〈ホンダ・フリード/フリード+〉アウトドアイメージのクロスターを追加【ひと目でわかる国産新型車の魅力】コンパクトカー レビュー
- 2020/03/12
- ニューモデル速報

JC08モード燃費:28.0km/ℓ ※「HYBRID G」のFF車(フリードは6名乗車)
月間登録台数:6673台(7月〜12月平均値)
REPORT●小林 秀雄(KOBAYASHI Hideo)/蔵田 智洋(KURATA Tomohiro)
PHOTO●神村 聖(KAMIMURA Satoshi)/平野 陽(HIRANO Akio)
MODEL●菅原 樹里亜(SUGAWARA Juria)[身長160㎝]
※本稿は2010年1月発売の「2020年 国産新型車のすべて」に掲載されたものを転載したものです。

■HYBRID CROSSTAR・Honda SENSING
全長×全幅×全高(㎜):4265×1695×1710
室内長×室内幅×室内高(㎜):3045×1455×1275
ホイールベース(㎜):2740
トレッド 前/後(㎜):1480/1485
車両重量(㎏):1430
エンジン種類:直列4気筒DOHC+モーター
総排気量(㏄):1496
エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm):81[110]/6000
エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):134[13.7]/5000
モーター最高出力(kW[㎰]/rpm):22[29.5]/1313-2000
モーター最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):160[16.3]/0-1313
燃料タンク容量(ℓ):36(レギュラー)
トランスミッション形式:7速DCT
駆動方式:FF
サスペンション:前 ストラット 後 トーションビーム
ブレーキ:前 ベンチレーテッドディスク 後 ディスク
タイヤ・サイズ:185/65R15
最小回転半径(m):5.2
JC08モード燃費(㎞/ℓ):27.4
車両本体価格:278万1900円
先進安全装置(Honda SENSING)

ボディカラー

フリード/フリード+の3つのポイント
1.専用エクステリア満載の「クロスター」新設定
2.ブレーキステップダウン制御の採用
3.エンジン改良による実燃費の向上

最もコンパクトなミニバンとしてシエンタと共に人気を集めるフリード。全長4.3m足らずのボディで3列シートを成立させている巧みなパッケージングが好評の理由だ。
エンジン&ホイール

乗降性

2列目は開口部も大きく、アシストグリップもあって乗り降りはしやすい。3列目への乗降は2列目シートを前倒しにして行なうがややスペースはタイトだ。低床フラットフロアと広いドア開口部のおかげで、とても乗り降りしやすい。低めのポジションから立ち上がる感じで頭上空間に不満はない。
インパネ

メーター

1列目:見晴らしの良いミニバン的運転感覚はそのままに、パワーステアリング制御が最適化されたことで操縦安定性がアップ。「CROSSTAR」はデジタルパターンのファブリックとプライムスムースを組み合わせた専用コンビシートを標準装備する。
「フリード」の場合、2列目席にはキャプテンシート(6人乗り)とベンチシート(7人乗り)を設定。無理なく座れる範囲内で2列目シートを前方にスライドさせると、3列目席にも大人が座れるゆとりの空間を生み出せる。頭上スペースも広くて開放的。
うれしい装備

ラゲッジルーム

3列シート仕様の「フリード」は、通常時の荷室奥行きは狭い。乗車定員よりも積載性を重視するならば、5人乗りの「フリード+」も視野に入れよう。3列目シートの格納は左右跳ね上げ式。荷室開口高がかなり低いので、自転車を立てた状態のまま容易に積み込むことができる。
使い勝手撮影車両データ
オプション装備:LEDヘッドライト/運転席&助手席シートヒーター/フルオートエアコンディショナー/Hondaインターナビ+リンクアップフリー+ETC車載器/ロールサンシェード
〈EQUIPMENT〉多彩なシートアレンジ



1列目、2列目はフルフラット状態にできるので、車中泊などで使い勝手が良く、とても便利だ。2名乗車なら2列目を前に出して、3列目を畳むとイスなど大きな荷物を運べる。7人乗り仕様で2列目をフルフラットにすると、まるで部屋のような広々とした空間が現れる。2名乗車で3名掛けのシートを畳み、前方に跳ね上げれば自転車を積むことも可能だ。
〈TOPICS〉ステップダウンシフト制御をホンダのミニバンで初採用

