ホンダ新型フィット 選ぶべきはe:HEV?CROSSTAR(クロスター)? HOME? NESS? パーソナルチョイスの思考回路
- 2020/03/20
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MotorFan編集部 鈴木慎一
ホンダ新型フィットが好調だ。初期受注は3万1000台を超えたと発表されている。ボディタイプ、パワートレーン、駆動方式、そしてグレード、選び甲斐がある新型フィット、買うならどれか? 試乗を通して考えてみた。
まずはCROSSTARか、それ以外か?

すでにご存知のとおり、新型フィットには2種類のボディタイプがある。ノーマル(BASIC/HOME/LUXE)とSUVテイストを加えたクロスターである。クロスターは、専用の前後バンパーやグリル、クラッディング(ホイールアーチに装着されているブラックの部分)がついて、全長が95mm、全幅が30mm拡大されている。タイヤも外径が一回り大きい185/60R16サイズとなり、最低地上高もFF車で25mm高い160mmとなっている。
どちらを選ぶか? どちらを選んでも、極細Aピラーによる、気持ちのよい視界が手に入る。この視界は、新型フィットの最大の魅力だと最初に言っておきたい。
HOME
全長×全幅×全高:3995×1695×1515mm ホイールベース:2530mm
CROSSTAR
全長×全幅×全高:4090×1725×1545mm ホイールベース:2530mm
ルーフレールもついたクロスターは、やはり華やかでカッコいい。アウトドア趣味もなくラフロードを走ることもない人でも、なんとなく「活動的」に見せてくれるし、力強い印象もある。荷物もたくさん積めそうだ(もちろん、トランク容量は変わらないが)。
では、どちらを選ぶか(繰り返すがあくまでも個人的なチョイスとして、である)。パッケージングこそがコンパクトカー開発のキモだと考えると、同じユーティリティ、居住性ならボディサイズは小さい方がいい。全長4090mm、全幅1725mmだって充分にコンパクトだが、ノーマルボディには敵わない。
力強いルックスを演出するのに一役買っている全高の高さは、20mmのスペーサーを噛ませることで成立している。ノーマルボディで最適化されたシャシーに20mmとはいえ、スペーサーを噛ませて同じシャシー性能を発揮させるのは至難の技だ。フィット・クロスターに限らず、スペーサーを使うクロスオーバーは、シャシー性能ではノーマルボディに一歩譲るというのが個人的な見解だ。もちろん、視界の良さ、乗降性の改善といったメリットもあるので、「ちょっと背高」が悪いわけではない。
フィットに関してだと、同じパワートレーン(e:HEV)同士の比較で、段差の乗り越え、石畳路でのNVといった面で、クロスターはノーマルボディにちょっと負けていた。
ということで、ボディはノーマルを選ぶ。(ちなみに、同じ最小回転半径はノーマル(HOME)が4.9m、クロスターが5.0m)
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