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ホンダ レブル250試乗|こいつはスポーツバイク並み!? ちょっと褒めすぎちゃうくらい優秀な乗り味でした。

  • 2020/07/07
  • 佐藤恭央
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2017年にセンセーショナルな復活を飾ったホンダレブル250。近代的なボバースタイルに変貌し、老若男女問わず幅広い層に支持され、カスタムパーツも豊富にリリースされている。今回はそのレブル250(2019年モデル)を試乗し、その魅力に迫っていこう。

REPORT●川越 憲(KAWAGOE Ken)
PHOTO&EDIT●佐藤恭央(SATO Yasuo)
※今回の試乗はモデルチェンジ前の2019年モデルとなります。

レブル500はデザインもポジションも独特な新感覚クルーザーだ。/ホンダ

レーサーレプリカ全盛の80年代中期に忽然と現れたミドルアメリカン・レブル。その名を冠し、スタイルを今風にアレンジされて2...

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φ41サイズの太めのフロントフォークと前後16インチのファットな足周りが見た目&走りのポイントに! レブル500とプラットフォームを共通とし、全体的にナローな雰囲気を醸し出すボディは色気ムンムン!

全方位が絶妙なバランスで仕上げられた現代のアメリカン!

 80年代のバイクブームを経験したライダーなら、「レブル」の名前に懐かしさを感じることだろう。レブル(Rebel)とは直訳すると「反逆」を意味し、初代モデルは今から30年以上前の1985年に発売された。当時はレーサーレプリカブームの真っ最中だったが、気軽に乗れるアメリカンとして、速さ以外に楽しさを求めるライダーから根強い支持を集め、1996年まで発売されたロングセラーモデルとなったのだ。

初代レブル(1985年~1996年)はジャパニーズ・アメリカンを代表する小柄なフォルムが特徴。ロー&ロングな車体に空冷2気筒の223ccエンジンを搭載する。
 そんなレブルが2017年4月にリバイバル! この新世代モデルは2018年、2019年と2年連続で国内軽二輪販売数1位を獲得。それまで安定した人気を誇っていたPCX150を抑えての快挙だったことから驚きも大きかった。とくに、今までバイクに興味がなかった若者から注目を集めたことや、多くのリターンライダーを生み出したことが好調なセールスにつながったのだが、他の国内メーカーに競合となるライバル車両が不在だったこともあるはずだ。
 なぜ今まで再版されなかったのかというと、じつは、北米で2016年まで約30年にわたり現役モデルとして販売され続けてきたことが大きな理由だろう。

アメリカンの域を超越したスポーツ性を発揮!

 初代モデルはハンドルの高いチョッパースタイルに空冷2気筒エンジンを搭載し、まさにアメリカンというデザインだったのに対して、新型は「シンプル&ロー」をコンセプトに、欧米でも人気のボバースタイルを踏襲。エンジンはCBR250Rの水冷単気筒を中低速寄りにリファインし、従来のアメリカンイメージからガラリと印象が変わった現代的なクルーザーとして生まれ変わった。
 ちなみにボバーとは、1930〜40年代にアメリカで流行したダートトラックレースに参加していたバイクをモチーフにしたカスタムのこと。短くカットしたヘアスタイルの「ショートボブ」が語源と言われ、車体やフェンダーが短く、ハンドルは低めで、極力無駄な装備を削ぎ落としたスタイリングが基本だ。

日常の足からツーリングでのワインディングまで活躍!

