サイズが絶妙! 全長4500mm±50mmのコンパクトセダン メルセデス・べンツAクラス、BMW2シリーズグランクーペ、トヨタ・カローラ、アウディA3、ホンダ・グレイス
- 2020/02/02
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MotorFan編集部 鈴木慎一

SUV人気に押されてセダンは若干元気がない。と思ったら、全長4500mm±50mmというサイズになかなか魅力的なコンパクトセダンが揃ってきた。メルセデス・ベンツAクラスセダン、BMW2シリーズグランクーペ、アウディA3セダンのドイツ勢に対するのは、2019年にフルモデルチェンジしたトヨタ・カローラだ。
全長4500mm±50mmが使いやすい
「本当はかっこいいセダンがほしい。けれども欲しいモデルはボディサイズが大きすぎる」と思っている人、きっといるだろう。
BMW3シリーズは全長4715mm、メルセデス・ベンツCクラスは4690mm、MAZDA6は4865mm、トヨタ・クラウンは4900mmだ。これでは大きすぎる、もうちょっとコンパクトなサイズがいいのだ。
1998-2005のBMW3シリーズ(E46型)の全長は4470mmだった!

1998年から2005年まで販売されたBMWの4代目3シリーズであるE46型のボディサイズは
全長×全幅×全高:4470×1740×1415mm
ホイールベース:2725mm
だった。
2000年デビューの2代目メルセデス・べンツCクラス(W203)のボディサイズは
全長×全幅×全高:4535×1730×1425mm
ホイールベース:2715mm
だった。
コンパクトセダンの代表格だった3シリーズ、Cクラスはフルモデルチェンジのたびにボディサイズが拡大され、もはやとても「コンパクト」とはいえなくなった。この間、道路幅が格段に広がったとも、平均身長が大きく伸びたとも聞かない。つまり、クルマは大きく立派になったが、その代償として扱いにくくなったのである。
もっとも扱いやすくそれでいてスタイリッシュなデザインを施せるサイズは、おそらく「全長4500mm ±50mm」というところだろう。登場したばかりのBMW2シリーズ・グランクーペもこのサイズに当てはまる。
ジャーマン・プレミアム3は、ここに魅力的な4ドアセダンを投入している。Aクラスセダン、A3セダン、そして2シリーズグランクーペである。
かつてのボディサイズが
Cクラス→Aクラスセダン
3シリーズ→2シリーズグランクーペ
A4→A3セダン
となったわけだ。
まずは、この3台を比べてみよう。
まずはAクラスと2シリーズグランクーペを比べてみる

メルセデス・ベンツAクラスセダン 全長×全幅×全高:4550×1800×1430mm ホイールベース:2730mm

メルセデス・ベンツのもっとも小さな4ドアセダンが、Aクラスセダン。もちろん、エンジン横置きのFFベースのセダンである。
なぜAクラスセダンがトップバッターかというと、全長が4550mmということで「4500mm±50mm」の上限だからである。
ちなみに、
MAZDA3セダン:全長×全幅×全高:4660×1795×1445mm ホイールベース:2725mm
ホンダ・シビックセダン:全長×全幅×全高:4650×1800×1415mm ホイールベース:2700mm
スバル・インプレッサ(セダン):全長×全幅×全高:4640×1775×1455mm ホイールベース:2670mm
とだいぶ大きくなってしまうのだ。
Aクラスセダンの日本でのエントリーグレードは、
メルセデス・ベンツAクラスセダンA180セダン(344万円)
全長×全幅×全高:4550×1800×1430mm
ホイールベース:2730mm
1.3ℓ直4ターボ+7速DCT
燃料:プレミアム
最小回転半径:5.0m
WLTCモード燃費:15.7km/ℓ
である。
BMW2シリーズグランクーペ 全長×全幅×全高:4526×1800×1420mm ホイールベース:2670mm

登場したばかりのBMW2シリーズグランクーペ。FF化された1シリーズのセダン版というポジションだ。
エントリーグレードのスペックは
BMW 218iグランクーペ(369万円)
全長×全幅×全高:4526×1800×1420mm
ホイールベース:2670mm
1.5ℓ直4ターボ+7速DCT
燃料:プレミアム
である。
ちなみに、1シリーズ(118i)は
全長×全幅×全高:4335×1800×1465mm
ホイールベース:2670mm
である。つまり191mm、2シリーズグランクーペの方が全長が長い。
トヨタ・カローラも「絶妙サイズ」

トヨタ・カローラ 全長×全幅×全高:4495×1745×1435mm ホイールベース:2640mm

全長4495mmの現行トヨタ・カローラは、グローバルモデルよりホイールベースを60mm短縮したほか、ドアミラーの取り付け位置やドア断面、ドアドリムの厚みなど日本の使用環境に合わせた専用設計を実施。グローバルモデルと同等の室内空間を確保しつつ、従来型と同等の最小回転半径(5.0m<16,17インチタイヤ装着車は5.3m>)と乗降性の良さを実現した。
トヨタ・カローラ ハイブリッドW×B(275万円)
全長×全幅×全高:4495×1745×1435mm
ホイールベース:2640mm
最小回転半径:5.3m
1.8ℓ直4S+THS II
燃料:レギュラー
WLTCモード燃費:25.6km/ℓ
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