと変わっていませんが、中身はまったく違うのです」

 その変更内容は呆れるほど多岐に渡っていた。

1.高減衰ウレタンの採用
2.腰のあたりに角質フェルトを追加
3.腰のあたりの角ばねの形状を変更
4.尻のあたりにサポーターを設置
5.大腿の裏のあたりにトーションバーを追加
6.大腿の裏のあたりのフォームドワイヤーを連結
7.腰のあたりと座面の前方にスペーサーを設置

 もう、ほとんどデミオとは別モノである。これらの変更により、骨盤が立った状態を維持させ、脊柱が理想的なS時カーブを“自然と描くように促している”のだという。シートの形状によって“強制的にS時カーブにさせる”のではないところもポイントらしい。

 そして筆者が感じた、「腰が前にずれず、理想的なポジションを維持しやすい」のは、上記4番から7番、とりわけ5番のトーションバーの追加の恩恵が大きいという。

 それにしても、シートそのものの見た目の形状は変わっていないのに、見えないところにこんなにお金を掛けて大丈夫なのか? まぁ、いかにもマツダらしいと言うか、商売下手(失礼!)と言うか……。

 今回は限られた時間内での試乗だったので、シートのほかにも筆者が気づいていない改善点がまだまだたくさんあるだろう。一事が万事、シートのような調子で隠し味的なエピソードが潜んでいる可能性は高い。

 これはあらためて、しっかりと試乗する必要があるだろう。少なくともマツダ2を「デミオのマイナーチェンジ版」と簡単に片付けるのだけはやめておいたほうがよさそうだ。

●MAZDA2 XD PROACTIVE S Package
全長×全幅×全高:4065×1695×1525mm ホイールベース:2570mm 車両重量:1160kg エンジン:直列4気筒DOHCディーゼルターボ 排気量:1498cc 最高出力:105ps/4000rpm 最大トルク:250Nm/1500-2500rpm トランスミッション:6速AT フロントサスペンション:マクファーソンストラット リヤサスペンション:トーションビーム タイヤ:185/65R15 駆動方式:FF WLTC複合燃費:21.8km/L WLTC市街地燃費:17.6km/L WLTC郊外燃費:21.9km/L WLTC高速道路燃費:24.2km/L 価格:221万1000円

●MAZDA2 15S PROACTIVE S Package(4WD)
全長×全幅×全高:4065×1695×1550mm ホイールベース:2570mm 車両重量:1160kg エンジン:直列4気筒DOHC 排気量:1496cc 最高出力:110ps/6000rpm 最大トルク:140Nm/4000rpm トランスミッション:6速AT フロントサスペンション:マクファーソンストラット リヤサスペンション:トーションビーム タイヤ:185/65R15 駆動方式:F・AWD WLTC複合燃費:17.2km/L WLTC市街地燃費:14.5km/L WLTC郊外燃費:17.3km/L WLTC高速道路燃費:18.7km/L 価格:216万7000円

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