 そんな新型レブルの注目は、この流行のアメリカンスタイルとともに、スポーツバイクのような乗り味を両立した点にある。そのキモがフロントフォークの構造だ。
 アメリカンらしいフロントのボリューム感やシルエットを表現するためには、一般的にフロントフォークの角度(キャスター角)を寝かせてフロントタイヤを前に出すのがセオリーだ。しかし、そうするとトレール量(ホイールの中心から地面に垂直に引いた地点と、ステアパイプ角から伸びた線を地面まで引いた地点の距離)が長くなり、直進安定性は良くなるメリットに相反して、コーナリングやUターンがしづらく、フロントタイヤの接地感が分かりにくくなりがちに……。レブルはアメリカンらしいフロント周りとスポーツバイク並みのコーナリング特性を両立させるため、キャスター角とステアパイプ角の角度を調整してスポーツバイク並みのトレール量を実現しているのだ。

 今回のレブル250を試乗する前にレブル500に乗ったのだが、アメリカンモデルにもかかわらず、スポーツできるパッケージに唸ったものだ。同じフレームを使用しているため、跨った時点ではさすがに似ているなと思った。しかし、500ではエンジン右側のクランクケースの張り出しが足に当たりがちだったのに対し、250はそれがない点が好印象。500とは重量差が約20kgもあるので取り回しが格段に軽いのもマル! 日常の足として使用するなら断然250だろう。

 走り出してみると低速から十分なトルクがあり、フロントの接地感が普通のスポーツバイクと変わらないことに感心した。500はエンジンの重さもあり、フロントの接地感がしっかりと出ていると思ったのだが、250もスポーツバイクと変わらないハンドリングが楽しめる。ホイールベースが250クラスとしては長いため直進安定性はもちろんいいが、ブレーキングやコーナリング時にもしっかりとフロントのグリップが感じられるのは、スポーツバイクから乗り換えたライダーでも違和感を覚えないはずだ。

気軽に乗れるストリートの相棒! 足着き性や軽い操作感がグッド!

 アメリカンモデルは基本的にフォワードコントロールで、さらにフロントタイヤが細くて前方にオフセットされているからフロントの接地感が希薄なうえ、フロントブレーキがやや甘めに設定されていることも多い。リヤブレーキを主体にコントロールし、コーナーはできるだけゆっくり旋回するのが基本だ。さらに低速走行時にはフロントがふらつきやすいネガも出る。
 一方、ワイドタイヤを装着し、フロントフォークに工夫を凝らしたレブル250は、そんなアメリカン独特の特性を気にする必要は全くない。アメリカンスタイリングながら、コーナーが続く道でもガンガンスピードを上げたくなるようなスポーツバイクと変わらない乗り味を提供してくれるのだ。
 ホイールベースが長めで、ワイドタイヤを履いているためUターンなどの小回りは得意とは言えないが、原付スクーターよりいいのでは!?と思える足着き性の良さや、クラッチ、スロットル、シフト操作が軽いこともあり、日常の足として十分に活躍することは疑いがない。

2020年春にモデルチェンジ! カスタムベースとしてなら旧型狙いもアリ!

仕様変更とともに新たに設定されたのが「レブル250Sエディション」。ボディと同色のライトカウルに加えて、フォークブーツ&カバー、ブラウンのシートなどを標準装備。よりボバースタイルを追求した一台だ。価格は638,000円。
 この新世代レブルシリーズは発売から3年を経て、2020年の春にマイナーチェンジされた(価格は59万9500円)。大きな変更はヘッドライト、ウインカー、テールランプがLED化され、スリッパークラッチの採用、前後サスペンションの仕様変更などだが、エンジンやフレームに変更はない。フォークブーツカバーやキルティングシートが採用されたSエディションも追加され、カスタマイズ色が強くなったが、レブル250/500はアフターパーツも潤沢だし、自分でカスタムする楽しさを追求するなら初期型を探してみるのも一興だ。まだ店頭に並ぶ在庫車もあるだろうし、優良中古車も探しやすいはず。個人的には、カスタマイズベースとしては初期型のほうが希少モデルとなると予想している。

●足つきチェック(ライダー身長182cm)

シート高は690mmと原付スクーターなみで、着座位置のタンクやシートが絞り込まれていることもあって足着き性は抜群に良い。着座位置やステップの位置に対してステアリングのグリップ位置は遠めだが、アメリカンとしてはコンパクトなポジションに収まっている。ステップ位置が、アメリカンとしてはかなり後方にあるから、慣れるまで戸惑う人も多いかも!?

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