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【KTM390アドベンチャー海外試乗】 250の車体に400のパワーが楽しい! 小さくても実力はホンモノの冒険マシンだ

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■KTM・390アドベンチャー……759,000円(消費税込み)

アドベンチャー界の「小さな巨人」

弾けるパワーだが低速も扱いやすい

荒れたワインディングで本領発揮

ダートでも予想以上によく走る

■ライポジ&足着き性

KTM 390アドベンチャー ディテール解説

KTM 390アドベンチャー ディテール解説

水冷4スト単気筒DOHC4バルブ373ccエンジンから最高出力32 kW(44ps)/ 9,000 rpm、最大トルク37 Nm / 7,000 rpm発揮。6速ミッションでアンチホッピングクラッチを装備。ちなみにスペックは390DUKEと共通だ。
灯火類はヘッドライトをはじめテールライトやウインカーもすべてLEDタイプを採用することで被視認性アップと軽量化に貢献。コンパクトだが効果的なウインドスクリーンは2段階に高さ調整が可能で、純正オプションパーツとしてハイスクリーンも設定されている。
フロントフォークはWP製APEX 43倒立フォークを採用。フルアジャスタブルタイプで左右のトップ部分にそれぞれ伸び側と圧側の減衰力アジャスターを個別に装備することで、クイックなセッティング変更を可能としている。
ブレンボの小排気量向けブランド「BYBRE」製の4ピストンラジアルキャリパー&φ320mmシングルディスクを採用。リヤは同じく1ピストンタイプ&φ230㎜。ボッシュ製2チャンネルABSを標準装備するなど本格的。
リアサスペンションにはWP製APEX直押し式モノショックを採用。プリロードと伸び側減衰力調整が可能だ。ちなみに前後サスペンションのトラベル量はそれぞれ170mm/177mmとオフロード走行に対応したスペックを確保している。
樹脂カバーの中に内蔵されるフューエルタンクは容量14.5リッター。燃費も抜群で一回の給油で400km以上を走破できる。
シートは前後分割式で快適性とホールド性に優れるデザイン。頑丈な大型グラブバーもリヤキャリアを兼ねた機能的な作りになっている。
純正アクセサリーとしてアクラポビッチ製マフラーも用意され、さらにメリハリのあるサウンドが楽しめる。タイヤはコンチネンタル製のデュアルパーパスタイプ(TKC70)を採用。
左グリップ手元にある十字式の多機能メニュースイッチでディスプレイ画面を操作する方式はシリーズ共通。シンプルで走行中でも使いやすい。
5インチのTFTフルカラーディスプレイには多機能メーターを表示。ABSのオンロードとオフロード。MTC(トラコン)の設定を左手元のスイッチで切り替えることができる。

佐川健太郎(ケニー佐川)

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。

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