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〈マツダCX-30〉絶妙なボディサイズで街乗りの使い勝手に優位【ひと目でわかる最新SUVの魅力】

  • 2020/01/17
  • ニューモデル速報
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撮影車両:XD L Package(FF)

・月間販売台数 1569台 (19年9月〜10月平均値)
・現行型発表 19年9月
・JC08モード燃費 19.2㎞/ℓ ※「XD」系のFF車

REPORT●工藤 貴宏(KUDO Hiroyuki)
PHOTO●中野 高次(NAKANO Koji)/平野 陽(HIRANO Akio) 
MODEL●菅原 樹里亜(SUGAWARA Juria)

※当記事は2019年11月発売の「2020年 国産&輸入SUV」に掲載されたものを転載したものです。

全幅:1795㎜ 全高:1540㎜ ミラー・トゥ・ミラー:2040㎜
開口高:755㎜
全長:4395㎜ 最小回転半径:5.3m
車体の基本構造は「マツダ3」と共通だが、ホイールベースを短くして4.4mの全長としている。スタイリングは実用性を高めるために後方までほぼ低くならないルーフと、それにも関わらず流麗な雰囲気を持つのが特徴。

■主要諸元 XD L Package
全長×全幅×全高(㎜) 4395×1795×1540
室内長×室内幅×室内高(㎜) 1830×1490×1210
ホイールベース(㎜) 2655
トレッド(㎜) 前/後 1565/1565
最低地上高(㎜) 175
車両重量(㎏) 1460
エンジン種類 直列4気筒DOHCディーゼルターボ
総排気量(㏄) 1756
最高出力(kW[㎰]/rpm) 85[116]/4000
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 270[27.5]/1600-2600
燃料タンク容量(ℓ) 51(軽油)
トランスミッション形式 6速AT
駆動方式 FF
タイヤ・サイズ 215/55R18
最小回転半径(m) 5.3
WLTCモード燃費(㎞/ℓ) 19. 2
車両本体価格 306万9000円

先進安全装置

基本的な先進安全装備は全車に搭載するが、一部装備はグレード差がある。例えば渋滞でハンドル操作をアシストする「クルージング&トラフィックサポート」は「PROACTIVE Touring Selection」以上に標準装備だ。

撮影車両データ

ボディカラー:ポリメタルグレーメタリック
オプション装備:スーパーUVカットガラス〈フロントドア〉+IRカットガラス〈フロントガラス/フロントドア〉、CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー(4万9500円)/360度セーフティパッケージ(8万6880円)/ボーズサウンドシステム(7万7000円)

ボディカラー

※1は3万3000円高。 ※2は5万5000円高。 ※3は6万6000円高。

乗降性

〈前席〉ステップ高:420㎜ 助手席シート高:645㎜
〈後席〉ステップ高:430㎜ シート高:650㎜

地面に立った時と座った状態で腰の高さの変化が少なくて乗り降りしやすいシート高……、というクロスオーバーSUVの最大の美点はCX-30にもあてはまる。後席はライバルに比べドア開口幅は広くないが頭上のクリアランスはまずまずだ。

インパネ

インパネ正面は、メーターやエアコン吹き出し口を左右対称のレイアウトとしてドライバーを包み込む感覚。一方、正面から左側に掛けては柔らかい水平基調として開放感を演出している。全幅にゆとりがあるのでセンターコンソールが幅広い。シフトレバー後方にはナビなどをコントロールするコマンダーが組み込まれている。

前席

シート高の調整幅が広く、下げると包まれ感のあるスポーティな感覚、高くするとSUVらしい見晴らしを実現。骨盤をしっかり支えるシートは、見た目以上に身体とのフィット感が高くて包み込む感覚が強い。

後席

床に対して着座位置を高めたパッケージングなので、短めの全長ながら後席もしっかりと広さがある。シートが立体形状でフィット感が高く、姿勢保持性は良好。ただ、背もたれが少し立ち過ぎに感じられる。

ラゲッジルーム

〈通常時〉奥行き:800㎜
〈後席格納時〉奥行き:1630㎜ 高さ:50㎜ 幅:1000㎜

ラゲッジルームには弟分にあたる「CX-3」との明確な差がある。CX-30は明らかに広いのだ(容量はCX-3の350ℓに対して430ℓ)。通常時でも畳んだベビーカーとスーツケースが同時に積める容量があり、トノカバーまでの高さもしっかり確保しているのが実用的。広い開口幅も自慢だ。

うれしい装備

センターコンソールボックスはDVDトールケースも収まる大容量。リッドを開ける動きがスライド+上部に開くのは開閉操作の手の動きを最小限にするため。
なんと、廉価グレード以外に電動開閉式のテールゲートを奢るのだからリッチ。国産車では珍しく、リッドを閉じた後にドアロックするボタンも組み込む。
クルーズコントロールは渋滞時の停止保持まで行なうタイプ。渋滞中のステアリングアシスト機能も大幅に強化された。
フロントガラスに情報を投影するヘッドアップディスプレイまで全車に標準装備。車速などを確認できる。
8.8型の横長ディスプレイを全車に搭載。5万円ほどの地図データを販売店オプションで購入すればナビとして機能する。
通信端末が全車に組み込まれており、緊急の際はSOSボタンでコールセンターにつながる。事故発生時には自動で発報。
「PROACTIVE Touring Selection」以上はシートヒーターに加え、ドライバーの手を温めるステアリングヒーターも装備。
「PROACTIVE Touring Selection」のフロントドアは紫外線や遠赤外線もほぼカットする高機能ガラスを採用している。

〈TOPICS〉世界初の燃焼制御技術を持つ新世代ガソリンエンジン

ガソリンとディーゼルの両方の特長を持ち合わせる火花制御式圧縮着火(SPCCI)を採用した、2.0ℓ新世代ガソリンエンジンを搭載した「SKYACTIV-X 2.0」を新設定。優れた環境性能と力強い走りを実現している。

〈ENGINE〉燃費に優れるディーゼルも用意

国産SUVとして、さらに輸入車を含めてもこのクラスのSUVとして珍しいのがディーゼルエンジンを設定していること。マツダの1.8ℓディーゼルはパンチ力に乏しいものの、驚くほどのデータを叩き出す好燃費が魅力だ。一方2.0ℓガソリンエンジンはトルクフルで伸びやかな特性が特徴。

バイヤーズガイド

20S
20S L Package
XD PROACTIVE

現状個人的な推しは2.0ℓのガソリンエンジン。デザインの若々しさや俊敏な走りに相応しいパワーユニットの反応を求めると、ディーゼルユニットはややおとなし過ぎる気がする。CX-30の人気が高まり、2.2Dが搭載されたら面白いが、それこそがガソリンとディーゼルの良いとこ取りをする「SKYACTIV-X」が目指した領域だろう。

装備グレードは通常のガソリンエンジンに廉価仕様の「20S」が備わることを除けば、3つのエンジンとも共通の展開。「PROACTIVE Touring Selection」は前席シートヒーター&運転席パワーシートが備わり、「L Package」は本革シートが特徴。☆減税は未定

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