フリード/フリード+の今回のマイナーチェンジでは、下り坂でシフトレバーを操作しなくても、ブレーキ操作だけでエンジンブレーキを併用した減速を行なうステップダウンシフト制御をホンダのミニバンとして初搭載した。これによりドライバーがシフト操作にわずらわされることなくコーナーでの加減速をスムーズにし、滑らかな運転をサポートしてくれる。ガソリン車のみに設定。
バイヤーズガイド
フリードのガソリン車にのみ用意される「B〜」は側突系エアバッグが装着不可なのでおススメしない。燃料代も含めても総合的なコスパはハイブリッドよりガソリンが優秀。「CROSSTAR」は標準車より22万円高だが機能的なメリットはなく、あくまでそのSUVっぽい“雰囲気”に価格差分の価値が見出せるかかどうか……で選ぶべし。


モーターファン別冊 統括シリーズ Vol.123 2020年 国産新型車のすべて
話題のマツダ3も、新型スープラも。
2019年に登場した主要26車種を完全ガイド
272ps+スポーツ4WD “GR FOUR”搭載、GRヤリスがワールドプレミア
新型FIT 登場!
6年ぶりにフルモデルチェンジした新型フィットがついに登場。「心地よさ」をテーマに開発された内外装は疲れにくく良好な操縦性。ハイブリッドの滑らかな走りや先進安全装備なども注目の一台だ。
人気ジャンル!コンパクトSUVの魅力
世界的なSUVブームは衰えることを知らず、日本ではコンパクトSUVの新型車ラッシュが続く。時代にフィットする人気ジャンルの理由を探る。
|
|

自動車業界の最新情報をお届けします!
Follow @MotorFanwebおすすめのバックナンバー
水平対向と星型とロータリーエンジン特集

スバル新型レヴォーグの新1.8ℓ水平対向4気筒ターボCB18 vs マ...
- 2020/08/21
- 新車情報
スバルの1.8ℓリーンバーンターボ「CB18型」とはどんなエンジ...
- 2020/08/20
- 新車情報

1.8ℓ直噴リーンバーンターボ! 次期スバル・レヴォーグから始...
- 2020/05/15
- コラム・連載記事

内燃機関超基礎講座 | 星型エンジン、その複雑で精緻な構造
- 2020/12/29
- コラム・連載記事

内燃機関超基礎講座 | 直噴技術がロータリーエンジンを救う?...
- 2020/10/16
- コラム・連載記事

いま再びマツダの水素ロータリーエンジンへの期待「REは水素...
- 2020/08/24
- コラム・連載記事
ホンダエンジンの技術力は凄い|内燃機関超基礎講座特集

内燃機関超基礎講座 | V型5気筒という奇妙なエンジンの理由[...
- 2020/07/31
- コラム・連載記事

内燃機関超基礎講座 | ホンダが作った「本当のアトキンソンサ...
- 2020/08/13
- コラム・連載記事

内燃機関超基礎講座 | NA時代のタイプRが搭載していた2.0ℓエ...
- 2020/08/09
- コラム・連載記事

内燃機関超基礎講座 | ホンダ F1 エンジンのコンロッド 高い...
- 2020/07/05
- コラム・連載記事

内燃機関超基礎講座 | ホンダ初代NSXのエンジン[C30A/C32B...
- 2020/08/30
- コラム・連載記事

内燃機関超基礎講座 | ホンダのユニークな気筒休止システム[...
- 2020/08/12
- コラム・連載記事
会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

フェアレディZ432の真実 名車再考 日産フェアレディZ432 Chap...
- 2018/08/28
- 新車情報

マツダ ロータリーエンジン 13B-RENESISに至る技術課題と改善...
- 2020/04/26
- コラム・連載記事

マツダSKYACTIV-X:常識破りのブレークスルー。ガソリンエン...
- 2019/07/15
- テクノロジー

ターボエンジンに過給ラグが生じるわけ——普段は自然吸気状態
- 2020/04/19
- テクノロジー

林義正先生、「トルクと馬力」って何が違うんですか、教えて...
- 2020/02/24
- テクノロジー

マツダ×トヨタのSKYACTIV-HYBRIDとはどのようなパワートレイ...
- 2019/07/27
- テクノロジー
Motor-Fanオリジナル自動車カタログ
自動車カタログTOPへMotor-Fan厳選中古車物件情報

ホンダ フリード
フレックス エアロ
中古価格 49.8万円

ホンダ フリード
G ジャストセレクション
中古価格 31万円

ホンダ フリード
G エアロ
中古価格 88万円

ホンダ フリード
B・ホンダセンシング 両側スライド 登録済未使用車
中古価格 169.9万円

ホンダ フリード
G エアロ
中古価格 59万円

ホンダ フリード
G ジャストセレクション
中古価格 109万円