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ここまでわかったトヨタGRヤリス、新開発の直3DOHCターボG16E-GTS型はなぜ空冷インタークーラーなのか?

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手前の低い方が空冷インタークーラー。高さよりも奥行きで容量を稼ぐタイプだ

 GRヤリスのRZ“High-performance・First Edition”には、冷却スプレー機能付き大容量空冷インタークーラーが装備される。RZ“First Edition”は、冷却スプレー機能なしの大容量空冷インタークーラーがつく。ターボエンジンに不可欠なインタークーラー(Charge Air Cooler)には、水冷式と空冷式があるが、水冷式を採用することが多いトヨタがGRヤリスでは「空冷式」をあえて採用するのには理由がある。

 エンジニアに、なぜ空冷式にしたのか?と問うと
「GRヤリスが水冷インタークーラーにしなかったのはラリー競技中のクラッシュ時の作業性を優先したからです。水冷式インタークーラーだとクラッシュ時の配管修復などに手間が掛かるから」
 という返事があった。GRヤリスを購入したユーザーがたとえ競技に出なくても、こういったプロフェッショナル仕様は、オーナー心をくすぐる。

 ラリーやサーキット走行など過酷な走行時の熱対策には、ウォータースプレイによる水冷式インタークーラー自体の冷却による効果はもちろんあるのだろうが、通常の走行ではあまり意味はないかもしれない。しかし、購入後に冷却スプレー機能を付加しようと考えたら配管等の取り回しで手間がかかる。とはいえ、「Born From WRC」を感じさせるこの特別感は魅力である。

 ちなみにオイルクーラーは水冷式だ。

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