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マツダ MAZDA3のSKYACTIV-Xは、なぜハイオク仕様? なぜ圧縮比16.3ではなく15.0なのか? エンジニアに訊いた

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圧縮比はあえて16.3にせず、15.0にした

欧州仕様の圧縮比は16.3、日本仕様は15.0

 もう1点気になるのは、容積比(圧縮比)だ。ヨーロッパ仕様のSKYACTIV-Xは16.3なのに対し、ハイオク推奨でレギュラーにも対応した国内版SKYACTIV-Xは15.0である。ヨーロッパ仕様は、ノッキングしにくさの指標であるオクタン価がRON95のガソリンに対応しているのに対し、国内仕様の場合は、日本で流通するRON100のハイオクと、一般的にRON90+αのレギュラーガソリンに対応しなければならない。

 日本のハイオクガソリンやヨーロッパのRON95のガソリンに比べ、日本のレギュラーガソリンの方がノッキングを発生しやすい。通常のガソリンエンジンでいうところのノッキングのような現象を回避するために、SKYACTIV-Xの国内仕様は容積比を下げ、15.0としたのだ。可変機構でも組み込めば別だが、容積比は構造的に決まってしまうので、ハイオクにも対応するのに、国内仕様のSKYACTIV-Xはレギュラーに合わせて15.0にしたのである。132kW/224Nmの最高出力/最大出力は、容積比16.3のヨーロッパ仕様と変わらない。

SKYACTIV-Xエンジンは「燃費の目玉」が広い

「ヨーロッパでは一般的にRON95、日本のハイオクはRON100なのですが、国内ではあえて15.0で適合しました。実はハイオクでも16.3でやるより15.0でやったほうが、欧州仕様と比べたときに低開度から全負荷にかけてのつながりがよくなるのです。低開度から全負荷につないでいくときに、うまくトルクを出しつつ、燃費を良くしたい。いろんなつながりを良くできるので、あえて16.3にせず、15.0にしました」

 容積比16.3とRON95の組み合わせた際のノウハウは、ヨーロッパ仕様を開発する際に積み重ねた。一方、容積比15.0とRON90の組み合わせについても、国内仕様を開発する際に積み上げてあった。そのノウハウがあったので、容積比15.0とRON100の組み合わせは「難しくなかった」という。ただし、洗練させるのに2ヵ月は必要で、だから発売時期を遅らせることになったという。

 いずれにしても、MAZDA3に搭載されるSKYACTIV-Xは、世界初の圧縮着火ガソリンエンジンとしてファーストステップである。出たばかりなのだ。ハイブリッドや過給ダウンサイジング、それにディーゼルがそうだったように、時間を経るごとに洗練され、効率もフィーリングも良くなっていくのは間違いない。

「ネタはある」というSKYACTIV-Xの将来像については、別項でレポートする。

マツダ MAZDA3のSKYACTIV-Xは、まだファーストステップ。エンジニアに訊いた“SKYACTIV-Xの次のステップ”とは?

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