Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. カタログ
  3. スバル|SUBARU
  4. レヴォーグ

スバル新型レヴォーグの新1.8ℓ水平対向4気筒ターボCB18 vs マツダSKYACTIV-X リーン燃焼の新世代エンジンを比べてみる

このエントリーをはてなブックマークに追加
左が新型レヴォーグに搭載されてデビューするスバルの新型1.8ℓ水平対向4気筒ターボ(CB18型)、右がマツダのSKYACTIV-X。

スバルが新型レヴォーグでデビューさせる新世代水平対向エンジン、CB18型1.8ℓ水平対向4気筒ターボは、「リーン燃焼」がひとつの技術ハイライトだ。リーン燃焼を謳うもうひとつの新世代エンジンには、マツダのSKYACTIV-Xエンジンがある。わかっている数値を元に両エンジンを比べてみる(CB18型エンジンの数値は参考値)。

S/Bはまったく同じ

現在、最新鋭ガソリンエンジンと言えば、マツダのSKYACTIV-Xである。スバルは完全新設計の1.8ℓ水平対向4気筒ターボのCB18を投入してきた。この2基のエンジンに共通しているのは、「リーン燃焼」を謳っていることだ。

リーン燃焼の前に、まずエンジンの基本骨格から見てみよう。もちろん、直列4気筒と水平対向4気筒というエンジン形式の違いはある。ところが、まったく同じ数値になる指標もある。

S/B比である。
S/B比とは、ストロークをボアで割った数値で、1ならいわゆる「スクエア」、1より小さい場合は「ショートストローク」、そして1より大きい数値なら「ロングストローク」と言われる。かつては、ショートストローク=高回転型、ロングストローク=トルク重視型などと言われたが、現代のエンジンは効率を重視してロングストローク化するのが最新の手法だ。冷却損失の小ささが、最新エンジンがロングストローク化する理由である。

内燃機関超基礎講座 | ロングストローク型エンジン トルク重視型エンジンの定番 熱損失低減にもメリット

エンジンの話でよく登場する「ロングストローク」と「ショートストローク」。ロングストロークはトルク重視型、ショートスト...

あわせて読みたい

S/B比
CB18型:1.092(ボア80.6mm×ストローク88.0mm)
SKYACTIV-X:1.092(ボア83.5mm×ストローク91.2mm)
と同じ数値になった。

スバルCB18型 エンジン形式:水平対向4気筒DOHCターボ エンジン型式:CB18 排気量:1795cc ボア×ストローク:80.6mm×88.0mm 圧縮比:10.4 最高出力:177ps(130kW)/5200-5600rpm 最大トルク:300Nm/1600-3600rpm 燃料供給:筒内燃料直接噴射(DI) 使用燃料:レギュラー

通常、エンジンの理論空燃比は「14.7」。これを「ストイキ(ストイキオメトリ=stoichiometry)」と呼ぶ。重要比でガソリン1に対して空気14.7で燃やすと完全燃焼するから、理想的な空燃比と言える。これをλ=1と呼ぶ。

新エンジンであるスバルのCB18型は、負荷率約40%かつ2400rpm以下の領域で「λ=2」で燃焼させる。

マツダのSKYACTIV-Xも低/中負荷かつ自着火に適した環境下でリーン燃焼させる。SKYACTIV-Xの場合は「λ=2以上」としている。

SKYACTIV-Xは、リーン燃焼を「SPCCI」と呼ぶ燃焼方式で実現している。
SPCCIとは「火花点火制御圧縮着火」のことで、スパークプラグで火を着けた上で圧縮による自着火をコントロールして燃焼させるという革新的な燃焼方法だ。

マツダSKYACTIV-X、全負荷時にはどんな状態で回っているのか——安藤眞の『テクノロジーのすべて』第42弾

SPCCIが白眉のSKYACTIV-X。低回転高負荷域の燃費率を著しく高める世界初の技術であることはご承知のとおり。では、全負荷域で...

あわせて読みたい
SKYACTIV-X エンジン形式:2.0ℓ直列4気筒DOHCスーパーチャージャー+Mild Hybrid エンジン型式:HF-VPH型 排気量:1997cc ボア×ストローク:83.5mm×91.2mm 圧縮比:15.0 最高出力:180ps(132kW)/6000rpm 最大トルク:224Nm/3000rpm 燃料供給:筒内燃料直接噴射(DI) 使用燃料:プレミアム

スバルのCB18型のリーン燃焼は、マツダとは違うアプローチを採る。薄くて火が着きにくい、着いても燃え広がりにくいリーン燃焼を、自着火ではなくコンベンショナルな方法(点火プラグと直噴インジェクターを可能な限り近づける、燃焼室内のタンブル流の強化など)で実現した。

両者の違いは圧縮比に表れている。SKYACTIV-Xは、ガソリンエンジンで世界最高の16.3(欧州仕様、国内仕様は15.0)。スバルCB型は10.4と「通常の圧縮比」で対応している。燃料はSKYACTIV-Xがハイオクなのに対してCB18はレギュラー対応だ。

おすすめのバックナンバー

ホンダエンジンの技術力は凄い|内燃機関超基礎講座特集

ホンダエンジンの技術力は凄い|内燃機関超基礎講座特集 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

オービスの疑問をスッキリ!!交通取締情報特集

オービスの疑問をスッキリ!!交通取締情報特集 一覧へ

Motor-Fanオリジナル自動車カタログ

自動車カタログTOPへ

Motor-Fan厳選中古車物件情報

中古車TOPへ