日野自動車、ダカール・ラリー2021に参戦 30回目の挑戦となる
- 2020/09/30
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MotorFan編集部
日野自動車株式会社(以下日野)は、2021年1月3日~15日、サウジアラビアを舞台として開催されるダカール・ラリー2021に、「日野チームスガワラ(代表:菅原照仁氏)」として参戦する。1991年に日本の商用車メーカーとして初めて同ラリーに参戦して以来、脈々と息づくチャレンジングスピリットを胸に、30回目のダカール・ラリーに挑戦する。
初のサウジアラビア開催となった前回のレースで、菅原照仁氏の駆る日野レンジャーはクラス11連覇を達成した。2021年大会参戦車両は、前回のレースで得た学びを車両開発にも反映、様々な改良を加え、更なるタイムの短縮を目指す。
ダカール・ラリーのトラック部門は、排気量が10ℓを超えるモンスタートラックが上位を占めている。日野チームスガワラは「小よく大を制す」をモットーに知恵と技術を駆使して、ライバル勢に果敢に挑戦し互角に戦い続け、自らの持つ記録を塗り替えてきた。今大会でも、長年にわたって蓄積されたノウハウを結集し、「世界一過酷」と言われるラリーに挑戦する。
菅原照仁氏(ドライバー、チーム代表)のコメント
新型コロナウイルスの流行が収まらない中、日野チームスガワラとして再びダカール・ラリーに挑戦できることが決まり、参戦にあたり様々な形で支えて下さった多くの皆様に、改めて感謝申し上げます。コロナ禍で先行き不透明な我慢の日々が続く中で、どんな困難も決して諦めず、ゴールへ向かって進み続けるスピリットが、長きに渡る我々の活動を支えてきた原点であることを再認識し、粛々と準備を進めて参りました。海外テストなど十分な準備が叶わなかった反面、いままで以上に車両熟成やデータ解析に時間を費やすことができ、例年以上にドライバーとして納得のいく車両が仕上がりました。サウジアラビアの変化に富んだ大地を攻略し、30回連続完走をトラック部門総合上位で飾れるよう、チーム一丸となって戦って参ります。是非、ご期待下さい。
ベース車両:日野レンジャー(HINO 500シリーズ)
エンジン型式:A09C-TI(ターボインタークーラー付き)
エンジン形式:ディーゼル4サイクル直列6気筒
排気量:8.866ℓ
最高出力/回転数:750ps/2600rpm
最大トルク/回転数:236kgm/1200rpm
駆動方式:フルタイム4WD
トランスミッション:MT(前進6速・後退1速)
トランスファー:Hi-Loレンジ切替付、センターデフロック付
タイヤ:XS 14.00R20
車両重量:7875kg
全長:6700mm
全幅:2500mm
全高:3000mm
ホイールベース:4170mm
燃料タンク:760ℓ
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