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【毎日更新】気持ち良いエンジンの3台を選ぶ(御堀直嗣編):メルセデス・ベンツ S450/マツダ3/ホンダ・アコード 【気持ち良いエンジンならこの3台】メルセデス20年ぶりの直列6気筒はモーターのようなスムーズさ!|御堀直嗣

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あのメルセデスがわざわざ20年ぶりに送り出す直列6気筒だけに、その完成度の高さは並大抵のものではなかった。、電動スーパーチャージャーとターボチャージャー、2つの過給機を組み合わせたマイルドハイブリッドエンジンは、まるでモーターのようにスムーズに加速してみせる。

TEXT●御堀直嗣(MIHORI Naotsugu)

1台目:メルセデス・ベンツ S450【エンジン:M256】

「EVの時代を控えた最後の直列6気筒ガソリンエンジン」

メルセデス・ベンツ S450

エンジン車として印象深いのは、M256と呼ばれる直列6気筒ガソリンエンジンを搭載するメルセデス・ベンツS450である。メルセデス・ベンツとしては20年ぶりの直列6気筒であるという。

このエンジンは、ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター=モーター機能付き発電機)を備えるマイルドハイブリッドで、さらに電動スーパーチャージャーとターボチャージャーという2つの過給機を装備する。

直列6気筒エンジンはもともと振動の少ない滑らかな回転が特徴だが、M256はこれにISGによりエンジンの立ち上がりに力を増した発進の瞬発力と、電動スーパーチャージャーによる加速、そしてターボチャージャーを活かした伸びやかさが加わる。その運転感覚は、あたかもモーターのようである。

「なるほど!」電気自動車(EV)時代の到来を前にした最後の直列6気筒ガソリンエンジンとして、モーター駆動を素直に受け入れられる特性になっているのだと、私は直感した。

M256(S450):直列6気筒ターボ・総排気量2996cc・最高出力367ps(270kW)/5500〜6100rpm・最大トルク500Nm/1600〜4000rpm

2台目:マツダ3 15S【エンジン:P5-VPS|SKYACTIV-G1.5】

「マツダ3を買うなら、1.5Lガソリンエンジン車」

マツダ3 15Sツーリング

マツダは、HCCI(予混合圧縮着火)を実用化するSPCCI(火花点火制御圧縮着火)によるSKYACTIV-Xをマツダ3から搭載し、販売を開始した。しかし、同じマツダ3に搭載されているP5-VPS型と呼ばれる排気量1496ccの直列4気筒ガソリンエンジンが、1.3トンプラスという車両重量のマツダ3を壮快に走らせる。

エンジンとモーターを比べれば、あらゆる性能においてモーターが優れるのであって、SKYACTIV-Xは技術達成として画期的であっても、動力としてはまだ改良の余地を残す。その点、1.5Lのガソリンエンジンは、エンジンの基本に忠実な性能追求により圧縮比13.0を実現し、これは他社でもまだ追いつけない領域であり、なおかつ実用上全く問題ない力量を発揮する。燃費においても、ディーゼルターボとそれほど大きな差はない。

マツダ3を買うなら、1.5Lガソリンエンジン車だと思わせる魅力を備える。

P5-VPS(マツダ3 スポーツバック 15S):直列4気筒・総排気量1496cc・最高出力 111ps(82kW)/6000rpm・最大トルク146Nm/3500rpm

3台目:ホンダ・アコード【エンジン:LFB】

「エンジンが目覚めた時、ホンダ車を選んでよかったと思う」

ホンダ・アコード

ホンダの新型アコードは、2013年に市場導入されたホンダの2モーター式ハイブリッドi-MMDを継承し、その名称をe:HEVと変更した。エンジンは発電の役を果たし、通常はモーター駆動するe:HEVの独自性は、高速での巡行走行の際にガソリンエンジンで走るモードも備えることだ。

新型アコードは、それでも高速走行時にエンジンの存在をほとんど気づかせない静かで滑らかな走りをするが、強い加速を求めると、LFB-H4と呼ばれる直列4気筒ガソリンエンジンが目覚めたように回転を上げる。このときのエンジン音と回転の上昇の様子は、2輪・4輪・汎用をあわせて世界一のエンジンメーカーといわれるホンダならではの、摩擦損失が少ない爽やかな存在感を示すのである。「ホンダ車を選んでよかった」と思わせる瞬間だ。

LFB(アコード):直列4気筒・総排気量1993cc・最高出力 145ps(107kW)/6200rpm・最大トルク175Nm/3500rpm

■選者:御堀直嗣(みほり・なおつぐ)

【近況報告】
乗馬と散歩を続けながら、毎日原稿を執筆しています。原稿を書くことが好きなので苦になりません。外出自粛もあり、CNNやBBCを毎日観て、英語も枯れないよう努めています。

【プロフィール】
1955年生まれ、65歳。30歳になってから執筆の仕事をはじめ、著書は29冊。環境やエネルギーはもとより、福祉車両やクルマ関連事業、経済活動も含め、俯瞰的に執筆中。

『気持ち良いエンジンならこの3台』は毎日更新です!

内燃機関は死なず! 世の中の流れは電動化だが、エンジンも絶えず進化を続けており、気持ちの良いエンジンを搭載したクルマを運転した時の快感は、なんとも言えないものだ。そこで本企画では「気持ち良いエンジンならこの3台」と題して、自動車評論家・業界関係者の方々に現行モデルの中から3台を、毎日選んでいただく。明日の更新もお楽しみに。(モーターファン.jp編集部より)

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