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マジで? ドゥカティ1098……ではなく、これホンダモンキーなんです。

  • 2020/03/11
  • MotorFan編集部 北 秀昭
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『才谷屋フアクトリー』のNチビ用カウル類や、OVERレーシング製モンキー用OV29フレームキットでドレスアップされたモンキーカスタム。

今も昔も、カスタムベースに大人気のホンダ モンキー。モンキーカスタムの楽しさは、コンパクトな外観で、憧れの名車を再現できること。アイデアと工夫次第では、本物を超えるフォルムに仕上げることも可能だ。絶版後も高い人気を誇る、50ccモンキーをベースにした「ドゥカカティ1098」のレプリカカスタムをご紹介しよう。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
PHOTO●フォトスペースRS
※4MINIチャンプ16より(2009年発売)

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社外フレームキット+FRP製Nチビ用カウル類で、週激なレーシングフォルムにアレンジ

製作:才谷屋ファクトリー ベースマシン:ホンダ モンキー

フレームはトラス型に変更!コンパクトなモンキーだからこそ、ここまで出来る!

OVERレーシング製モンキー用OV29フレームキット……35万8000円(税込)

「ドゥカカティ1098」って、どんなバイク?

“ドゥカカティ1098風”モンキー改の各部をチェック

社外フレームキット+FRP製Nチビ用カウル類で、週激なレーシングフォルムにアレンジ

製作:才谷屋ファクトリー ベースマシン:ホンダ モンキー

本物とそっくりのマフラーは、限界までバンク角&エキパイの管長を確保できる後方2本出しのワンオフを採用。
市販の才谷屋フアクトリー製カウルを駆使してドゥカカティ1098のフォルムを再現。

 ミニバイク用からビッグバイク用まで、数多くの外装類をリリースする『才谷屋フアクトリー』がプロデュースした、モンキーがベース(とは言っても、残っているモンキーパーツはエンジン程度かも!?)の美しい超カスタム。

 フレームはトラス形状が特徴の、OVERレーシング製モンキー用OV29フレームキットに変更(スタビライザー付きアルミスイングアームやアルミ削り出しバックステップを含む)。

 フロントフォークは、モンキーカスタム定番の、NSR Mini用Φ30正立型とし、前後ホイールはNSR Mini用12インチ3本キャストホイールを組み合わせ。

 前後のブレーキはディスク化し、フロントにブレンボ製4POTキャリパー、リアにブレンボ製2POTカニキャリパーを導入して制動力&カスタム度を大幅にアップ。

 極め付けは、シャープでスパルタンな『才谷屋フアクトリー』のFRP製カウル類。フルカウル、シートカウル、タンクカバーは、すべて市販のNチビ用、つまり「NSR50/80」「NSR Mini」「NSF100」適合用だが、随所にワンオフのステー等を駆使して、モンキー用OV29フレームにコーディネイト。

 軽量で頑丈なカウル類の最大のポイントは、カウル製作を知り尽くした、才谷屋ファクトリーならではの造形の美しさ。レースでの使用はもちろん、ドレスアップ用としても高い人気を獲得している。

 ホンモノに負けず劣らすの滑らかなボディライン、絶妙な陰影を作りだす凹凸部、作り込まれたレーサーなダクト部、後方2本出しマフラー(ワンオフ)とテールカウルが織り成す絶妙なリアビュー等々、そのクオリティとアレンジ力の高さは、まさにプロが成せるワザ。

 フルカウルは耐久レース用(2灯or1灯)に加え、スプリントレース用もスタンバイ。市販品はすべて白ゲルコート仕上げ。写真はレッドカラー塗装したもの。

フレームはトラス型に変更!コンパクトなモンキーだからこそ、ここまで出来る!

OVERレーシング製モンキー用OV29フレームキット……35万8000円(税込)

バイクカスタムの雄「モンキー」にはこんな社外パーツもあり!

 「ドゥカカティ1098」のレプリカモンキーに組み込まれているフレーム&スイングアームが、写真のOVERレーシング製モンキー用OV29フレームキット。こんなオリジナルフレームを、プラモデル感覚で愛車に導入する……。小さくて軽量なモンキーだからこそできる、モンキーカスタムの理由がよーく分かる一コマだ。

 OV29フレームキットのポイントは、スタンダードフレームでは物足りなかった剛性を飛躍的に向上させ、コーナーリングでの安定性がアップ。また、チューニングエンジンのパワーをも十分に発揮できるのが特徴。

【キット内容】
・スチール製トラスフレーム
・レーシングバックステップ
・アルミスイングアーム(ピボットベアリング仕様)
・アルミシートベース
※エンジン一式は付属なし

【適合】
・モンキー系横型エンジンに対応
・カウル、シートはNSF100用対応
・前後ホイール、ステアリングステム、ガソリンタンクはNSF100、NSR Miniに対応

アルミ削り出しで構成された、モンキー用「OV-33フレームキット」。
サブフレームも設けられたモンキー用「OV-33フレームキット」。

 モンキー用社外フレームは、アルミスイングアームやアルミ削り出しパーツでもお馴染みの『Gクラフト』等からもリリース。種類はアルミ削り出しタイプが多く、『OVERレーシング』でも様々なタイプをラインナップ。写真上はネック長を30mmロング化した「OV-33フレームキット」。

 OV-33フレームキットは、ネイキッドレーサーの走りをコンセプトに開発された高剛性アルミフレーム。クレードルフレーム構造を意識したダウンチューブにより、ハイパワーエンジンを確実にマウント。独自のセミツインチューブの採用により、ピボット剛性に優れ、Φ12ピボットシャフトにも対応する。価格は20万9000円(税込)。

「ドゥカカティ1098」って、どんなバイク?

写真はスタンダードの「1098」。
写真はスタンダードの「1098」。

 1098シリーズは、999 シリーズの後継として2007年に登場したスーパースポーツモデル。エンジンは「テスタストレッタ・エボルツィオーネ」と呼ばれる新型を搭載。スーパーバイク世界選手権のルール改正に合わせ、1099ccまで排気量アップされているのがポイントだ。

 レースに出場するための車両承認用に定められた、台数限定のスペシャルモデル「1098R」、前後にオーリンズ製サスペンションを装備した「1098S」、スタンダードな「1098」の3モデルで構成。

 低めに抑えつつ、シャープなイメージにデザインされた戦闘的なフォルムのフロントカウル、限界までバンク角&エキパイの管長を確保できる後方2本出しマフラー、片持ち式のプロアーム型スイングアームなど、スポーティな機能が惜しみなく盛り込まれている。

“ドゥカカティ1098風”モンキー改の各部をチェック

ホンモノに負けず劣らすの滑らかなライン、絶妙な陰影を作りだす凹凸部、作り込まれたダクト部に注目。
カウル製作を知り尽くした、才谷屋ファクトリーならではの造形の美しさは圧巻。
後方2本出しマフラー(ワンオフ)とテールカウルが織り成す、スポーティなリアビュー。
スイングアームはスタビライザー付きのアルミ製、バックステップは豪華なアルミ削り出し。ともにOVERレーシング製。

コレがホンダ・モンキーだって?「750ssイモラレプリカ」を本気でレプリカした結果がすごい。

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