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新型日産ルークスがめざしたもの。軽スーパーハイトワゴンのトップを奪うために開発陣が積み上げたテクノロジーとは?

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 荷室の使い勝手も考えており、新型ルークスでは「片手ですべての操作ができる」ようにした(12ページ)。後席シートバックにはそれぞれ2つレバーが付いており、左右別々にリクライニング操作とスライド操作ができる。先代ルークスは荷室側からスライド操作ができなかった。他車は荷室側からスライドできるが、片手ではできない。新型ルークスは軽い力でバックドアを閉じることができるようにしたという。これも実車で確かめておきたいポイントだ。

 大開口のスライドドアを採用したのも新型ルークスの特長だ(13ページ)。「このクルマを企画するときに、女性のチームを作っていろんな議論をしました。その際、間口が広いほうがいいという意見がでました。なぜかというと、寝ているお子さんを起こすことなくそのままチャイルドシートに座らせたいからです」と、実験主担の永井暁氏は説明した。

 Bピラーの前出しはスライドドアの大開口を実現するためだ。新型ルークスのスライドドア開口幅は先代比+95mmの650mmで、クラストップである。足元の幅も394mm(先代比+148mm)確保し、子供を抱いたまま、あるいは荷物を持ったまま乗り降りしやすくなっている。足元の通過スペースが広くなったのは、お年寄りにとってもありがたい。乗り降りのしやすさを助けるため、グリップを大型化したのもポイントだ。

 ルークスはハンズフリーオートドアを採用している(14ページ)。Bピラーの下で足を抜き挿しすると、自動でスライドドアが開く機能だ。新型ではセンサーを2つ付けることにより、足の認識性を高め、誤動作を防ぐと同時に、足を入れれば確実にスライドドアが開くようにしたという。これも、実車で確かめることにしよう。

 前席の着座位置アップについては冒頭で触れたが、新型ルークスのアイポイントの高さはクラストップで、先代ルークスより61mm高く、セレナより少し低い程度だそう(15ページ)。つまり、ミニバンレベルのアイポイントの高さであり、それゆえ、「非常に見晴らしが良く、視界がいいクルマになっている」という。これも、ぜひ実車で確かめてみたい。

 新型ルークスは遮音・吸音にもかなり気を遣い、静粛性を向上させている(17ページ)。デイズで採用した防音対策に、独自の遮音・吸音材を追加。後席の静かさはクラストップだそうで、実際どうなのかが気になる。

 スーパーハイトワゴンは広々とした空間を提供するのと引き換えに、動きが不安定になりがちだ。なぜなら、背が高くなることによって重心高が上がるからだ。とくに、カーブでのロール制御が厳しい(4名乗車した際はなおさらだ)。単純にロールを抑える方向でチューニングすると乗り心地が硬くなってしまう。新型ルークスでは、「カーブでの安定性と振動吸収性をうまく両立させたクルマになっている」(永井氏)という。これもぜひ、実車で確かめておきたいポイントだ。

 ルーフ内蔵のリヤシーリングファンは先代ルークスも装備していたが、新型では小型化し、ルーフトリムと一体化させている(18ページ)。シーリングファンで室内の空気を循環させることにより、後席の冷房効果が飛躍的に高まる。これも、実車で確かめてみたい(確かめるのに最適な季節がやってくる)。オプション設定にはなるが、ロールサンシェードやUSBソケットが選択できるのは、新型ルークスのセールスポイントだ。

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