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次期日産フェアレディZはどうなる? プロトタイプからわかることとデータから予想してみる。エンジンはVR30DDTTで400psオーバー? 価格はどうなる?

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正面視の比較。全幅は現行型が1845mmに対してプロトタイプは1850mmでほぼ同じ、

まずはボディサイズから。
現行(Z34型)
全長×全幅×全高:4260mm×1845mm×1315mm
ホイールベース:2550mm
車重:1500kg
に対して
フェアレディZ プロトタイプ
全長×全幅×全高:4382mm×1850mm×1310mm

と全長で122mm、全幅で5mm拡大している。ホイールベースは発表されていない。

サイドビューを比べてみる。
これを重ね合わせてみる。

(予想通りだが)ほぼ一致する。少し詳しく見てみよう。

ボディ前半を見ると、Aピラーの角度、ルーフラインはほぼ一致する。新型プロトタイプの方がデザイン処理の関係でノーズが長くなっているのがわかる。ノーズ先端の高さは現行・新型プロトでほぼ変わらない。

ドアのオープニングライン、ドアノブの位置もほぼ同じだ。

ボディ後半は、新型プロトの方がテール部分が下がっていて、これもデザイン処理の関係で少し長くなっている。

ということで、もっとも注目すべき点は、ホイールベースが完全に一致するということ。発表会後のQ&Aセッションでも、田村CEが「ホイールベースは同じ」と述べていた。全長、トレッドなどを考えたときのベストな数値が2550mmだと説明していた。


現行Z34型のパッケージング

つまり、次期型でもプラットフォームはZ33型から使っているFR専用のFMプラットフォームを使うということだ。熟成されたプラットフォームを継続して使うことのメリットもあるはずだ。日産とインフィニティブランドしか使わない(アライアンスを組むルノーと三菱にFRモデルはないので)エンジン縦置きFRのプラットフォームを、この時期に完全新開発するというのは、想像しにくいのも事実だ。

ただし、発表されたのは、あくまでも「プロトタイプ」だから、もしかしたら、新型フェアレディZが次期型新開発FR用プラットフォームで登場する可能性もゼロではない。

エンジンは? やはり3.0ℓV6ツインターボのVR30DDTT型か

VR30DDTT シリンダー配列 V型6気筒 排気量 2997cc 内径×行程 86.0mm×86.0mm 圧縮比 10.3 最高出力 405ps(298kW)/6400rpm 最大トルク 475Nm/1600-5200rpm 給気方式 ターボチャージャー カム配置 DOHC ブロック材 アルミ合金 吸気弁/排気弁数 2/2 バルブ駆動方式 直接駆動 燃料噴射方式 DI VVT/VVL In-Ex/×

エンジンは「V6ツインターボ」としか発表されていない。
日産が現在持っているV6ツインターボは、GT-Rの3.8ℓV6ツインターボのVR38DETTとスカイライン400Rが搭載する3.0ℓV型6気筒DOHCツインターボVR30DDTT型だが、おそらくVR30DDTT型を搭載すると予想する。

パワースペックは
最高出力:405ps
最大トルク:475Nm
で、現行Z34型の3.7ℓV6DOHC(VQ37HR)
最高出力:336ps
最大トルク:365Nm
から大きくパワーアップすることになる。

組み合わせるトランスミッションはどうなるか?現行Z34型フェアレディZとスカイライン400Rはジヤトコ製7速ATを使っているが、次期Zでは、ジヤトコの新開発9速AT(JR913E)を載せてほしい。現行7速ATと全長は変わらず、トランスミッションケースにマグネシウムを採用するなどして軽量化もした新ATだ。レシオカバレッジも9.09と世界最高水準。当然燃費性能も大きくアップするはずだ。

VR30型はVQ型とボアピッチが同じ(108mm)だから、ボアを少し広げる余裕はあるだろう。たとえば、ボアを2.8mm拡大して88.8mmにすれば
ボア88.8mm×ストローク86.0mmで3196ccになる。
北米で「320Z」あるいは「320ZX」という名前になるという可能性もゼロではない。
と思って、「UNITED STATES PATENT AND TRADEMARK OFFICE」でアメリカでの商標登録を調べてみると、
「NISSAN Z」
の登録はある。次期型は、北米ではシンプルに「NISSAN Z」と名乗るのかもしれない。

シャシーが現行型の改良版だとしてもVR30DETT型+新開発9速ATというパワートレーンで登場するなら、次期Zはボディデザインとも相まってかなり新鮮なイメージでデビューできるだろう。

現行Zの6速MTは愛知機械製。

次期Zには、6速MTがラインアップされるとすでに発表されている。
現行フェアレディZの6速MTは、愛知機械製(R31A型)でトルク容量は450Nm。つまり、VR30DDTT型の475Nmは現状では受け止められない。強化型のMTを使うか、MTモデルは最大トルクを450Nmに抑えて(その代わり、最高出力をその分上積みして420ps程度にアップするか)使うか、ということになるのかもしれない。

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