Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. カタログ
  3. 日産|NISSAN
  4. スカイライン

「2.0」は伊達じゃなかった。日産スカイラインGTタイプSP〔ハイブリッド) プロパイロット2.0も燃費も良かった

このエントリーをはてなブックマークに追加

スカイライン・ハイブリッドの身のこなしは、高級セダンそのものだ。ボディサイズが
全長×全幅×全高:4810×1820×1440mm
ホイールベース:2850mm
となかなか堂々たるサイズであることも高級な感じの演出に一役買っている。トヨタ・クラウン(全長×全幅×全高:4910×1800×1455mm
ホイールベース:2920mm)よりも一回り小さいのだが、最小回転半径はクラウンが5.3mなのに対してスカイラインは5.6m(ちなみにマイカーの先代MBW320dは5.4m)と大きい。道路の狭い住宅街などでは少し気を遣った。

インテリアの骨格そのものはやや古めかしいが質感は高い。室内長×幅×高:2000mm×1480mm×1180mm

今回の試乗では高速道路5、郊外路2、市街地3くらいの割合で480km走った。トータルの燃費は13.3km/ℓとなかなか優秀な数字をマークした。
WLTCモード:12.4km/ℓ
 市街地モード9.0km/ℓ
 郊外モード12.3km/ℓ
 高速道路モード14.9km/ℓ

よりも良い燃費となった。燃料はハイオクだが、13.3km/ℓ走るなら(ライバルにもなる輸入車勢はどれもハイオクだから)、充分に競争力はあると感じた。

480km走って燃費は13.3km/ℓだった。
燃料はプレミアム。

少し気になったのは、ステアリングのフィール(というか重さ?)。ご存じの通り、スカイラインにはDAS(ダイレクト・アダプティブ・ステアリング)が採用されている。いわゆる「ステア・バイ・ワイヤー」である。フェイルセーフのために、ステアリングのインテーミディエイトシャフトは存在するのだが、通常はステアリングホイールとステアリングラックは機械的には繋がっていない。だからこそ、ステアリングフィールは自由自在に作り出せるはず。DASが出たばかりのときより、ずっとステアリングフィールは良くなっているけれど、それでも300ps級(400Rに至っては405ps)で車重1800kgオーバーのボディを操るのに、この手応えでいいのかな、と思う。DASはプロパイロット2.0に必須の技術要素なのだが、ステアリングフィールの作り込みはきっととても難しいのだろう。

なにせ、「ハンズオフ」と「ハンズオン」の間を行き来するのだから。

遅い前車に詰まったらハンドルに手を添えてスイッチを押すことで車線変更・追い越しができる。

スカイラインと数日過ごした。条件によってハンドルから手を離せるかどうか、についてはあまり意味がないと思っていた。いわゆる「自動運転へ繋がる技術」も、自動運転のレベル2から一気にレベル4へいくくらいのジャンプアップをしないと、あまり意味はないのではと考えていたが、この数日で、そのメリットを体感できた。

このクルマなら、東京から名古屋、いや大阪までドライブしても、プロパイロット2.0のおかげで疲労は最小限で済むだろう。その分を出かけた先でのビジネスや観光にエネルギーを振り向けられる。それこそが、プロパイロット2.0の真価なんのだと思う(まぁビジネスマンが東京から名古屋までクルマでいかないだろうけど)。

周囲を走るクルマ(バイク)はそのカタチまで表示してくれる。3眼カメラはZF製。
数日間をともにしたスカイラインGTタイプSP(ハイブリッド)。400Rもアリだが、ハイブリッド+プロデュース2.0もアリと考えが変わった。

日産スカイラインGTタイプSP(ハイブリッド)
全長×全幅×全高:4810×1820×1440mm
ホイールベース:2850mm
車重:1860kg
サスペンション:Fダブルウィッシュボーン式 Rマルチリンク式
駆動方式:FR
エンジン
形式:V型6気筒DOHC
型式:VQ35HR
排気量:3498cc
ボア×ストローク:95.5×81.4mm
圧縮比:10.6
最高出力:306ps(225kW)/6800pm
最大トルク:350Nm/5000rpm
燃料:無鉛プレミアム
モーター
型式:HM34型交流同期モーター
最高出力:68ps
最大トルク:290Nm
燃料タンク:70ℓ
燃費:WLTCモード:12.4km/ℓ
 市街地モード9.0km/ℓ
 郊外モード12.3km/ℓ
 高速道路モード14.9km/ℓ
トランスミッション:7速AT
車両本体価格:616万円
試乗車はメーカーop48万7300円(BOSE Performance Seriesサウンドシステム、電動ガラスサンルーフ、特別塗装色)ディーラーop14万1739円(日産オリジナルドライブレコーダー、プレミアムフロアカーペット、ウィンドウ撥水処理)で合計678万9039円

おすすめのバックナンバー

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

Motor-Fanオリジナル自動車カタログ

自動車カタログTOPへ

Motor-Fan厳選中古車物件情報

中古車TOPへ